<置戸講演>
平成18年11月24日
 北見の手前、留辺蕊から約10キロ程度内陸に入ると置戸町。その置戸町にて講演会。どこの
悩みも共通している。「心」に関するケアがとても大切になってくる。事前に手を打つことが組
織としては最優先課題。札幌を早朝に出発し・・・
 

置戸役場その1

置戸役場その2

北見駅

北見の風景

北見1.2度です!

<早朝>

朝の5時半に起床。最近では珍しい早起き。6時半過ぎには自宅を出発し
なければいけない。札幌駅からJRにて移動する。目指すところは置戸町!
オホーツク1号に乗車し、約4時間半かけて留辺蕊(るべしべ)へと向か
う。その留辺蘂で下車し、そこから車で30分弱。置戸へと入る。

留辺蘂では主催者側の課長さんがお出迎え。開口一番「大きいですね」と
のお言葉。こういった時にはお決まり文句で返す。「無駄に大きんです」

道中、置戸についての情報収集。
初めて置戸の地に行くので全く知識が無い。昔は林業で栄えた土地。
現在は3,4千人の町も当時は、1万2千人くらいの人達で賑わっていた
らしい。現在は、玉ねぎを中心にじゃがいも・ビートなどの農業が主な産
業のようだ。置戸にあった鉄道も今春に廃止された。
銀河線が廃止になり、主要都市へはバスでの移動となる。ここで面白いバ
スの話を聞いた。バス停はあるものの、乗車降車は自由に出来るという。
例えば、タクシーみたいに路線道路で手を上げる。停まってくれる。
降りたい時に「降ろして」のトークで降りれる。これってある意味便利!
老人が多いこの町で、自宅付近で降りれるのは有難いことだろう。

でも、そんな中でも悩みは耐えない。若者の流出である。
過疎化が進み、若年層の流出に拍車がかかると、町の存続自体が危うい。
若者の就職先が減っているのがひとつの要因になっているらしい。
こればかりはどうしようもない。
このご時勢、新しいテーマパークを作ってもペイできない。
よって、あるもののを再利用するか廃止するかの世界。
若者が「居たくなる」そんな町にしなくていけない。
それは困難だろうけど、そこで育った人達は「郷土愛」を持ち、自分の損
得じゃなく、生まれ育ったところを愛す気持ちは必要だ・・・。

置戸の町に入り、まずは立派な図書館を視察。
立派な施設だった。置かれている本も充実。これは毎日来ても飽きないと
感じた。町以外からの方々も集まるらしい。活字離れの世の中で、意義あ
る施設だと感じた。その目の前にある線路。廃線となった線路だ。何か寂
しさを感じると共に、時代の動きを感じた瞬間でもあった・・。
町のメインストリートの道端に、あるものが・・・。

融雪庫だ!雪を捨てる場所が道端に無数にあった。珍しい!!!
地下には下水が流れていて、雪をその水が運んでくれる。
時間帯を決められての利用だけど、便利には違いない。
大雪にはならない土地。雪は少ないが、零下20度ぐらいにはなる!
寒さ厳しい土地で、便利なものである。

<講演>

今日は、数十名の方々へ「心の部分」を話す。野球の話を色濃くするので
はなく、自分で感じ、自分で決めるという感覚で話した。
講演でも、授業でも、研修でも、聞く側の姿勢で効果は変わってくる。
本人が欲していれば、大きく変わる。変わりたいと思っていなければ、大
きな変化は望めない。一見無責任なように聞こえるがこれが真理。
変わるきっかけは与えられるが、本当に変わるという決心をするのは自分
でしかない。だから最初に、「あなた次第」という。

90分の時間が短く感じた。

以前北見の講演で参加してくれた方が、今回も参加してくれた。
息子は本州で頑張っている。過去の講演では息子のためにエントモイズム
を聞きにきてくれた方だ!「遠藤さん、本あります?」

はい!持ってきてます(笑)先日出版されたモチ論にサインしお渡し。
お買い上げありがとうございます。置戸まで重い鞄を持ってきた甲斐があ
りました。

<お帰り>

約5時間かけて置戸に来て、最終の便で札幌へと帰る。合計10時間!
宿泊しても良かったんだけど、翌日の予定もあるので日帰りを選択(笑)
移動が過酷だけど、過去、釧路を日帰りしてるし慣れたもの。
帰りは北見からの帰札になった。
北見の街中の気温計は「1.2度」さむっ!
雪は比較的少ないが、かなり気温が下がる地域。
今度は、野球講演で北見に来よう!来年の二月ぐらいかな・・・

お世話になりました!置戸町!!