<アイキッズ親子野球教室>

 
昨年から熱血さんが野球教室を企画。現在の世の中の「ゆがみ」を何とかしようと立ち上がった人。
子供のためにあるべきスポーツが、いつのしか大人のエゴに変わる。自分の立場を守ろうとする人。な
んのために野球を教えているのか?自分に矢印が向いている指導者が多い。悲しい現実だ・・・
 

今日はアイキッズ親子野球教室に参加。講師として三時間行った。
昨年から企画されたこの野球教室。主催された方、お疲れ様です!

あっという間の三時間。今日参加した方々はラッキー!
だって、これからやるべきことが明確になったと思うから。
遠方から前日宿泊した人もいたみたい。お疲れ様です!!!
エントモ塾での手法で行ったこの野球教室。塾生も参加した!2名の塾生ありがとう!
大きなヒントになったはずだ。怒る、どなる・・・ではない指導法。
火を見るより明らか。子供たちは伸び伸びやったほうが間違いなくプラスに。
ほめるのも、気づかせながらほめるというのが大切。闇雲にほめるだけじゃNG!

今日は本当に勉強になった。

ひとりの子供との出会い。
彼は、障害を持っていた。生まれつきの障害。
親御様の話では、野球の結果が出ない時はたまに落ち込むと言う。
今日を迎える前までは悩んだ。どうお話すれば良いのか・・・。悩んだ。

その危惧していたことは会った瞬間に吹っ飛ぶ。
明るい、本当に明るい。そして素敵な笑顔をする。
純白な、そして何の疑いもない笑顔。
彼本人からたくさんの質問を受けた。前向きな質問、そして具体的だ。

悲観的なのは大人だけ!?・・・かもしれない。自分が恥ずかしくなった!

子供は、子供なりに受け止め、そして前を向いている。向こうとしている。
結果を気にしていた彼。でもそうじゃないことを諭す。
結果に目が向くと、誰でもうまくいかない。エントモの自論だ。
やるべき過程に目を向け、そして頑張っている自分にマルをつける。
そうすることにより、セルフイメージがアップし、自信もつく。

何度も何度も表現を変えて、彼に伝わるように話をする。

質問のネタが尽きた彼。
すると、握手を求めてきた。何度も何度も握手を求めてくる。
その握手する力が強い。何か意を決したみたいに強い。

最後に彼はこういった。

「野球続けられますか?」

大丈夫。どんなハンデがあっても、可能性がある限り絶対にできる!
そして、それを決めるのは自分。小学生には酷のようだが実際にそうだ。
自分で切り開いていくしかない。
本人のやる気がある限り、工夫もするし、他で補える。
周囲の助力は必要だ。その助力方法は・・・

温かいプラスの言葉のシャワーだ!

とにかくたくさんの言葉をかけてあげること。
「今できなくても次はできる」「君ならできるよ」「やれる!やれる!」
何度失敗しても、プラスの言葉をかけ続けること。
これが周囲の人間の使命、役割である。

何も本当の成功は、プロ野球選手になることじゃない。
野球を通して、大きな何かを得ることが最大の目的。
人間を一回りも二回りも大きくしてくれるスポーツ。
今度、彼を温かく見守っていきたい。

甲子園でも、足首のない選手が義足にて甲子園で活躍したり、
メジャーでも片手のない投手が活躍している例もある。
周囲は「無理だ」「できっこない」というが、本人の頑張りで奇跡は起きる。
可能性は無限なのだ。未来は自分で切り開くもの。

彼から教わった。心を教わった。
彼の笑顔、そして前向きな姿勢。素晴らしい時間だった。
教えている立場が、逆に教わった。

私の仕事は、「可能性を感じてもらう」のが仕事。
やればできる。本気でやろうと思えば大抵なことはできる。
子供が頑張っている。私達大人も頑張らねば!
みなさん、「考える野球」読んで下さい。大きなヒントは見つかるはずです!

今日の一日に感謝!