<エントモ・アフリカ・ウガンダの旅>
平成19年4月26日 3日目

 初日はあまりの疲労のおかげで爆睡。本日はベースボールクリニックを実施する日。
アフリカの子供たちに果たしてエントモ野球が伝わるのかどうか・・・

 

体が大きい!

部室です

ソフトの女性達

監督と小田島氏

エントモ高地で↓

質問攻め

みんなでニコリ

小田島氏宅前にて

部屋の中

三人でニコッ!
<平成19年4月26日>

小田島さんの朝は早い。いつもは4時半起床の毎日。
エントモが起きたのは6時半過ぎ。もう隣で起きていたと思う。
気を使って、布団の中で過ごしてくれていたような気がする。

起きて朝食まで時間があったので、お土産で持ってきた駒苫DVD。
香田監督のビデオレターなどを二人で観賞。朝からやる気アップ!
小田島さんは思わぬ「お宝」に声が上ずる。
日本一の監督からの「激励」。ウガンダでモティベーションが↑!

朝食をとる。
卵焼きを食したが、卵の黄身が白い。変わった卵だ。
こちらの卵は、白い卵が多いらしい。食文化も興味深々だ。

早めに移動することにした。
今日はチャンボコ大学にて野球クリニック。
到着すると、女性もいる。どうやらソフトボールの子供たちだ。
集まりはイマイチ(ウガンダタイム・笑)だったがスタート。
中学生と高校生を中心に、大人も混じる。

やはりコミュニケーションのスタートはキャッチボール。
万国共通だ。ひとりの選手を引っ張ってやりだす。
英語を話すのは苦手なので、最初はジェスチャーを交える。

伝わっているようだ・・・

徐々に調子に乗ってくる。英語圏なので、なんちゃって英語を使う。
ん?いけてるぞ!あってる間違ってるは二の次。
伝えたいことを、単語を並べてトーク!トーク!
数時間でペラペラ?(外から見ればそう見えていたらしい・笑)

投げること、走ること、打つことを伝えた。
自身の野球塾の指導法でチャレンジ。いける、いける。
少し駒苫の練習も混ぜる。おっと、興味を持ち出している。

「楽しくチャレンジ!」

様々なキャッチボールを披露。子供たちはやりたいと言い出す。
うんうん、こうなればこっちのもんです。エントモペース。
打撃指導の時には、全員に声をかけ、全員に個別にアドバイス。
今後の「目安」が出来たに違いない。

走塁の練習の時、見本をみせてかなり走った。
ん?疲れ方がいつもと違う。そうだ!ここは高地だった。
1200Mの高地で日本にいるように動いていたので息切れした。
恐るべし高地。でも高地だから打球は飛びそうだ。

チームの監督さんも、私に敬意を表してくれた。
私も同じく敬意を表し、子供たちへの熱もヒートアップ。
クリニックのカリキュラムを終え、質問タイム。
凄い勢いで質問がきた。日本の子供たちは引っ込みじあん。
でも
ウガンダの子供たちは、チャンスとばかり積極的だ。
最後に「また来てね」と言われた。約束してと言う。

「See You Again」

さて、予定時間を大幅に過ぎた。熱が入るとノンストップ。
昼食に日本食料理屋さんの、鉄本さんのところへ向かった。
小田島さんが一週間に一度訪れる日本の味。
目の優しい日本の母さんみたいな人が鉄本さん。
美味しい食事を食べてからカンパラ(首都)からジンジャへ移動。
ジンジャは小田島さんが教えているセントノアハイスクールがある。
首都から約80キロ離れている。

ジンジャへの移動はスペシャルタクシーで移動。
基本的にタクシーのメーターは付いていない。料金は交渉である。
小田島さんが、流暢な英語で交渉している。お勉強している。
大体、行きだけで5万シル前後。日本円で3000円程度。
安い。
ガソリンは日本と同じ程度なので高い。
運転手は、「ガソリンが高いので・・」と賃上げ交渉。
レギュラーより、軽油の方が高い!
小田島氏の交渉は面白い「アンビリーバボー」を良く使う・笑


ボロボロの日本車でジンジャまでの一本道を移動する。
一本道は舗装されているが、路肩はガタガタに近い。
ウガンダ人はスピードを出す。とにかく前の車を抜こうとする。
闘牛が目の前に赤い布を出されているようだ。
日本のタクシーでは恐怖感は出ないけど、ここは違う。
途中、雨季なのでスコール並みの雨が降り注ぐ。前が見えない。
けど、運転手はウガンダ人。視力はかなり良いらしい。
難なく運転する姿は勇ましかった。
前の見えない中、80キロの行程は緊張した・・・。

ジンジャの小田島氏の家に到着。
このジンジャには、小田島氏しか日本人はいない。
彼は英語以外は日常では使わない。
小田島氏は日本では「英語の教師」。ナイスです。ペラペラです。
小田島氏の部屋を覗くと、様々な貼り紙が目に付いた。
モティベーションが上がる言葉の数々。大切なことだ。
ウガンダでは「蚊帳」が当たり前になっている。
この地域で蚊に刺されると「マラリア」になることが多い。
蚊帳の中で寝ないと、危険なのだ。小田島氏の部屋にも蚊帳があった。

さて、今宵の食事は、ナイルリゾート近くのレストラン。
エントモはバイク便で移動しレストランへと向かう。
JICA職員はバイク移動は不可。危ないからである。
自分は職員じゃないので、バイクで移動。スリル満点。二人乗りだ!

この日から、近くでサッカー隊員をしている「光くん」が合流。
彼とは最終日まで一緒にいることになる。20台の若者だ。
目の輝きが印象的で、非常にフレンドリーな彼。すぐに打ち解ける!

今日は小田島氏を離れ、中級クラスのホテルに宿泊。
25000シル。日本円にして、1500円。
明日の起床は4時。5時過ぎにはセントノアに集合だ!!!

この時点では、明日の
朝のアクシデントを知る良しもなく・・・
次回、アクシデントからスタートです!!乞うご期待!!!