フェニックス社
Yシャツ会社
侍 柏田社長
素敵な一文字
エントモ聞き入る
二時間もお話
記念に!
考える野球!
帰りの空港にて
ドバイにて
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<平成19年4月30日>
ウガンダのこの時期は雨季。
しかしながら天候の異常はこのウガンダでもあるらしい。
雨が降る時期に降らない。何か世界で良からぬ事が起きてる?
森林伐採や排気ガス汚染、様々な問題は発展途上国でもある。
今日は朝から雨模様。雨季という感じである。
今日はフェニックス社を訪問する。そして帰国する日だ。
フェニックス社は、日本の柏田さんが経営している。
小田島氏がセントノアの学生を訪問させたり、日々アドバイスを
頂いている方だ。「絶対にお会いして帰国して欲しい」との話。
お忙しい中、アポを取ってもらい、今日の日が実現した。
柏田社長は70歳を越えてなおも現役。
会った瞬間、「目の鋭さ」「目の輝き」を感じた。
オーラのある人
柏田さんが話し始める。耳をすませてメモリながらお聞きした。
若い時に鞄に「シャツ」を詰め込んで世界を回っていた。
アフリカにたどり着き、裸の世界に服を着せることを志す。
パイオニアほど難しいものはない。
何もないところからのチャレンジ。熱意と覚悟と思いが交差する!
まず着手したのは、ウガンダ人の人作り。
ビジネスでも教育こそが原点だと唱える。
「時間を守らない」「汚いことが平気」
残念だがこの国のカルチャーだ。
そういった考え方できちっとしたビジネスができるわけがない。
「まっすぐがいい」
例えば、部屋の中に「額」があるとしよう。
それが曲がってない。真っ直ぐにかかっていることが当たり前。
そして自然に気持ちよく感じる。逆なら不快になり気になる。
しかしウガンダ人はそうは思わない。「かかっているからいい」
真っ直ぐである方が良い・・・と思えるかどうかだという。
ここが分かれば生理整頓に繋がる。
カルチャー(文化)を変えることの難しさを感じた。
また時間の概念を変えるために「タイムカード」を導入。
のんびりしている国民性がじゃまをする。
時間通りにする習慣、効率を考える心、トレーニングが始まる。
40年以上も彼らと接し、柏田さんは言う。
「仕事は教えているが、それ以外は彼らから教わっている」
柏田さんから見て日本は「危機的状況」に映るらしい。
「もったいない心」「躾」ともに忘れられているという。
テクノロジーは日本が進んでいるが、最低のことができなくなっ
ている。ほんの少しの人間が地球を悪くしている。
ゲームにも言及してくれた。テレビゲーム、ポータブルゲーム。
商売では・・・でもやりすぎの感があると。
子供たちが人としてマイナスの方向に加速させる機械だ。
発展途上国のウガンダは、過去の戦後復興時代の日本に見える。
「物はないが心は豊か」
子供たちの目を見ると一目瞭然。ウガンダの子供は輝いてる。
日本の子供は理屈っぽく目に輝きがない。
すべての子供たちではないが、多いことは事実。悲しい現実。
柏田さんは小田島さんの行動を「ただならぬ人」と言う。
半年でウガンダの子供たちの固定観念、文化を変えた。
自身の当時の苦労から「考えられないこと」だと言う。
エントモから二人を見ると、共通点が浮かぶ。
柏田さんは、数回のクーデターなので暗殺されそうになる。
日本に非難して政変がおさまればすぐにウガンダに戻る。
「熱意・覚悟・本気」である。
小田島氏も一緒だ。自らが見本となり彼らの心を大きく揺さぶる。
二人とも志人(こころざしの人)である。
柏田さんはクーデターの時に会社を壊された。ウガンダに戻った
ら、な、なんと自宅だけは無傷で残っていた。
不思議に思い、現地人に聞くと・・・
「この家だけは壊させない!この家の人はウガンダの為に命をか
けてやってくれている人だ!!!」
ウガンダ人が暴徒とかしたウガンダ人を制したという逸話がある!
最近ではウガンダ大統領と渡米し、アメリカ大統領に、
「この人は肌は黄色いがウガンダ人だ!」
と紹介されるほどの人だ。
現在は有機綿をウガンダ人に作らせ(ここでウガンダにお金)、
それをウガンダ人で加工し(ウガンダにお金)海外に輸出してる。
外国に頼らないで、ウガンダ人を自立させるために、工夫してやっ
ているのだ。有機で作ったYシャツはアトピーや体に優しい。
最後にその侍に聞いた。「なぜウガンダですか?」
彼は言った「ウガンダ人が好きだから」
一生をウガンダにささげる柏田さん。「生涯現役」だと言う。
侍だ!
約二時間、飛行機の時間ギリギリまでお話をしてくれた。
ウガンダ滞在最終日に素晴らしい話が聞けた。一生の財産だ!
このウガンダの旅。様々なものが心に残った。
今、発展途上国から日本が学ぶ時がきた。
彼らの行動、思想から学ぶのだ。帰国後ある決断をするエントモ。
フェニックス社を出ると外は大雨。スコールなみの強さ。
アフリカのどしゃ降りを最後に経験した。涙雨だ。
さて、午後4時のエミレーツの飛行機でドバイに行き名古屋へ。
約20時間の飛行機の旅が待っている。
小田島さんありがとう。ひかる君ありがとう。
ウガンダで知り合った洲崎所長、その他大勢のJICA隊員。
そして侍、柏田さん。心にスイッチが入りました。
次回、エントモの決断を「番外編」にてお送り致します!!!
乞うご期待!!!
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