<青年塾 洞爺講座>
 

 入塾式を4月に終え、本格的な第一回目の講座が始まった。北海道洞爺湖サミットが決定
し、安倍首相も洞爺へ来ていた。偶然、講座の期間中に。ものものしい警備が引かれながら
総理は洞爺へ来てパフォーマンス。北海道の総力が期待される来年・・・

わが師、上甲塾長

いちごのハウス

アスパラ君たち

仕分けその1

仕分けその2

 衝撃の4月の入塾式。
そこからウガンダに旅立ち、はや1ヶ月。初の北海道講座が洞爺で開催。
前回講座から時間がなく、四苦八苦しながらの事前準備。
この初回講座、どうなることやら・・・

この青年塾、学びはすべて自学自習となる。テーマは決められている。
学び方はそれぞれで考える。カリキュラムを与えられて行う通常の研修
とは大きく異なり、自分次第でどのようにでもなる塾である。

そこで今回の初講座で重くのしかかったのは、ディベートである。
ディベートの「いろは」も知らないのに一度デモを見ただけで挑戦。
お題は「日本国憲法改定、是か非か」である。

お、重い。憲法など学生時代の授業でさらっと聞いた程度の認識。
見識を深めないと全くちんぷんかんぷんになる。ここは事前準備がカギ!
「護憲」側にだったので憲法第九条をトリガーに立論した。
青年塾版ディベートは、こういったルールで行う。

・立論 質問 最終弁論 

これを是側非側に分かれてクロスしながら行う。
エントモは非側のチームリーダー。
原稿を作成したりパフォーマンスを考える。結果は10対0の圧勝!
しかし、内容はイマイチ。ダメだしもされ課題も多く見つかった。
まずは準備不足。ディベートに勝つというよりも時事用語を深めることが
最大の目的。それにしては、上っ面の第九条に固執しすぎた。
次回に向けて大きく飛躍したところだ。
一回目にしては形になったが、何か後味悪い初ディベートだった・・。

その他の講座内容は、掃除研修(トイレ)、食事研修などがあった。
特に食事研修ではハプニング続出!!!
まずは、20人いるのに10分の材料しか勘違いで用意してなかった。
慌てて洞爺で食材を探す。メインは天ぷら。
現地の旬の食材を使い、料理を作る。アスパラを中心に色々揚げた。
主に、野菜を切ったり天ぷらを揚げた。
配膳の仕方も、十二分に気を使い食した。食事ひとつでも大変だ!

朝五時半に起きて、アスパラの収穫を手伝った。
非常に貴重な体験だった。アスパラがどうなるのかも知らなかった。
大地からニョキって出ているアスパラ。細いものから太いものまである。
一日15センチも伸びる時もある。特に雨の日は発育も早いらしい。
現場の大変さに気づく。

命の授業もあった。
最愛の娘を6歳で亡くした鈴木先生の話。事前に本で予習していたが、
「自分だったら」の気持ちに、胸を痛める。
生きれば必ず死ぬ。生きているうちにどう生きるかだ。
命を大切に生き抜く。どう生き抜くか、周囲の命に対して向き合うか。
深いお題なので、次回講座以降も、考えを深めていくことになる。

日本のたしなみ授業もある。
これはエントモの担当だった。ISOであったり礼儀作法などについて
ディスカッションしたりして意識を高める。青年塾版ゴミの分別がある!
10品目に分けて仕分けする。青年塾のこだわりだ。
「後見癖」(振り返り確認する癖)もしっかり行い「不便癖」も実行。
例えば、車じゃなく自転車。アイドリング禁止、階段を使うなど・・。
講座の中だけではなく、普段の行いが問われる「たしなみ」。

事前の準備で一番重かったのは、読書発表である。
「坂の上の雲」の文庫本を2冊読み、発表する。
司馬遼太郎の本は難しい。明治時代の志ある日本人の話。
正岡子規と秋山兄弟の話。素晴らしい明言と志が堪能できる。
でも、その本を読みきるには「時間」がいる。
この時間を捻出する難しさは今の自分には非常に重かった・・。

後は塾長との対話や自分の近況報告、先輩の発表、玄米酵素社長の講演。
内容の濃い二泊三日であった。夜は夜更かしできる状況じゃなかった。

「ばたん、きゅー」

野球の現役時代を思い出す。久々に疲労困憊した。珍しい・・。
しかし得たものは非常に大きかった。この塾は素晴らしい。
毎回大きな気づきを与えられる。自分次第でよりよい時間になる。
次回講座は、あの「夕張」。
今の夕張に何が出来るかが大きなキーワードになる。
次回講座は、7月下旬。二ヶ月。長いようで短い準備期間。
二回目の講座は、完璧を目指して頑張りたい。万事完璧だ!!

大阪来ていただいた上甲塾長!ありがとうございます!
上甲イズム、松下イズムを学べました。
また、一緒に苦労した仲間にお礼を言いたい!

ありがとう!