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平成16年4月24日 @ 北海学園大学 vs 苫小牧駒澤大学


本日は、平成16年4月24日。札幌で、北海学園大学と苫小牧駒澤大学の試合を観戦した。

ダブルヘッダーでの対戦となったが、途中雪もちらつき、野球をするには過酷な条件だった。北海学園は、一緒にNTTでプレーしていた「高谷選手」がコーチとして今年から頑張っており、小林正志監督(NTT)と一緒に常勝軍団を築いているというところでしょうか。一方、駒苫大は、元拓銀の大滝監督とコーチでいる山下君(元拓銀戦士)で、これまた苫小牧旋風を巻き起こそうとしてるチーム。両チームは地区連盟が違うものの、北海道を代表するチームです。

さて、試合です。

駒苫大の先発は、昨年高校野球で注目していた札幌日大出身の早瀬投手。左腕から繰り出すキレのある変化球を武器に、打たれましたが大器の片鱗を感じさせてくれました。一方、北海学園の投手は右投手(名前忘れました)。ストレートと変化球を織り交ぜての熱投。

この試合で目立ったのは、「捕手」。気になったのは、細かいことだが内野ゴロ時の捕手のカバーリング。なんとなく形式的に動いてるようにしか見れず、投げる選手と一塁手の一直線上に入ろうとする意図がなかった。俺が選手の時は、内野ゴロが多い試合だと非常に疲れた。一直線上に入ろうとすると、全力ダッシュでなければそのポジションまでいけない。重労働である。しかし、いつ起こるか分からない事について全力で行うことの意味を十分理解し、これからの若い選手もやっていって欲しい。

高校野球でもよく見られる光景だが、捕手が後逸するのはよく見かける。基本があって、その動作が間に合わず後逸するのならば、意図は感じられるが、実際には顎があがったり、ミットだけで処理しようとしたりが多い。

配球に関しても一緒である。NTT時代は、若い捕手に対しては一球一球の考え・意図を問い、一球に対しての根拠を求めた。この積み重ねがよいバッテリー作りに繋がる。

しかし、後ろから観戦してると全く意図が感じ取れない。相手がいて、自チーム投手がいて、場面を想定して決める。ストライクが入らない・・・だけではなく、結果でなく「過程」「考え方」を重視して欲しい。次回期待だ!


A 北海学園札幌高校 vs 札幌真栄高校


別球場にて、北海学園札幌高校VS真栄高校の試合も一瞬であるが観戦。

2アウト2・3塁でレフト前ヒット。レフトはホームにダイレクト送球し(山なり)、打者走者を楽々二塁に進塁させてしまう。捕手は、もう間に合わないのに無理をして二塁に送球。暴投になり三塁走者が生還。最悪パターン。
ここで考えるのは、状況判断である。捕手が山なりの送球を判断よく前で捕球していれば、二塁は楽々アウト。しかし、送球を取ってから打者走者の動きに気付き、焦って投げて失敗。状況判断と洞察力があれば防げたミスである。状況は違うが、最近の鵡川高校の甲子園での試合でも同じだ。鵡川関係者は「勝負のアヤで負けた」と口を揃えた。

そうだろうか?

少なくとも、そういった感覚が普段からあれば、絶対に防げたミスである。

目に見えない所に時間を割く

大切なことではなかろうか・・・