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平成16年5月1日 北海高校 vs 駒澤大学附属苫小牧高校


本日は、平成16年5月1日。札幌で、北海高校VS駒大苫小牧高校の練習試合を観戦した。
気温は15℃弱というところで、観戦者にとっては肌寒かった。

今夏の全道大会でぶつかると思われる顔合わせで、非常に楽しみにしていた一戦である。
試合前に、北海高校の杉本校長と雑談し、自分の高校当時を思い出す。
杉本さんは、当時北海高校の野球部長の職にあられて、顔見知りの仲。
変らず、情熱あふれる方で、野球に対しての思い入れもいまだ健在というところか。
試合だが、北海高校エース瀬川君が登板。
予想通りキレのあるカーブを武器に、評判通りの投球。
一方、駒澤も右投手の小気味良い投球で、投手戦となった。
(アナウンスがなかったので、名前が分からず・・)
北海の2番手以降の右投手、「石村・斎藤投手(?)」が将来性をにおわせた。
両チームとも、試合中は全力疾走で指導者の指導が行き渡っている様子。
さすが北海道トップレベルの高校の振舞いである。
打者で目立ったのは、駒澤は主将でファーストを守っている左打者。
非常にシャープな振りで、主将としての声出しも立派であった。
北海の打者で気になったのは、左で四番を打ってた「たけむら君」。
足も速く、好打者たる匂いを醸し出していた。


以前、元近鉄の栗橋さん(往年の長距離左打者)とお会いしたときのお言葉。
「近年の左打者は、当て逃げみたいな打者がほとんどで、左の大砲がいない。是非、そういったこだわりの左打者を育成してほしい」
両チームの左打者は、そういった大器になる素質を十分兼ね備えているので、両チームの良き指導者の指導を仰ぎ、大成して欲しいものだ。


試合を観戦して、大きく気になったのは、プレーより「姿勢」であった。
駒澤のイニング間の控え選手の動き、そしてベンチ選手の、試合に出てる選手への的確なアドバイス。これは、野球を知らないとなかなか出来ないことである。
また、いつも試合を観戦する時に捕手の動きや考え方に注目する。
両チームともインコースへの配球が少なすぎた。意図あって少なくしているのであれば納得するが、普通に戦っていたのなら今後工夫が必要とみた。
左右投手共に、捕手から見て「左側」のベースの角を上手く使わないと、レベルが高くなっていくにつれ、抑えるのは難しくなる。
試合以外の練習時に、多めに時間を割いて、そのコースを練習して欲しい。

次回このカードは円山球場で見たいものだ・・・。