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平成16年5月15日 NTT北海道 vs JR北海道


本日は、平成16年5月15日。久々にNTT北海道の野球を観戦しにいった。
相手のJR北海道は、北海道の企業チームで、積極的に選手補強し力をつけている。

NTTの先発投手はエース森広。ブルペンから見たが、中々キレのある球を投げている。初回、NTTは2OUT1、2塁からDH釜萢がセンターオーバーの2点タイムリーで先制。その後、JRの星野投手は、NTT打線をMAX141キロのストレートをキレのあるスライダーでなんとか要所をしめていく。森広投手も本調子でないものの、粘りの投球で踏ん張っていたが、3回に死球をきっかけに連打をくらい4失点。満塁でセンター前に弾き返されたが、何ともないピッチャーゴロ。投手のフィルディングも非常に大切ということを、再度実感。

死球というものは、打者にとっては体の「痛み」はあるものの、守る側はそれ以上の「痛み」を感じる。特にレベルが高くなってくると、何の気なしの死球がそれ以降の投球に変化を与える。NTTはその後、松尾が初球の抜けたカーブを簡単によけて0-1のカウント。その後凡退。

「げんこつものである!」

次打者主将の柿原が粘って、インコースのストレートで死球をもらった。ナイス自己犠牲。死球の相手に与える影響を熟知していれば、簡単によけるであろうか?甘さを感じる。練習試合といえども、本番を見据えるならば、相手の嫌がることを積み重ねないといけない。必死さがない。結果を求めるようと必死になるのは、この時期反対であるが、本番の為に必死に餌をまくのは、今するべき事の第一目的になると思う。

試合に戻ろう。3回にNTTは4失点した後、攻撃を注視したが、先頭の野々村が見逃し3球三振・・・。相手からすると、得点した次の守りは、非常に「点をやれない」気持ちから、逆に失点してしまう事が結構多い。そのプレッシャーがあるのに、先頭が簡単に見送り。試合の流れは相手に行ったままだ。中盤、NTTは1点返し、3-4で最終回へ。先頭西尾がレフトにヒット、安宅が送って1OUT2塁。柿原三遊間に渋く転がし、1OUT1.3塁。ベテラン船尾に好機到来。ここで、船尾は死球で満塁にしてしまう。後続たたれて結局3-4で終戦。この場面、船尾が試合を決めるべきであった。言ってる事に矛盾を感じる人はいると思うが、NTTの打線は、決める人が決めなくては得点できない。昔の、NTT打線であれば、船尾が繋げば誰かが決めてくれた。しかし、今は違う。同じ負けにしても、チームの納得性からすると、「俺なら」繋ぐより打て!である。

「相手の嫌がる事をせよ」

これが、遠藤的野球論の根本であるが、相手立場になれば、船尾が歩いたことで「ラッキー」と思った選手は沢山いるはず。そう思われた時点で、劣勢なのである。

今日全体的に感じたのは、JR打線の積極性である。初球・もしくは、ファーストストライクの球をしっかりと振りきっていた。また結果にも繋がっていた。もし、自分が捕手であるならば「脅威」である。初球は投手心理から甘くなる傾向があるとの話は、講演時に必ずふれるが、コースが厳しいのなら手を出さない打者が多い。バッテリーからすると楽である。良い打ち方であれば、コース厳しければファールになる。捕手は打ってきたことによって配球を考える。もしくは最初に考えていた配球を変えていく。ノーアクションなら自分たちのリズムで予定通り決行。「打ちにいく」という行為は、次の球への影響は大である。NTTは中盤、好機に四球後簡単に相手バッテリーに、見逃してストライクを与える・・・。
最終的なスコアは3-4であったが、試合の内容は力に大差が感じられた。
JRは若いから積極的?積極的って年齢?

都市対抗予選までひと月程度。これから技術の飛躍的向上は皆無。選手ひとりひとりが、どうすれば相手が嫌がるか考え、それに徹すれば全国大会が見えてくる。今のようにただ「調子」に頼っている野球をするのであれば、ノーチャンスだ・・・。酷評ばかり続いたが、社会人レベルでは当然のこと。
最後に、目立ったのは、「DH釜萢」。結果云々よりも、打ちにいく姿勢や、スイング軌道を見ると今年は活躍しそう。船尾選手も、積極的な走塁もみられ健在。ホームでの船尾選手のクロスプレー・・・、ありゃセーフだわ。審判のレベルの向上も北海道的には必要。NTT北海道選手よ、今年こそは全国大会に!