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本日は、平成16年5月26日。岩見沢にて、岩見沢西高校VS岩見沢農業高校の試合を観戦した。冬に、荒木監督はじめ岩見沢西高校ナインが多数俺の講演に参加してくれているチーム。監督さんと冬にグランドに伺う約束をしていたものの、この時期まで参加が遅くなり恐縮・・・。 |
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岩見沢西は、小林・大川両投手をそろえ、粘り強く諦めない野球が信条。このゲームも、初回エラーから2失点するものの、5回まで小林君が踏ん張る展開。続く大川君は、ピンチは招くものの粘り強く要所をしめる。打線は、4回4番小林君のライトオーバー2塁打でチャンスを広げ、1点を返す。その後、相手投手の踏ん張りもあり、僅差で敗退となった。
農業と比べ、選手個々の能力は、若干だが劣るものの、野球の「質」は数段上とみた。試合での振るまい・行動、どれをとってもさすが春の地区予選で駒大岩見沢に善戦したのが分かる。
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練習試合とは、結果ではなく内容である。サードの岩崎君が、中盤エラーをしたが、その後に注目した。彼は、下を向くことなく、声を出しつづけ立派な振舞い。誰にでもミスはあるし、野球にはつきもの。しかし、失策後の行動が野球人の真価が問われるとこ。岩見沢農業の選手で、ショートを守っていた「いがわ」君は、2チームの中で個人技が光っていた。強肩とバッティングは、なかなかのもの。しかし技術以外に大切な事もあるので、その辺は勉強するべき。
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さて、試合後、岩見沢西グランドにて数時間であるが、技術指導する機会を与えられた。ティバッティングが中心の指導となったが、一人一人じっくり声をかけることが出来、個人的に満足。選手も、ちょっと違った視線で打撃に関して思うところがあったに違いない。是非、今後の野球人生において、何かのヒントとなれば有難い。 |
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暗くなり、帰る頃に感心する出来事が・・・。選手の一人が、監督との野球日誌みたいなものを監督室に取りに来た。監督が「よし、忘れないうちに書こう」との指示ではなく、選手が「今日、書きたいので・・」とのことで自主的にノートを取りに来た。このチームの野球に対する選手の姿勢を垣間見た。
講演でも冒頭に話すが、記憶というものは意外に長持ちせず曖昧だ。何かに書きとめておけば、その後またそれを見ることによって思い出す。反復が出来る。少しでも何かを自分なりに吸収しようとする姿に、「来て良かった」と再度痛感した。
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実際に野球を観戦する時や、指導する機会がある時には、マイ手帳を離さない。いつ何時野球に対する「ヒント」が思い浮かぶが分からない。その時々でメモしなくては、忘れてしまう。笑い話だが、枕元にも手帳は置いておく。寝床でもひらめきや、色々なことが思い浮かぶ。
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