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平成16年7月9日 @ サンワード貿易 vs 室蘭シャークス





SWエース神田投手

室蘭左腕 武田投手

独特な新日鉄マーチ

主軸の室蘭 黒木

SW14安打で4得点・・・





MAX146キロ 加納投手
本日は、平成16年7月9日。
札幌円山球場にて、社会人都市対抗北海道予選決勝リーグ、サンワード貿易 VS 室蘭シャークスを観戦。
朝から雨が降り続き、雨の都市対抗は珍しい。昨年の予選は札幌ドーム。
ドームは社会人が使用する場合、照明が暗い。プロ野球時の照明に比べ明かに暗い。馬鹿にしている。
円山は天候に左右されるが、スタンドの作りも観客にとっては見やすい。円山大歓迎だ。
東京ドーム・大阪ドーム・札幌ドーム、三箇所で実際にプレーしたが、札幌は一番選手にとってやりづらい。
さて、試合の方は、サンワードは不動のエース左腕神田投手。室蘭も同じく左腕の武田投手。
2回まで膠着状態だったが、武田投手の状態が思わしくない。腕の振りも悪く、初めて見る悪さ。
しかし、不安定な投球も要所で低めに制球し、大崩しない。さすがベテラン。
試合は、3回裏動いた。
先頭井上がヒット。続く2番野口がすかさず送る。須藤がうまい死球をもらい、高梨内野安打。
1アウト満塁。5番岡部が、1・2塁間にゴロを放ちその間に3塁Rホームイン。先制。
室蘭としては、先に先制したいゲームプランであったと思うが、痛い失点。
この1点は、須藤が逃げないで死球をもらい、武田を動揺させた。須藤が一枚上手。
室蘭捕手の原は、序盤から投手に返球する球にばらつきがある。武田も気にしてる様子。
捕手は、投手にいかに気持ちよく投げさせるかが大切で、細かい事だが送球も大切。
5回裏、サンワードの攻撃。1アウトから須藤がヒットで出塁。
打席には右打者の元ヤクルト高梨。近めの球を引っ張って三遊間ヒット。
ランナーがスタート切っていたので、ランエンドヒットの形に。
室蘭のショート桜井は、ランナーにつられてベースに入ってしまった。
入らなければ正面のダブルプレーで終わっていた。
武田はコントロールミスの少ない投手。
その投手がインコースを狙えば三遊間方向への確率が高くなる。
セカンド・ショートは事前に捕手の球種・コースを確認して、ランナーがスタートした時の
入る選手を事前に決めておかないといけない。その行為をしっかりしてれば防げたピンチ。
その後、左打者岡部が、ショートに強いゴロを打ちショート後逸。
続く船間が甘くなった内の球を、しぶく三遊間に運ぶ、3−0。
6回表、室蘭にチャンスが訪れる。
8番原が、センターライナーを放つ。センター船間が落球。0アウト2塁。
室蘭はその後が悪い。神田が投げていて、3点差なので打ってチャンスを広げたいところ。
打者に自由に打たせる作戦となったが、9番白川は引っ掛けてサードゴロ。ゲンコツもの。
左投手対右打者で0アウト2塁。右方向に転がし、間を抜ければ御の字の意識が普通。
監督の指示がないのなら、自分で考えて行動するのが社会人野球。意識が甘い。
続く1番桜井もショートゴロで2塁Rは動けずに無得点。勿体無い。
6回裏、1アウトからサンワード出塁。その後、捕手の原は投手に返す送球で暴投。やっぱりやった。
楽々、2塁へ進塁させてしまう。社会人時代、こんなプレーは見た事がない。
何回もそういった送球をしていて、そしてランナーがいる時に暴投・・・。考えられない。
その後、簡単に野口にタイムリー。サンワードは相手のミスを見逃さない。
武田も切れてしまい、岡崎投手にスイッチするがアップアップの投球。
7回サンワードは0アウト1・3塁で、初球、打者がスクイズの構えをして2盗成功。
良くあるプレーだが、今年尚志学園高校から入団したばかりの捕手にとってはびっくり。
自分達が有利になる要素の動きは、どんなことでもするのが社会人。当然だ。
室蘭打線は相変わらず工夫がない。右打者は「ひっかけ」の打球でゴロの山。
神田投手の思うつぼ。スイスイ投げていた。
終盤、ダブルプレーの場面で、室蘭のショートは待って打球を処理し、1塁セーフ。
打者走者は、左打者で足の速い岡部・・・。分かってない。
チャージしての守備が、攻撃のリズムを作ることもある。
挑戦者だった室蘭が、王者感覚でのプレーが目立った。勝つ要素を自分達から捨てている。
サンワード最終回に日本IBMからの移籍の「加納」が投げ、140`台連発。
5−0でゲームセット。
サンワードは、15安打以上打って5得点。効率悪く残塁目立ったが、これが繋がると怖い。
点差以上に力の「差」を感じさせる試合だった。


平成16年7月9日 A NTT北海道 vs JR北海道



緊張の一瞬

JRの部長の話か・・・

NTTブラスバンド

NTT 森広投手

JR 勝田投手



NTT主軸 船尾

森広 ここまで無安打

足の速い 船尾

山内のタイムリーで生還

4番の仕事

終盤粘るJR

NTT数年ぶりの初戦勝利
本日は、平成16年7月9日。
札幌円山球場にて、社会人都市対抗北海道予選決勝リーグ、NTT北海道 VS JR北海道を観戦。
第一試合にサンワード貿易が勝利し、この試合の勝者が、事実上のサンワードへの挑戦権を得る。
NTTは一次予選で、最悪の内容の試合をしてしまい、短期間でどれだけ選手のテンションが上がっているか。
JRは、力はあるが若いチーム。とにかく経験がない。多分今の選手が経験を積んだ頃、結果も伴うだろう。
JR監督は高岡監督。拓銀戦士で野球歴としては申し分ない方。しかしコーチ陣にインパクトがない。
第二試合というのは、第一試合での状況を見てから自分達の試合に入るので
精神的な動きが良くある。「あのチームが負ければ・・・」という観点でどうしても観戦しがちだ。
良い観戦の仕方は、「自分達ならこういうふうに動く・考える」という観戦にしたいが、
どうしても負けて欲しいチームの失敗を意識する。無駄な心の動きだ・・・。
都市対抗となると、社会人特有の「応援合戦」がある。
北海道の5強時代では、応援合戦もすばらしく見応えがあったが、現在はクラブチーム化してる影響か、
昔ほどのダイナミックさはない。しかし、自社を持ち上げる気はないが、NTT応援団は健在!
是非、一度試合に足を運んで、応援も見て欲しい。
NTTは右のエース森広投手。JRは2年目の右サイド勝田投手。
森広は今回の大会は一次予選のチームのふがいなさを胸に、相当の気合で望んでるはず。
初回、140`を計測し、常時130`後半。そしてこの日のMAXは142`だった。
丁寧に投げ分けて、速球で押さずに変化球を上手く使うコンビネーション。
NTTの安宅捕手の出来が、今日の勝敗を左右すると試合前考えていた。
2回表、釜萢がライトにヒット。続く6番高橋がライト前に落とすエンドランを成功させる。
1死1・3塁。ここでルーキーの小林(日本大学−PL学園)が、一塁にゴロ。
その間に得点し、NTTが1点先制。
勝田投手は、確かに良い投手だが、この日は全然腕が振れず、体にキレが感じられない。
明かに「コンデショニングの失敗」。若い選手は良く失敗する。合わせ方が分かっていないからだ。
都市対抗は、一年練習してたった「三日」で真価が問われる。
最高の調整をしなければ、最高のパフォーマンスも望めない。力があるだけに勿体無い。
前回の観戦記に彼の「配球」について触れたが、あれではどんな良い球を持っていても駄目。
詳細はここで述べないが、場面での投球・配球の基礎がないようだ。
肩の強い捕手はJRにいるが、肩だけ。また色々な細かい点の指導が出来ないのもJR。
力があるのに勝てない最大の原因だろう。
3回表、NTTは船尾のセンターオーバーの2塁打でチャンス到来。
送って1死3塁とし、3番野々村。セカンドゴロを打って相手がジャックルしている間に生還。
そして野々村も一塁へ猛然とヘッドスライディング。結果はアウトだったが、NTTの士気が上がる!
2−0NTTリード。
その裏、JRは良い当りを連発するが、名手センター船尾の好守に出塁出来ない。
船尾選手は、一時の「打ったらヒット」の打撃は見られないものの、守備力は健在。
NTTバッテリーは彼に助けられていた。
5回終了。森広要所をしめてノーヒットで折返し。ノーヒット・死球1の完璧な内容。
安宅の好リードも見逃せない!彼はNTT北陸からの移籍選手で苦労人。いいぞ安宅。
JR打線の焦りが出始める。5番打者がセフティで失敗。簡単にアウトをくれる。
次にどちらが1点取るかで、展開は大きく変わる。
6回表、NTTは4番山内がセンターにポテンヒット。その打球をセンターが体に当ててしまい転々とする。
その間に山内は3塁まで進塁。NTT大きなチャンス。
1死3塁で今年期待の持てる釜萢が打席へ。甘い球が来なかった・・・。凡退。
2死から今日の打撃のキーマンだった高橋が、しぶくセンター前タイムリー。3−0とする。
NTTの今日の打線は、サイドスロー攻略の基本を忠実に・・・という感じ。
ここで勝田投手ノックアウト。左のサイド浅倉が登板。
6回裏、2死からJRは森広から初ヒット。観客がどよめく。一番意識していたのは観客か。
7回表、2死から船尾のサードへの当りを三塁手ジャックル。
ベテラン船尾猛然とヘッドスライディング。セーフ。続く廣濱死球でつなぐ。
2アウト1・2塁で浅倉は、野々村に四球。JRは嫌な展開。
案の定、4番山内に渋くレフトに落とされた。次に繋げる意識のNTTは5−0とした。
7回裏、一番苦しい回だ。今まで1安打だけの内容。
講演でも話すが、投手は先が見えてくると、球数での影響以外に精神的な揺れは起こるもの。
奇数回のポイントとなる7回。森広・安宅バッテリーはどう切りぬけるか・・・。
先頭打者をサードゴロに切りぬける。しかし、2死から2塁打される。
その次の打者の内容が悪く、四球とし2死1・2塁。2死ながら終盤でキツイ場面。
左の代打池田登場。タイムリーを打たれる。5−1。
6回までノーヒットだったのに、2死から1本のヒットで投手は変わる。
それまで完璧だったのにである。これが野球。これが都市対抗。
その後、8番下垣をフォークで三振にとった。
バッテリーここにきて一番の配球をした。前半とは違う、ピンチでの配球。
安宅が、無意識でやったのではなく、意図的にあの配球であったなら、「合格」。
自分が捕手なら・・・、の考えでこの場面観戦していたが、まさに同じイメージ。成長した。
8回からJRは星野投手を登板させる。MAX143`。だが、ちょっと荒い。
結局、NTTが5−1で圧勝。大きく前進した。
一次予選の大失態から良く、ここまで選手が調整してきた。
また、NTTはこの試合無失策のディフェンスで評価出来る。
球審にも一言。今日は辛かった。ベースにかすっていないと手が上がらない。
しかし、本来の野球。それでよし。
辛くとも一定ゾーンであればOK。辛いゾーンはJRの「大体」というコントールには不利。
色々な要素が絡み合い、最終的にはNTTに勝利の女神は微笑んだ。
最後に森広。
チェンジアップはカウント別に使い分けるだけではなく、打者のタイプを見て使い分ければ
今より効果的に使える。レベルの高い話になるが、社会人野球はそこまで要求される。
今日は、そこだけが今後の課題として浮かび上がった。
さあ、今日でサンワード・NTTが1勝で並んだ。明日は直接対決。
一次予選でサンワード相手にNTTは、 18−1 の大敗であった。
どういった奇襲をNTTが、どの場面で仕掛けるか・・・。そういった目で明日は観戦したい!