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平成16年8月11日  日大三高 vs PL学園

本日は、平成16年8月11日。札幌より早朝出発し、甲子園に行って観戦。初めての甲子園である。
エントモは、甲子園に昔から無関係であった。しかし、この活動をして初めて足を運ぶ気になり実現した。
到着し、日大三高の投手、浅香君に着目し観戦した。時間的に次の予定(ヤフーBBでのプロ観戦)もあったので、
短時間での観戦となった。


浅香投手は二年生。強打の日大三高が前面に出るなかで、キレのある投球を披露していた!
PL打線に、立ちあがり 
「内」 を上手く混ぜて 「詰まりたくない」 との印象を植え付ける。
ストレートは、確認できた範囲ではMAX 139キロ。横手から繰り出す球で139は上等。
しかし、配球を見るとその勢いのある球で勝負しない。違う球種で勝負している。
イメージを早い回に植え付けることにより、色々なバリエーションが出来る。
東北高校のダルビッシュも同様だ。
彼は、150キロのストレートが武器で、イメージも150キロが先行している。
すると、試合では楽。150キロを見せないで、変化球で三振が取れる。
相手はマシンを150キロに設定して、ひたすらスピードに対応しようと練習する。
しかし、マシンの150キロは、様々な弊害をうむ。
体の開きに繋がり、変化球には対応しきれなくなる。
賢いチームであれば、ダルビッシュ攻略は、変化球(スライダー)打ちの練習を積むだろう。
そんな目線で見るチームはいないと思うが・・・。
しかし、現にダルビッシュの配球をみれば気づく人もいるだろう。

浅香君に戻ろう。
通常のストレートは、130中盤から後半位。120中盤のスライダーがキレている。素晴らしい。
今大会の屈指の右腕、秋田商業150キロ右腕の佐藤投手も見たが、明かに浅香君が上。
理由は、秋田商業VS済美の観戦記で述べる・・・。
一方、PL学園の先発は前田君。なんと1年生投手。
たぶん、巨人の桑田投手の再来って感じでしょう。
前田君は、130後半のストレートと、フォーク、遅いカーブが持ち味。
特に遅いカーブは桑田投手を思わせる曲がり。
この前まで、中学生だったのに、世の中に化け物はいる。
試合では、日大打者に打ちこまれたが、素質十分の投手だ!
日大三が勝利し、次回は駒大苫小牧との対戦。面白い。

最後に・・・
この試合での 
「配球」 を見て思った。

「全国には、賢い捕手がいるなぁ」

ぼそっとつぶやき、神戸にあるオリックスの本拠地のヤフーBBに向かった。