北シニア 大井監督
東シニア 高谷監督
試合前の北ベンチ
逸材 小林君(ショート)
北先発、菊地投手
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本日は、平成16年9月26日。
札幌東区の中沼にある、小鍛冶第二球場にて中学生のクラブチーム(シニアリーグ)を観戦。
北のホームがラウンドである小鍛冶球場は、第一から第三球場まであり、そしてサブグランドもある。
室内練習場まで完備しており、申し分のない施設。
また、監督はNTT北海道のOBの大井監督。このHP上でも紹介しているが、エントモの恩師。
選手達は、幸せな環境で野球をしている。
一方、札幌東は、高谷さんが監督をしておりNTT北海道出身。
高谷さんの今の勤務地は帯広。土日は札幌に来て熱心に子供達に指導する。
野球への情熱、子供への情熱がなければ続かないであろう。頭が自然に下がる想い。
試合の方は、三年生が抜けた二年生同士の対決。
両チームレベルが高い。ワンプレーワンプレーを大切にしている印象。
初回、東のセカンドはダイビングキャッチのナイスプレー。鍛えられている。
一方、北の守備陣はレフト線の2塁打コースを、セカンドで刺殺。ナイスカットプレー。
送りバントも確実に決めており、きっちり野球が運ぶ。
バッティングは両チームやや非力さは否めないものの、高めに浮いた球は逃さない。
全体を見ていると、自信満々の選手、自信なさそうな選手、見ているとはっきりしてくる。
後者は、思いきったプレーが出来ず、マイナス方向にいってしまう。
高校生もそうだが、中学生はもっとその傾向がはっきり出る。
自分に自信を持って「堂々と」振舞うことがいかに大事か教えられる。
素質十分の、北村投手・みね投手(投手として)は、どうかこれからも胸を張って野球をしてほしい!
大きく期待しています!!
両チーム数十人いた中で、一際光っていたのは、北シニア・ショートの小林君。
久々に内野手を見てびっくりした。逸材だ。
彼の打球への合わせ方、そして捕球した後のスローイングまで入る足さばき、ともに高校レベル。
試合は、午前中と午後に分かれて行なわれた。
沢山いる選手を複数出場させ、切磋琢磨していく。選手はもらったチャンスを活かしていく。
人数の多いチームだが、強豪になればなるほど、そういった競争はつきもの。
勝負の世界は、その中で競争に勝ち抜いていったものが、最後に背番号をつける。
しかし、その背番号をもらえなくてもまだ中学生。高校に進めば新たにチャンスは必ずある。
子供・親は、先を見据えながら野球を見つめていって欲しいと思う。
3年生の選手も練習に参加していた。
川村君、山口君、新居君・・・。皆、鋭いスイングをしている。
高校でどういう成長をしていくか楽しみである。
さて、大井監督と色々話をさせてもらったが、北シニアはスピードを重視している。
常に先の塁を狙う走塁。積極的な走塁。
そして、走者を進めるバント。逆に守備の時のバント守備。
中学時代に、基礎的なことをきっちり教えられていると、上の野球にいってもすんなり入れる。
厳しいながらも、礼儀などの「躾」も怠らない。全員行なっている全力疾走が気持ちよい。
近年、北海道の中学シニアは全国レベルである。
新琴似シニア・札幌北シニアなど、全国大会で上位進出する。
駒大苫小牧高校などの活躍も、この中学の層のレベルアップがダイレクトに効いている。
エントモも、高校生を軸として現在活動しているが、少年野球や中学生の野球を今一度、
考えなおすよい機会になった。
大きな根があって、初めて木は大きな葉をつける。
上だけ見てるといつかは枯れてくる。
しっかりと根に栄養をやっていかなくてはいけない。
そう思い、球場を後にした・・・。
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