観戦日記トップへ戻る
平成16年11月04日  エントモ秋のキャンプ巡りの旅(六日目)


所々にある、みかんの木

中垣さんも精力的に指導

高橋捕手の課題練習

キャッチィングの練習

エントモ(左)
島崎コーチ(中)
厚澤コーチ(右)

今日は、投手陣の左腕吉崎投手と、豪腕井場投手のブルペンを見た。
吉崎投手は、春のキャンプで出遅れて一年を通じて実力を出し切れなかった。
しかし、左から繰りおろす癖球は健在で、来期にかける意気込みを感じる。
井場投手は、力感がありパワーピッチィング。
少々のコントロールをカバーするパワーがあるものの、一軍の一線級では
パワー一辺倒では抑えられない。細かい投手としての技術など課題はあると思う。
島崎コーチと共に、クイックなど色々な課題にチャレンジ。

今キャンプはそういったことも視野に入れての向上の場。何かと大変だ。
建山投手も連日の見学となったが、キレがすごい。
上半身の力の抜け具合は、シーズン中の全力より良い球を投げ込んでいる。
投手は、
力が抜けたときに素晴らしい球を投げる。
そんな「コツ」をつかむキャンプでもあるだろう。

本日は、野手のノックを見た。
アマチュアとの違いは、逆シングルの上手さ、そして球際の強さ。
そして、イレギュラーバウンドに対しても反応して捕ってしまう。
特に目立ったのは、23番若手の尾崎選手。
プロでは珍しく、ストッキングを上げた昔風のユニホームも着かた。
今は、実力を溜めているという印象を受けた。

野手、投手とも本日はランニングメニューが多く組まれていた。
鴨川の最後の夜となった本日。
島崎コーチと本日も会食したが、二軍投手コーチの74番厚澤コーチも来た。
本年からコーチになった方だが、パワーを感じる方だ。
良い出会いもこういった遠征ではありがたい。
自分の固定観念を少しでも和らいでくれるひと時だ。
日本ハムのお話を色々聞いて、コーチ間の関係や、選手とコーチの関係について
色々な考えがあることを知る。益々日本ハムが身近に感じられた。

日本ハムのキャンプは長時間やらない。
中垣チーフにも聞いたが、短時間でも疲れ具合はすごいらしい。
ひとつひとつの動作をしっかりしていけば効果は大きい。
その位の内容の濃い練習なのだ。
どこかの球団は、日没までとにかく長時間やっている報道もされているが、
教える側の自己満足であってはいけない。
対効果をしっかり意識・計算しないといけない。

ヒルマン監督のもと、近代野球がいま歩みだしている。
来期、日本ハムがトップの位置にいて札幌の地で日本シリーズを闘って欲しい。
初めてのプロキャンプ観察をしたが、予想以上に得るものはあった。
大変良い経験をさせてもらった。

島崎コーチ、何かとお世話になりました!

こうして、エントモの秋の旅は終わりとなった。
四国から思い起こせば「歩いた」旅でもあった。
とにかく、移動も町を歩きその土地を楽しんだ!
疲れたが、実りのある旅となった。
「かつお醤油」を送ってくれた四国の居酒屋の板前さん・・・。
道後温泉で仲良くなったおじいさん・・・。
鴨川の「とんかつ屋」のよしのさん・・・。
おいしい「お好み焼き屋さん」・・・。
山の上の宿泊ホテルの「アラビアンアート」の方々・・・。

良い出会いをありがとう!