関西 西所投手
慶応 中林投手
慶応 応援団 すごい!
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本日は、平成17年3月24日。
本日の第三試合の慶応VS関西を観戦。
とにかく寒く、そして風が強い。球場内は強風で、ビニール袋が舞っている。
雨も時折強く降っており、風のため真横に降っている最悪のコンディション。
しかし、ここは高校生の聖地、甲子園。
選手は熱くグランドで燃えているだろう。
この試合に入る前に、スタンドを見回すと、慶応高校の応援団に目がとまった。
社会人野球は、応援合戦があるほど応援団は有名だが、慶応応援団もそれを思わせる。
女子のチアガールは、アルプス席前列に陣取り、一列に横に並び応援していた。
その数、30〜50人位か・・。
統制が取れていて、遠くで見ても素晴らしいのが垣間見れた。
たぶん、慶応の中学・高校・大学の出身の方々が45年ぶりの出場ということで、
沢山のOBが集まっていることだろう。
一方、岡山代表の関西高校は、社会人時代岡山遠征で関西高校を訪れたことがある。
懐かしい。この勝負、力が均衡していて好勝負になると戦前予想していた。
関西高校の西所投手は、右腕でサイドスロー。変化球を上手く使う投手だ。
慶応高校の中林投手は、左腕でMAX134`。軟投派だが、時には力でくる。
共に好投手。
3回、時間は午後2時すぎだが、球場全体が暗く、早くも照明が点灯。
目立つのは、慶応の機動力。
とにかく、相手の隙をつく走塁は鍛えられている。
点数を取ったら取り返す展開。
これぞ、シーソーゲーム!
実際にやっている選手、チーム関係者は厳しい展開だが、中立の立場で見ている人に
とっては、申し分ない展開。面白い。
突き放そうと思ったところに、心の隙が生まれ、そして追いつかれる。
心の中の動きが、ダイレクトにプレーに出てくる。
投手は、微妙な心の動きが指先にあらわれる。野球とは心のスポーツ。
9回表、好投していた慶応の中林投手が急にストライクが入らなくなる。
3四球で2死満塁、カウント2−3。絶体絶命。
しかし、3飛で最大のピンチをしのぐ。開き直りがよい方向にでた。
そして、9回裏、観客の声援に背中を押され、一気にサヨナラ勝ちをおさめた。
この試合で、印象的だったのは観客。
観客の想いが、グランドに降りてきて、そして選手に伝わってくる。
一体となっての応援は、関西高校も含め、こんなにすごいものかと感心。
サッカーで「サポーター」という表現で観客は12人目の戦士と言われているが
まさにその通り!野球って素晴らしいと思った瞬間でもあった。
甲子園。
選手、観客共に成長させてくれる最高の舞台。
まだまだ甲子園は始まったばかり。この先どんなドラマが待っているのか・・。
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