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平成17年6月12日    札幌ホーネッツ VS 小樽野球協会 <社会人硬式野球>


本日は、平成17年6月12日。

札幌から車で約50分。
札幌に隣町「小樽市」にて社会人硬式野球の練習試合が行なわれた。
この日の天候は「雨」の予報。
桜ヶ丘球場は両翼90M、バックスクリーンは110程度か。とにかく狭い。
エントモが現役時代、小樽で数回試合を行なったが選手にしてみれば「おいしい球場」。

札幌ホーネッツは、数年前全国制覇しクラブチームの頂点に立つ。
今年の目標は、北海道の強豪チームを切り崩し、東京ドームで暴れたいに違いない。
しっかりとした目標は、個々人のやるべきことを見出してくれる。
積み上げ方式では、なかなかモティベーションも上がってこない。
選手の駒は揃っているホーネッツ。かみ合えば可能性は十分ある。

「弱者の闘い」

を考え、そして鉄の意思で望めば道は開ける。

「ちょっと難しいかな」「もっと力をつけてから」

この考え方ではハードルは越えられない。
いかにして全員で信じ、そして「勝つ方法」を見出せるか。これに尽きる。
6月中旬から始まる都市対抗北海道予選は見物だ。

今日の札幌の先発は澤田投手。140`を超える速球と多種にわたる変化球が武器。
小樽は、中盤以降、中井投手が登板。速球とフォークが持ち味。
試合は、初回無死満塁から小樽が外飛で先制。
2回表、2死2Rから門脇選手がタイムリー。渋い、同点。
3回表、同じく2死2Rから三谷選手が、バットを折りながらタイムリー。逆転。
札幌は、エントモ好みの渋い選手がいる。
大野・滝本・門脇、この3名は必死に食らいつく打者。何とかしようと奮闘。
こういった選手がつなぐと勝機が出てくる。

「間合い」

気になった。小樽の投手が、Rいる時に間合いが異常に長い。
意味のない間合い。野手の緊張が緩み、観客を飽きさせる。要見直しだ!
この試合、チェックポイントは多々あった。

・ チャンスで消極的になる打者。
・ バントを一発で決めれない。
・ 試合終盤での1・3塁手のポジショニング。
・ スチールする時の走者の「心」
・ 打者の立ち位置の整備。捕手が怠ることによってのWP。
・ 2−3のカウントでの投手の心理。
・ 配球。


など、両チームの課題点は見えた。
そこを短期間でどうやって潰していくかがポイント。
調子野球ではなく「考える野球」の実践。結果は大きく左右する。

結果は6−6の同点。練習試合なので結果は二の次。いかに次に繋げるかが大切。
やるべきことをしっかりやって大会に望みたいことだろう。
社会人野球の一番のメインイベント『都市対抗』!
何が起きるか分からない。

『決して・決して・決して諦めない』

この気持ちで両チーム夏を闘って欲しい。