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平成17年6月25日    札幌ホーネッツ VS 航空自衛隊千歳


強風でした・・・

札幌 金野選手

まわりは緑と畑・・・

本日は、平成17年6月25日。

栗山にて、社会人野球都市対抗予選を観戦。
1次予選の敗者復活、札幌ホーネッツと自衛隊が対戦。
この球場、とにかく風が強い。周囲に何もなく、あるのは線路のみ。

札幌先発は、左腕荻原投手。昨日からの連投である。
千歳先発は、左腕原口投手。左腕同士の対決となった。

序盤、ちょっとしたミスが失点を招く。
力が均衡していれば、そういったミスが命取り。
「絶対アウトにする」といった気持ちが強くないと、流れに乗れない。
2回までに千歳は5得点。
しかし、札幌からもらった得点という感じ。
札幌3回、四球と内野安打・スチールでチャンスを広げタイムリー、5−2。

札幌打線に元気がない。どちらかというと
消極的な動きが目立つ
少々千歳投手が荒れてはいたが、
球を見ている、見すぎだ。
積極性こそ、最大の武器。

動くことにより、結果はついてくる。
動かないで見ていては、女神が通りすぎる。

中盤、硬直状態となったが、7回2死1・2Rからセカンドトンネル。
札幌が、5−3と詰め寄る。
こうなると札幌が押せ押せの展開。
札幌8回、無死1・2R、絶好のチャンス!

バント失敗、三封。万事休す。

送るところでしっかり送る。
打者は確かに100%バントの場面でプレッシャーはかかるだろう。
しかし、
バントはプレッシャーがかかっている場面でやるからこそ、
相手にひとつアウトを進呈するかわりに、勢いが舞い込む!

シフトをひいてない限り、コースにきっちりやれば問題なし。
たぶん、
バントする前の心構えが出来ていなかったように思える。
結局、無得点。

千歳9回、札幌の失策から、無死1Rで送りバント。
札幌は、「セカンドで殺す!」といった感じではなかった。
どちらかというと、先程の回のダメージを引きずった感じ。
たぶん、
あのプレーが最後の逆転のチャンスだった。
積極的に守備で2封していれば、流れがもう一度来たかもしれない。

チャンスは、自分たちで引き寄せるもの。
待っていても来てはくれない。自分たちで動いて掴み取らないといけない。

結局、9回に千歳が1点とって、6−3で千歳が勝利。

この試合、細かいプレーでの差が出た。
アウトに取れる球をしっかり取れるかどうか、これに尽きる。
時に、ホームラン一発より、バントの方が重要な時もある。
打つ練習に時間を割くが、バントも重要。
認識と練習時のプレッシャーのかけ方で向上できる。

全体的な試合の様子を観察すると、淡々とやっていたのは千歳。
都市対抗って感じがしなかった、残念。必死感が伝わらなかった。
逆に、札幌は必死に何とかしようといった気持ちが伺えた。
それは、選手が出している声、行動などで感じて取れた。

負けたチームは、もう来年への第一歩が始まっている。
敗戦から学ぶことは多い。
学ぼうとしないと、気づかないこともある。
何が悪かったのか?
精神的な部分か、技術的な部分か、コンディショニングの部分か。
考え、そして行動計画を立て、そして忠実に実行していく。
短期間での特効薬など存在しない。
いかに、考えながら反復練習が出来るか。

来年、札幌は大きく成長する、そんな気がする・・・