観戦日記トップへ戻る
平成17年6月27日    札幌旭丘高校 VS 札幌真栄高校


本日は、平成17年6月27日。

夏の高校野球の季節が始まった!3年生は今回の大会で最後である。
約2年一生懸命頑張ってきて、その成果を試合で発揮し「悔いのない」結果を望んでいることだろう。
でも、「結果を残そう」と思った瞬間に、普段通りに出来ずにマイナスの方向に行きやすい。
野球ってそんなもの。
そこを理解し、日々そういった「心の部分」に着目し、揺るぎ無い心を獲得したチームは強い。

「野球は心のゲーム」

心の動きが、選手の動きに現われプレーに出る。
抑えなければと投手が思えば微妙に指先が乱れ、打者が打たなければと思えば力んでバットが出ない。
面白いものである。だから野球は面白い。
こういった「心の部分」が野球には大切なことを理解していて、着手するチームは少ない。
着手しないのではなく、着手の仕方が分からないといった方が良いのか。

「技術だけでは結果は望めない」

さて、自宅から高速道路にのり、千歳市民球場に向かった。
千歳市民球場は、社会人時代も何度が試合をしたことがあり、懐かしい球場だ。
いつも、霧が立ち込め雨天が多いこの球場。
自宅を出発する時には、太陽も見えていたし天気予報も「曇り」。
まさか、雨なんて降らないよね・・・
傘を持参しないで一路、千歳まで!

あ、あやしい。雲ゆきが・・・。
小雨が降っている。札幌は晴れていたのに。

初回、真栄は旭丘の四球・失策で無死満塁の絶好のチャンス。
一気に3得点。旭丘はセカンドのダブルプレーなどで、なんとか3点で抑えた。
逆に、旭丘は反撃に出る。
先頭の木下君がファールで粘って四球。その後、送ってタイムリー2発。3−2。
3年生の動き、そしてベンチでの声に「力を出しきる」といったことが感じ取れた。

真栄高校は、3塁コーチャから
積極的な言葉のシャワーを選手に浴びせていた。

「初球から積極的にいけ!」
「お前は絶好調なんだからいけるぞ!」

相手をやじるのも野球だが、こういった自チームの選手にプラス思考の言葉をかけるのは効果的。
素晴らしくチームに対して良い影響を与える。


ううう・・・。
小雨が延々と降りつづける。ズボンがもうびしゃびしゃだ!げ、限界!
千歳の天候をなめたのを後悔。ちっ。
約1時間程度我慢しての観戦。エントモが雨天にコールド負け。情けない。
風邪を引いては困るので、早々に球場を退散。
帰りの車では、ズボンを脱いでバスタオルをかけながら変質者と思われないよう運転。
高速で千歳まで何しにいったのだろう。
アホです。

結果は、旭丘が鮮やかな逆転勝ち。
昨年は、駒大苫小牧が全国制覇した!今年はどんなドラマが待ちうけているのだろうか?
北海道で甲子園で野球が出来るのは「2校」、北と南、1校づつ。
泣いても笑っても、何日かの勝負である。2年やってきて数日で結果が決まる。
沢山の涙がこの数日流されることだろう。
その涙を忘れないで欲しい。皆、流してきた涙なのだから・・・。