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平成17年7月18日   知内高校  VS 函館工業高校


円山から見えるジャンプ台

知内 井上投手

函工 成田投手

知内の大応援団
本日は、平成17年7月18日。

何の日?
そうです。
エントモの誕生日です。27歳になります。嘘です。10歳サバ読み。
さて、高校野球の南北海道地区予選が今日からスタート。
南北海道大会は、昨年代表の駒大苫小牧が本命視されている。
追いかけるは、北海高校や北照高校といった好投手が数枚いる学校だ。

終わってみなければ分からない高校野球。
特に「夏」に関しては、様々なドラマが待ち受ける。
「あと一人」と思えば捕まり、勝ったと思った瞬間に悲劇が訪れる。
面白いものだ・・・。やっている身になれば、たまったものでない。

さて、第一試合は北照高校と札幌篠路高校が激突。
北照高校がコールド発進。万全の体制である。
第二試合目から観戦したが、珍しい函館対決。
1回戦から同じ地区のチームが当るんだ・・・と思いながら席に座る。
聞くところによると、春の大会では函館工業が知内を撃破。
因縁の対決らしい。

知内先攻で試合は始まった。
函工の成田投手は、ちょっと頭が突っ込みすぎる投げ方。
変化球の制球力に難があるように見受けられた。
しかしながら、序盤から力投しテンポ良く投げ込んでいる。
知内の井上投手は、アンダースローから多彩なピッチング。
両チームの捕手に視点を合わせたが、捕手の肩が良い。
大型の捕手で、これからが楽しみな存在だ。

3回表、知内の攻撃。均衡が破られた。
ひとつの死球から始まった。
先頭打者を死球、続く打者を四球。そしてバントを内野安打にしてしまう。
無死満塁。その後、2番大野君をストレートの押出し四球。
明かに動揺している。そして3番岡元君にレフトに痛烈な2塁打。3得点。
投手交代。成田君から背番号1の坂本君にスイッチ。
投げ方が似ている。頭が突っ込み、変化球がすっぽ抜ける投げ方。
その後、タイムリー2発食らうが、そのタイムリー時にホームで2人目を刺す。
2回ホームでタッチアウト。知内攻めきれない。
見ていると、
セカンドランナーのスタートがまずい。
意外に軽視しがちな
セカンドランナーのシャッフルとスタート

「あと1歩はスタートが原因」

なことが多いことも事実。
結局この回5得点。やるようではもっと得点できた。もったいない。

3回裏、反撃のチャンスが函工に訪れる。
セカンド失策から無死1R。バントを試みたが失敗2封。
こういった裏の攻撃でミスが出ると致命的。選手のテンションも上がらない。

函工は、1番打者から4番まで左打者である。
打ち方をみたが、好打者だなぁ・・・って感じ。

知内の井上投手は、
テンポが良い。投げる間隔が非常に短い。
相手に考えさせない投球。これもひとつの方法だ
終盤、送りバントの小飛球を庄司捕手がダイビングキャッチ。エクセレント!

8回表、ピンチに函工は1年生の背番号12の佐々木投手が登板。
ストレートに伸びがあり、今後を期待させる投球スタイル。
初球、満塁での登板だったがストライクを投げ込む。それで良い。
2−3になりレフトにタイムリーを打たれたが、見てて気持ちが良かった。

昼の12時頃から行なわれたこのカード。結局、知内8−3函工、で終戦。
失策が少なく、テンポも良く点差の割りには面白い試合だった。
函館対決。どちらも気持ち的に複雑だったに違いない。
駒大苫小牧と対戦したい!どの高校もそう思っているはず。
一日でも高校野球を長く続けたい。
そう思ってグランドに立つ。
負けたチームの選手は、勝ったチームに「タスキ」を託す。
目には見えないが、しっかりタスキを受け取っているようにも思える。

いつの時代もそんな光景が夏、見られる。
北海道だけではなく、全国各地で行なわれている。

自分の高校時代はどうだったかな・・・