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平成17年8月11日   駒大苫小牧高校  VS 聖心ウルスラ学園高校


五十嵐君のファインプレー

2安打完封の初戦

終了後のベンチ

健闘を称えあう!
本日は、平成17年8月11日。

甲子園のカレーは美味い。

昨年もそうだが、美味いと感じる。
札幌円山球場でもそうだが、野球場で食べるカレーはなぜか美味い。

春の甲子園で屈辱的な敗戦を受けてから数ヶ月。甲子園までに試行錯誤したに違いない。
甲子園の代表になるだけでも、今回は価値がある。まずは、3年連続出場に敬意。

さて、駒大が後攻で始まった試合。
今日はエースナンバー松橋投手が先発。立ち上がりが課題。
心配された立ち上がりだが、MAX146のストレートで3人で仕留める。上々だ。
少々高めにきているが余りある球威。
初回、駒大の攻撃、先頭の林選手が2球目に目の覚めるようなセンターオーバー二塁打!
昨日のバッティング練習でのスイングそのもの!素晴らしい。
辻君が1球で送って、1死3Rを作る。岡山君が2−3まで粘る。
ファーストの失策で先制。

聖心の川野投手は、癖のあるスライダーと、動くストレートが武器。
3回まで駒大打線をヒット2本に抑える好投。立ち上がりとしては最高ではないか。
駒大の松橋投手は3回までパーフェクト。
初回から指にかかった140中盤を投げれることがすごい。
意外に立ち上がりにスピードが出ない速球派投手が多い中、珍しいのでは・・・。

3回裏、駒大はチャンスをいかせず4回聖心、先頭の東君が初ヒット。
そして送ったが無得点に終わった。
逆に駒大はピンチの後の4回裏、先頭4番の本間選手がレフトに二塁打。
青地選手が送りバント失敗で2ストライク後、な、なんと本間君がスタート。
青地君が三遊間に打ってタイムリー。動いて正解。
香田監督の勘がさえる!

5回、駒大が好機。先頭小山君がヒット。林君が送って辻君がセンターにタイムリー。
中盤、下位打線で作ったチャンスを上位打線が返す展開。駒大としては良い展開。

7回、松橋投手が初めて変化球でストライクをとる。しかも、変化球で三振。
自分のリズムを取り戻した。小山捕手が粘り強く変化球を使い続けた。

7回裏、代打鷲谷君が痛烈なレフト前ヒット。ここで代走白岩君。
送ってスコアリングポジションへ。2死3Rで林君を敬遠。珍しい高校野球での敬遠。
次打者の辻君、0−2からセンター前に2点タイムリーヒット!今日三本目のヒット。
着実に追加点を重ねる駒大苫小牧。辻君は、その後スチールを成功。5−0駒苫。

8回裏、一死から青地君が絶妙なセフティバントでヒット。
五十嵐君が送り、セカンドに進塁。
次の試合に向けて、最後の回にあの形を作れたことが大きい。
高野選手も4飛ながら怪我に泣かされた苦労人に目を細めた・・・

結局、駒苫松橋投手がが2安打完封。
課題は多かったが、後半の投球は収穫があった。
この試合、駒苫が勝利し、北海道民は「当然」と思っていることだろう。
しかし、近年の北海道は1つ勝つのも困難な状況だった。
簡単に1勝というが、苦労は相当なもの。その裏の苦労も理解しながら、
この勝利を噛みしめたいところだ!

試合終了時から次戦の戦いが始まっている。
事前の準備こそ、勝利への大きな原動力。また、楽しみがひとつ増えた・・・

最後に、スタンドで観戦していると「エントモさんですか?」と声をかけられた。
HPを見て、何かを感じ取ってくれてご愛顧にしてくれている方々に改めて感謝。