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平成17年8月15日   日大三高校  VS 前橋商業高校


中央席は満席でサイドから
本日は、平成17年8月15日。

勝てばベスト8の試合を甲子園で観戦。
甲子園に到着し、チケットを購入しようとしたら中央席が『満席』!ショック!
お盆時期、そして雨が予測されるので屋根のある中央席に人気が集中。出遅れた・・。

日大三は昨年駒大苫小牧と三回戦で対戦しており、「打」のイメージがある高校。
左腕の大越投手は小柄ながら、こぎみよい投球で三振の山を築く。
スピードが飛び切りあるほうではないが、キレで三振をとれる投手。

先制したのは前橋。
3回、ランナー2塁からしぶいセンター前で得点。
その裏、日大三はエラーから逆転。取った後に取り返す展開。
日大三の大越投手は、ワンバウンドを振らせている。
余程、変化球にキレがあるのだろう。
追い込まれたらマズイとの気持ちから、積極的にいく前橋。
そこへ低めにキレのある変化球。1・2・3のタイミングでいく打者はSRの餌食。
高めに浮かない投球が、打者の目線を下げさせ見極めを難しくする。

4回、5回と日大三は着実に追加点。日大打線は軸足にしっかり体重をかけて打ち出す。
昨年の日大打線も抑え込むのは困難だったが、今年の打線も工夫をしなければ
抑えるのは難しい。

「どうやったら最少失点でいけるかな・・」

の観点で見たが、なかなか良いアイディアが浮かばない。
でも、失点覚悟で見ると、見えないものも見えてくる。面白いものだ。
5回終了6−1、日大三リード。
6回表、グランド整備直後、試合は動く。
無死1・2塁から、4番森田君がレフトに痛烈な2塁打。
その後スクイズで3点返す。6−4で食らいつく前橋。
センター中心に打ち返し、ヒットを重ねる前橋。やろうとしていることが見える打線。

8回、前橋に痛いミス。満塁で併殺を焦って、暴投。9−4としてしまう。
打ち取った瞬間に気が緩み、暴投したように見受けられた。心の動きが指先に。

9回表、前橋の最後のj攻撃。
四球・ヒットで無死1・2塁。最後まで粘る前橋。背番号1の加藤投手にスイッチ。
WPで無死2・3塁にし、タイムリーなどで2得点。
その後、2死満塁、本塁打で逆転まできた。勝っている日大三が負けているような錯覚に陥る。
先程、失策した4番の森田君が打席に。必死に食らいつく姿。
最後は、スライダーを泳ぎながら芯を食わせ、センターに。落ちなかった・・・。

中盤で失策などで失点したのが悔やまれる。僅差の試合ではちょっとしたミスが致命傷に。

雨が降りそうで降らない第一試合。蒸し暑い!