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平成17年11月25日  松下電器 vs 九州三菱自動車
        
本日は、平成17年11月25日。札幌からテレビにて観戦。
ケーブルテレビは便利。生放送で社会人野球日本選手権を見た。

ミラクルで勝ち上がってきた九州。
松下はバッテリーの軸が共にプロに昨年入ってしまい、チーム再建に苦労したことだろう。
今日は、今年松下電器で投手陣の中心を担った山本投手。140キロを超すストレートと落ちる球。
スリーの位置から腕を振り、右打者はインコースの癖球が打ちづらそう・・・。

初回、九州は先頭左打者が二塁打。勢いがあるチームと対戦する時には最新の注意が必要。
バントして3進。ここで踏ん張る山本投手。
2死まで取れたが、次打者で落ちる球を続けて痛打。1失点。

最近高校野球を見る機会が多く、社会人野球は久々だ。
ひとつひとつの動作がレベルが高い。
捕手の動きをみても感じる。
例えば、構える動作をギリギリまで引っ張ったりする。球種漏洩防止の当たり前な動作。
松下の捕手は大卒ルーキー新田捕手。ワンバウンドの捕球もうまい。
野手もスチール時のタッチするスピード、グラブさばき、鍛えられている。

二回、松下は満塁の好機にタイムリー。逆転3−1松下リード。
その後、山本投手が立ち直る。低めに落ちる球を丁寧に投げ込む。
九州は、思い切ったスイングが持ち味。球種に絞って強振している。
なかなか見ごたえのある攻防だ。癖でも分かっているのかな・・・。

九州の投手は左腕平野投手。
130キロ後半のキレのある速球と、変化球をミックス。100キロ台の遅い球も良い。
松下打線は、浮いた球を確実にヒットにしている。打ち損じが少ない。
社会人クラスになると、球の勢いや球速よりも制球・高低が大きな抑える要素になる。
自己満足で思い切って投げても、なかなか自分有利の結果にはならない。

「相手をいかに抑えるか」「工夫」

が必要になる。そういった観点で駆け引きをみると面白い。
ドームでの野球ということもあり、野手の1歩目の動きも違う。
攻める守備をしないと、人工芝で走力が上がっているのでアウトにしづらくなる。

3回、九州は痛い失策。
1死2塁でショートゴロ。送球が一塁に低めに逸れる。一塁手取れなかった。失策。
1死2・3塁のピンチを招く。次打者がサードゴロ。ジャックル、失策!
この2プレー、失策している野手は、球から目を離している。
基本の中の基本であるが、焦る要因があるだけに分からないでもない。
しかし、守備位置などでの調整で、「焦る要素」を少なく出来ると思う。

続く1死1・3塁で、三振、スチールでタッチアウト。ダブルプレー。
両チーム捕手の踏ん張りが目立つ。矢のような送球。
展開が大きく動きそうな時に、勢いを止める守備力。素晴らしい!

中盤から得点差が開き、松下の一方的な試合になった。
途中から登場した投手は、アンダースローで140キロを超える選手などいて見応え十分!

「こういう配球をすれば・・・」
「この場面は・・・」

などの視点で見ていた。打たれだすと、逆にボールが使えなくなり窮地に陥る投手。
打たれる恐怖感から、ボールがハッキリする。
ボールを使おうとすれば、ハッキリとしたボールになる。
ボールを使うじゃなく、意図的球で配球しないといけない。打たれたからボールに、では×。
前後の球の連動性がなくなる。
心の中が手に取るように分かる。そして必然的に乱れていく投手。
社会人のレベルの高い野球でも、メンタルは重要。

松下電器と九州三菱自動車の力の差は見た感じ遜色ない。でも得点差に現われる。
来期は社会人野球にも目を向けて見よう。得るものは多い・・・