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平成18年05月17日  札幌第一高校 vs 立命館慶祥高校
        

第一選手が集まる

第一の阿部投手

途中経過
晴天の札幌、本日の予想気温は26℃。
朝から日差しが強く丸焼きになりそう。久々の野球観戦。
札幌では、駒苫の練習試合を見たものの、その後はご無沙汰。
北海道各地で高校野球が開幕し、熱戦が繰り広げられてる。
今日は、午前中に時間をとって、札幌麻生球場へ観戦にいく。

ある親交のある人が、
「遠藤さん、最近観戦記思いっきり書けないでしょ・・・」

うっ、痛いところつかれた。心中読まれている。
エントモの持ち味は「ズバッと斬る」である。
しかし、思い切って斬れない。北海道以外の方々も見ている観戦記。
ま、辛口に出来る範囲で書いていきます(笑)

今日は、講演を聞いてくれている札幌第一高校の試合を観戦。
どんな野球をするのか楽しみに見に来た。相手は立命館。
朝一なので開始には間に合わず、2回から観戦。もう第一が2点リード。

第一は、背番号10の阿部投手が登板。立命館は左のエース夏見投手。

3回第一、先頭の大和田君がヒットで出塁。
その後のバントシフトを注視した。
ファーストの動きが早い。シフトを引くのは分かるが走られるタイミング。
送りバント成功後、ライト前ヒットで中継が乱れる。
間に入る内野手の姿勢が悪い。
結局ちょっとそれた送球に対応できず打者走者を
二塁まで行かせてしまう。
細かいが、こういったプレーは僅差の勝負では大切。
1死2・3塁でファーストゴロで走者が突っ込み。一塁手が追う。
3本間で挟む。タッチするときに球を弾かれ球は転々とする。2失点。

その後、立命館細かいミスを連発。プレーが軽い。
この回一挙4得点。6−0と第一がリード。

3回立命館の攻撃、2死1・2塁となる。2死からサードゴロ。
サードはセカンド封殺を選択。危ないプレーだ・・・。
通常なら、2死なので野手は最大限に自分の守備範囲を気にして守る。
だから牽制でセカンドがちょこちょこ入っても、投手が投げたら結構戻る。
よって、
2死になればオールファーストが上策
ちょっと見ていて危ないプレーだった。

立命館の打撃を見ると、ちょっとバットに振られている。
構え遅れ、それに伴う振り遅れ。短くコンパクトに振らないと詰まる。
詰まる典型的なスイングを各打者がしていた。夏への大きな課題だろう。

札幌第一は、バント・スクイズを有効に使う。
送りバントは、終盤点差が開いているのに確実に送ってくる。
相手にとっては「嫌らしいな・・・」と思わせる作戦。ふむふむ。

6回第一の攻撃。
0死1・2塁。送りバントの時に立命館は3塁に投げようとする。
間に合わず、一塁に慌てて投げて暴投。1失点。もったいないプレーだ。
誰が指示するのか、結構跳ねたので捕球した選手の判断は?
1塁が空いていて三振。捕手が落としたのにも関わらず1塁に投げない。
周囲に促され、慌てて投げて間一髪アウト。

7回第一の攻撃。
1死2塁で立命館投手は、二塁へ牽制。暴投になる。センターも後逸。
絶対に止めるという気持ちの入ったプレーが見られない。プレーが軽い。
再三のバント守備で、点差は離れているもののセカンドで刺す気持ちがない。
この春の試合は、あくまでも夏を見据えてのもの。
だから結果はいちおはあるものの、内容が問われる試合だ。

結局、8回コールドで10−3で第一の勝ち。
第一も終盤細かいミスが出た。ミスの多い試合だった。残念!!

投手を観察すると、クロスする投手が目立つ。
疲労してくれば腰が切れにくくなる投げ方。制球難の原因だ。
プレートの使い方も端を踏み、内の制球も結構難しそうだ。
クロスが良い方向に行っている投手であればOKだが・・・。
どの投手かの明言は避けるが、修正したほうがいいかな・・と思えた。

第一は、最後の1回にエースの吉村投手が登板。
見た目、140前後の速球を投げているように感じた。
球速以外に
「打たせない」という気持ちが伝わった。
力感のある豪腕タイプだ。

今日の試合、おっと思わせた選手は二名。
第一の最後に登板した吉村投手。
強い打線相手の投球に興味がわいた。
もう一人は、第一の捕手の川村君。
4番を打っていたが結果は出てなかった。
しかし、高めの球の打ち方、反応の仕方が気に入った。面白い。
そんなに大きい選手ではないが、今後面白い選手になりそうだ。