本日は北海道高校野球全道大会の初日。
自宅より地下鉄にて移動し円山球場へと向かう。
地下鉄円山駅を下車し、そこから歩くこと数十分・・・。
普段運動をあまり出来ないので、本日は「動く」ことを目的に移動。
大会初日のこのカードは開会式直後の開幕カードになっている。
昨年、駒苫が唯一負けた相手が白樺学園。主戦の中川投手が素晴らしい。
140キロを超すストレートが武器の好投手。
今日の先発は駒苫対馬投手、白樺中川投手。
ともに右腕の対決。朝から円山は人が入っている。約5000人の観客。
初回駒苫の攻撃、先頭の三木君が倒れた後に今日二番に入った本間直君がH。
次打者の時に、四球だったのに捕手がセカンドに送球し暴投。無駄球・・・
展開は1死1・3塁になってしまった。もったいないミス。
その後、4番本間篤君が痛烈な投手ライナー。走者戻れずにDP。
すごい打球だった。球が潰れたって感じの打球。
2回駒苫、先頭岡川君が二塁打。ここから怒涛の攻撃。
好投手中川投手を連打で得点を重ねる。3得点。白樺は苦しい展開。
中川投手を観察すると、少しインコースの使い方が「?」に思えた。
イニング間の最後の球をふわっと投げる。イニング間の最後の球は大切。
最初の一球を全力腕を振れるかどうかは、事前の準備が大切・・・。
3回駒苫、1死1・3Rで投手がボークの判定。
ここでチクリ・・・。
バックネット裏では大方「?」の判定。スカウトの方々の間でも「?」
もう一言言わせてもらえば、ストライクゾーンも枠が広すぎる。
こういったワイドのゾーンを続けると何が起こるかというと、
北海道が全国で勝てなくなる。
投手の頭は甘く設定されることになり全国のゾーンに対応できなくなる。
打者もボールに手を出すようになり打撃の調子を崩していく。
2個は広い。先をみれば北海道のためにならない。
4回白樺。反撃開始。二死からヒット・四球・ヒットで1得点。
甘めのカーブを6番水澤君がセンターに弾き返した。貴重な一点。
4回駒苫、スイッチオン。
先頭の対馬君がヒットし、三木君がうまいバントヒット。
自由に打たせる香田監督。選手も意図して工夫している。自主性だ。
得点を重ね、1死2・3R、カウント0−3から山口君がファール。
積極的なファールで、案の定、次の球ボール・・・
投手の微妙な心の動きが分かる。
0−3でも楽にストライクを取らせてくれない駒苫。
今年の駒苫は走塁が素晴らしい。過去3年で一番意識が高い。
走塁に不調はない。日々の積極的判断の積み重ねで力はつく。
白樺の二遊間と投手の呼吸がイマイチ。そのスキをつく駒苫。
ちょっと死角が見当たらなくなってきた。
結局、一挙6得点をあげて10−1とする。
6回に1点追加した駒苫が、11−1でコールドゲームとした。
今日の試合で気になった選手は、
駒苫岡川選手。右方向にも打てる好打者。打つポイントが素晴らしい。
白樺は、中川投手。目測で135キロ程度、30前半から中盤くらいか。
インコースの使い方がイマイチだけど、牽制など投げる以外も器用。
スピードじゃなく「アウトにする投球」を心がければ北大会で面白い。
大差で負けはしたが、白樺のきびきびとした動き礼儀など好感を持てた。
きっと、指導されている方々のスタイルが分かるような気がする。
もちろん、駒苫はいつもと変わらぬ姿。素晴らしいです。
点差は開いたけど、選手の動きを見ると清々しい試合だった。
駒苫は大勝の中にも大きな課題点が浮かび上がった。
香田監督はもちろん気づいていることだろう。
田中投手を期待して集まったスカウトの方々。肩透かしを食らった感じ。
でもしょうがないよねチームの事情だし。
駒苫の選手登録を見ると、新しい選手、主力で外れた選手がいる。
層の厚さを垣間見るとともに、誰が出ても遜色ないプレーには驚かされる。
雨天模様・雨の日だった今日の試合。
雨の日ならではの注意事項が野球の世界にはある。内緒。
その注意事項をしっかり事前に頭に入っているかどうかは非常に大切だ!
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