高校野球春の全道大会、二回戦。
久々に円山に登場した北見北斗高校。春の大会は7年ぶりらしい。
久々の円山で、駒苫と対戦。選手は楽しみにしていたに違いない。
見て勉強するよりも、実際にやってみて勉強するのが身になる。
組み合わせが決まった瞬間に、「やった〜」と思ったに違いない。
駒苫は、1回戦鮮やかに白樺高校に勝利。
ちょっとした課題点は見えたものの、素晴らしい打撃を見せつけた。
第一試合だったが、朝からスタンドには平日にも関わらず混んでいた。
入場料金だけで結構な額になる。連盟もウハウハだ。
今日の駒苫の先発は田中投手。
場内アナウンスの時に歓声が上がったほど。「えっ、うそだろ」
二回戦のこの試合に登板するとは皆予想していなかったようだ。
春は、経験や選手レベルアップの時期なので、様々な選手を試す。
夏は連投も辞さないであろうが、見据えているのはもっと先。
初回、先攻の北見がいきなりヒットで出塁。
場内「おっーーーー」と歓声。
西武の松坂の記録を塗り替えている田中投手。
スチールを許してしまい連続三振ながら二死2塁。
4番福田君がライトにヒット!先取点先制。
アウトは全部三振で取ったものの、久々の公式戦登板で1点献上。
立ち上がり、少し変化球が多かった。しかし、2回以降修正してくる。
スカウトのガンは145`を掲示。しかし見た目は速く見えなかった。
調子がよろしくない模様。こういう田中投手が見たかった。
こういった時に、どのように自分で修正するかみもの。
北見先発は秋山投手。立ち上がり三木君を三振にとり踏ん張る。
2回も自チームの失策からピンチを招くが踏ん張った。
前半の2回まで秋山投手を見ると、なかなか工夫している配球。
3回駒苫の攻撃、9番小林君がレフトにヒット。
ここで一番の三木君がバントで小フライ。
ん?走っていない。ここで捕手は落球!三木選手が一塁でアウト。
大チョンボ。ベンチにて香田監督から強く指摘されているに違いない。
可能性のある限り全力でプレーするのが駒苫。
それを怠った。今一度初心に帰る必要がある。
その嫌なムードを断ち切ったのが3番中澤選手。
2死からレフトフライだったが見失ったレフト・・・。
同点。その後、すかさず4番の本間君が特大の2点本塁打。
たたみかける打線はすごい。
この回三木君が退くかな・・・と思いきや守備位置に。
香田監督我慢して経験させている。
秋山投手は、崩れそうで踏ん張る。丁寧に投げている印象。
初回こそ、乱れたものの田中投手は持ち直す。連続三振ショー。
内容は本人も納得いかないに違いない。しかしながら要所を抑える。
コースに投げ分ける意識も中盤から出だし、悪いながらに抑える。
う〜ん、この辺が大崩れしない成長ぶり。
6回5−1で駒苫リードで、田中投手から古一投手にスイッチ。
この古一投手が立ち上がり乱れる。四球・内野安打。
無死1・2塁で、投手前のバントを三塁に暴投。1点献上。
らしくないプレー。投手としては一番やってはいけないプレー。
その後、犠牲フライを打たれ、この回2点目。5−3となる。
なんとか、この回2点で抑えた。8回からは菊池投手が登板。
6人を完璧に打たせてとる。
走塁でちょっと油断が見えた駒苫。
長打の時の走り方、その他課題が見えた。次戦で修正だ。
結果は、7−3で駒苫。9回まで試合をした。
北見は、田中投手から6回で12三振をきしたが良い経験だ。
マシンで見る速い球と実際に見る球は大きく違う。
力に差はあった試合だったけど、素晴らしい試合だった。
大きな失策はなく、しまった試合になった。北見やるね!
駒苫は各打者の打つポイントをちょっと修正する必要があるかな。
1回戦が良かっただけに、少しポイントがずれていたように思える。
でも、4番の本間君。最近の成長には驚かされる。
社会人に今入っても中軸を打てる感じ。
昨年までのムラがほとんどない。
技術的にレベルがアップしている。タイミングの取り方、体重移動。
打つポイントがもう2、3センチ捕手よりになれば手がつけられない。
もう、今から今年の夏が楽しみだ。
北見北斗、ナイスゲームです。
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