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平成18年06月01日  駒大苫小牧高校 vs 北見北斗高校
        

駒苫本間君、特大本塁打

秋山君VS田中君

北見ベンチから応援

おっと危ない!

駒苫ベンチ
高校野球春の全道大会、二回戦。
久々に円山に登場した北見北斗高校。春の大会は7年ぶりらしい。
久々の円山で、駒苫と対戦。選手は楽しみにしていたに違いない。
見て勉強するよりも、実際にやってみて勉強するのが身になる。
組み合わせが決まった瞬間に、「やった〜」と思ったに違いない。

駒苫は、1回戦鮮やかに白樺高校に勝利。
ちょっとした課題点は見えたものの、素晴らしい打撃を見せつけた。
第一試合だったが、朝からスタンドには平日にも関わらず混んでいた。
入場料金だけで結構な額になる。連盟もウハウハだ。

今日の駒苫の先発は田中投手。
場内アナウンスの時に歓声が上がったほど。「えっ、うそだろ」
二回戦のこの試合に登板するとは皆予想していなかったようだ。
春は、経験や選手レベルアップの時期なので、様々な選手を試す。
夏は連投も辞さないであろうが、見据えているのはもっと先。

初回、先攻の北見がいきなりヒットで出塁。
場内「おっーーーー」と歓声。
西武の松坂の記録を塗り替えている田中投手。
スチールを許してしまい連続三振ながら二死2塁。
4番福田君がライトにヒット!先取点先制。
アウトは全部三振で取ったものの、久々の公式戦登板で1点献上。
立ち上がり、少し変化球が多かった。しかし、2回以降修正してくる。
スカウトのガンは145`を掲示。しかし見た目は速く見えなかった。

調子がよろしくない模様。こういう田中投手が見たかった。
こういった時に、
どのように自分で修正するかみもの。

北見先発は秋山投手。立ち上がり三木君を三振にとり踏ん張る。
2回も自チームの失策からピンチを招くが踏ん張った。
前半の2回まで秋山投手を見ると、なかなか
工夫している配球

3回駒苫の攻撃、9番小林君がレフトにヒット。
ここで一番の三木君がバントで小フライ。
ん?走っていない。ここで捕手は落球!三木選手が一塁でアウト。
大チョンボ。ベンチにて香田監督から強く指摘されているに違いない。
可能性のある限り全力でプレーするのが駒苫。
それを怠った。今一度初心に帰る必要がある。
その嫌なムードを断ち切ったのが3番中澤選手。
2死からレフトフライだったが見失ったレフト・・・。
同点。その後、すかさず4番の本間君が特大の2点本塁打。
たたみかける打線はすごい。

この回三木君が退くかな・・・と思いきや守備位置に。
香田監督我慢して経験させている。
秋山投手は、崩れそうで踏ん張る。丁寧に投げている印象。
初回こそ、乱れたものの田中投手は持ち直す。連続三振ショー。
内容は本人も納得いかないに違いない。しかしながら要所を抑える。
コースに投げ分ける意識も中盤から出だし、悪いながらに抑える。
う〜ん、この辺が大崩れしない成長ぶり。

6回5−1で駒苫リードで、田中投手から古一投手にスイッチ。
この古一投手が立ち上がり乱れる。四球・内野安打。
無死1・2塁で、投手前のバントを三塁に暴投。1点献上。
らしくないプレー。投手としては一番やってはいけないプレー。
その後、犠牲フライを打たれ、この回2点目。5−3となる。
なんとか、この回2点で抑えた。8回からは菊池投手が登板。
6人を完璧に打たせてとる。

走塁でちょっと油断が見えた駒苫。
長打の時の走り方、その他課題が見えた。次戦で修正だ。
結果は、7−3で駒苫。9回まで試合をした。
北見は、田中投手から6回で12三振をきしたが良い経験だ。
マシンで見る速い球と実際に見る球は大きく違う。

力に差はあった試合だったけど、素晴らしい試合だった。
大きな失策はなく、しまった試合になった。北見やるね!

駒苫は各打者の
打つポイントをちょっと修正する必要があるかな。
1回戦が良かっただけに、少しポイントがずれていたように思える。
でも、4番の本間君。最近の成長には驚かされる。
社会人に今入っても中軸を打てる感じ。
昨年までのムラがほとんどない。
技術的にレベルがアップしている。タイミングの取り方、体重移動。
打つポイントがもう2、3センチ捕手よりになれば手がつけられない。
もう、今から今年の夏が楽しみだ。

北見北斗、ナイスゲームです。