釧路管内での初めての試合観戦。
JRにて新札幌から三時間半かけて釧路へ到着。
試合開始時間まで余裕があったので、まずはインターネットで場所確認。
釧路効外にある釧路市民球場。意外に駅から遠い。予想外。
地元の人に聞き、路線バスに乗って移動。
その前に腹ごしらえ、釧路特有の細麺のラーメンを食す。うまいね〜。
かねてより親交のある白糠高校と、釧路北高校の一戦を観戦。
さむい、さむい。気温は10℃を下回る。札幌と釧路の気温差は10℃。
この時期は、まだ10℃をいったりきたりらしい。
白糠は、釧路から車で40分程度、帯広と釧路の間に位置している。
ししゃもが有名で、土地柄か住んでいる人は温かい。
球場に到着すると、見覚えのある顔・顔・顔・・・
元気そうに頑張っている様子。夏の大会まであと2週間。
この2週間をどのように過ごすのか・・
高校生で最後まで負けないチームは全国でひとつしかない。
後は、皆いつか負ける。
負けたときに笑顔で「やりきった」と思えるかどうか。
残された2週間の使い方は大切だ。
試合は、夕方から始まった。
白糠は右腕紺野投手が先発。釧路北は左腕投手が先発。
初回釧路は先頭打者がセンター前ヒットで出塁。
2番打者にうまくインコースを使い、捕飛に打ち取る。
配球が良かった。いかに持っている球種を活かすか、これが大切。
2回釧路は、またもや先頭打者が出塁。今度は送りバント。
しかし、白糠紺野投手はその打球を二塁へ送球。間一髪アウト。
練習試合で、思い切って投げてみることは重要。いいプレーだった。
次打者でダブルプレー。守備もなかなかうまくいっている。
積極的な守備は、自分達の攻撃に大きく影響しだす。
2回白糠の攻撃、下重君が相手失策で出塁。佐野君がバント。
セフティ、一番俊足の佐藤君も出塁。2番南部君がガツン!
左中間に2点タイムリー、その後追加点を重ね、紺野君も2点打。
左腕投手からの逆方向へのヒットが攻略のカギ。よくできている。
それにしても速い。一番の佐藤君の足は速い。一挙6得点。
曇りの本日、結構冷えてきた。スタンドで震えながら観戦。
その時、白糠選手が使い捨てカイロを持ってきてくれた。
「ありがとう」
助かった。凍る寸前で天使のカイロが・・・
寒さとは裏腹に、試合は白熱。
この試合の観戦ポイントは、選手各々がしっかり考えながらやってるか。
全力プレー(全力疾走・カバーリング・ポジションへのダッシュ等)を
注意深く見ていた。
やはり、意識している白糠はしっかり自分のできることを遂行。
スクイズの時のスライディング、盗塁時のスライディングはGOOD!
試合の結果は、11−1で白糠勝利。
課題点も見つかる。
次打者のランナーコーチへの参加や、打球方向の課題、投手の四球、
どれも、2週間で本気になって取り組めば何とかなる事項だ。
シャッフルのテクニックを得た白糠。
今後、練習でしっかり取り入れ試合で応用できれば「走れる白糠」に
変身できる。盗塁だけじゃなく、ベース周りの動きや第2リード、
スタートの仕方をしっかりすれば、得点能力は上がる。
今日のこの試合で、走る勇気、積極的に打球処理する勇気、
次打者に繋げる為の自己犠牲する勇気、様々な勇気を気づかされた。
夏の大会は、すぐそこ。戦う相手は同じ高校生。
「野球は技術の高いチームが必ずしも勝つわけではない!
勝つコツを知っているチーム、気持ちの部分で秀でているチーム、
決して、決して、決して諦めないチームが最後に勝利をする!!」
白糠町は若者の都心への流出や過疎化、様々な問題を抱えている。
その中で地元高校の活躍は大きな町への勇気となる。
そんな勇気を地元住民へ与えられるように元気な姿を見せて欲しい!
悔いの残らないそんな夏を過ごしてほしい!
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