始まりました。2006年の夏の高校野球北海道予選、全道大会。
雨が今にも降りそうな天候。雲が厚く、蒸暑い。
選手宣誓は、鵡川の主将。宣誓の内容が面白かった。観客も笑ってた。
詳細は割愛するが、我慢してやってきた・・みたいな内容。
正直すぎて、場内は笑いに包まれた。
今大会の始球式は、北海道知事の高橋はるみさんが行った。
ヘリコプターから、始球式の球が投下され、知事に渡される。
プロならまだしも、高校野球でそこまでする必要ってあり?
と感じたのは、エントモだけじゃないはず・・・。ま、いいか。
ゴロで捕手に渡った始球式はさておき、
第一試合のカードは、北照と、札幌白石の対決。
ボール回しを見ると、技術の差は歴然。
白石は、どういう試合展開に持ち込むか。先行したいに違いない。
初回、北照は2番市橋君がヒットで出塁し、即盗塁。
捕手の肩が弱いと見るや、積極的に動いてきた北照。
白石の投手は右横から丁寧に投げる西山君。120キロを投げ分ける。
3・4番を打ち取り無難な立ち上がり。
1回裏、白石の攻撃、北照先発植村投手の立ち上がりを観察。
思ったところに投げれていない様子。初球は137キロ。
130中盤のストレートで球速が上がってこない。
先頭打者を2−3のカウントにして力で勝負して見逃し三振。
これがファールで粘られたら植村君は乱れたかもしれない。
初回に大きなターニングポイントがきていた。
2番・3番打者には、空振り三振。三者連続三振の立ち上がり。
3番打者には、143キロを掲示。腕が振れてきた。
その勢いを打線に。北照の2回。
先頭の5番岡田君が、左中間に二塁打。ここから火がついた。
監督の策は、強攻。5連打の猛攻。スクイズも絡めて一挙5点。
先頭打者が二塁打で出塁後に、次打者(左)が7方向に二塁打。
ここが大きな今後の課題だと思う。ヒットは良いけど方向が悪い。
力が均衡しているチームなら、この7方向が致命傷になる。
監督が「いけ」の指示なのだから、9方向に何としても打つべき。
3回白石は大きなチャンスを掴む。
先頭の7番佐藤君がレフトにヒット。待望の出塁。
次打者を四球にして、無死1・2塁。
でも、走者の佐藤君のリードがおかしい。
1塁でも牽制で刺されそうになっていた。不用意に出て、帰りも遅い。
植村君は見逃さない。二塁に行った時に、刺す牽制で1発でアウトに。
その後の、ピンチを凌ぐ。無理する場面じゃないのにもったいない。
結局、白石はこの後、チャンスは無かった。
先攻・後攻について一言。
様々な考え方はあると思うけど、力が劣っていて奇襲をかけるなら
先攻の方が良いと思う。先に動いて、自分有利に導く。
後攻のガチンコ勝負なら、相手に先行されると流される!
白石は、「プラン」が大きな分岐点だったに違いない・・・。
植村君は、7回を投げて三振11個。
今日のMAXは、144キロ。春の捕手から二年生捕手に変わってた。
コントロールの不安定な植村君を、谷内田捕手がうまくリード。
今日のような感じの試合運びなら、北照はいい線いくかも!
台風の目になりそうな予感。
春、旭川実業に負けてから(コールド)目が覚めたかな!
今大会、好ゲームが期待できそうだ!
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