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平成19年05月05日 旭川大 vs 東農大網走
        
スタルヒン球場にて本日の第2試合。
初めて見るチームだ。どんな野球をするのか楽しみ。
選手名鑑を見ると、両校とも北海道以外の選手が目立つ。

ん?

他のチームもそうだ。道産子じゃないのは寂しいが、本州の選手も
北海道で一旗上げようと頑張っている。同じ野球人。応援したい。
さて、たぶんエース同士の対決。
東農大は、左腕の田井投手が登板。
北照出身で、プロからも注目されている投手だ。
旭川は、右腕の栗原投手。低めに変化球を揃え、好投手だ。

打者というより投手を中心に観戦した。

田井投手。スピードはさほど出ていないが、角度のあるストレートだ。
なるほど。左腕だけありプロの注目に納得。
変化球とのコンビネーションが課題かな。
もう少し配球に気を使えば、幅も広がり手がつけられなくなるだろう。

栗原投手。落ちる球とスライダーにキレがある。
ゆったりとしたフォームからタイミングが取りにくそうだ。

三回旭川、1死から出塁しスチール。その後二塁打で先制。
ここから見応えのある投手戦が繰り広げられた。
北海道の大学野球を見ると、走塁が課題なことが多い。
この試合も、走者が二塁にすべっていればセーフの場面もあった。
失策しないだろうの決めつけが、そういった走塁に繋がっている。
最後まで何があるか分からないという気持ちで臨まなくてはいけない。

八回網走、0−1のビハインド。
先頭打者がヒットで出塁し、バントで送る。
ここで一番好打者の加藤君。三番の増田君が全然あってなかったので、
2、3番勝負でよかった。しかし、一番にガチンコでいってヒット。
「際どいところで勝負」ができていなかった。防げた失点だ。
土壇場で同点に追いついた網走。ベンチの中は盛り上がっている。

が・・・

一気に逆転したかった回でもあった。これが延長にまで響く。
投手を継投し、そして結局延長でつかまった網走。
優勝候補が痛い星を落とした。旭川にとっては会心の勝利。
粘り勝ちだ。
投手戦になればなるほど、後半の試合の進め方が難しくなる。
前後の打者を見極めて、そして誰と勝負するのが良いのか考える。
点をやらないで3つアウトを取ればよい。
何も目の前の打者と勝負しなければいけないという決まりもない。

延長になり球場を後にしたが、試合は旭川が勝利した。
好投手同士の戦いは、旭川に軍配が上がった。
どちらも細かいところはまだまだだけど良いチームだった。
今回のリーグ戦は、何勝が優勝ラインなのか・・・。
2敗で逃げ切れるのか。まだ荒れそうな予感。

旭川大 000100000 02 3
東農大 000000010 00 1