エントモJr日記2008年版
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平成20年5月5日(月)
初めて中学Jrの試合見ました。
硬式のポニーリーグにお世話になっているJr。
北海ベアーズの合言葉は、元気な挨拶!全力疾走!

前日から月形町野球場にて大会に出場している。
仕事の関係で見ることは出来なかったが初ヒットを打った。
ランナーを三塁において、ショートの頭を越えたらしい。
チームのお父さんにお聞きし、その結果を知った。

結果よりもその「形」が大切。本人に聞いた。
「どうだった?」
「うん、褒められた」
内容の説明もあったが、どうやら良かったみたいだ。

二軍でプレーしているJrは1・2年生で構成されている。
中学だと三年チームと、1・2年だと全然違う。
体の大きさも違うし、力も全く変わってくる。
チームの中で、試合経験を積ませる「複数登録」形式。
ポニーの最大の良いところだと感じる。

声を出して三年間でないより、少しでも経験できる土壌は嬉しい。
試合に出ることばかりが大切だとは思わないが、
上級生の打球を試合で取れるメリットは、未来に向けて大きいと思う。

今日の相手は、一軍の三年生チーム。
体が大きく、圧倒されながらの試合。4回コールドで敗戦。
10−0での敗戦だったが、8番セカンドで出場。
一打席はセカンドゴロだった。
硬式ボールの野球もいいものだ。まだまだ振り負けている。
でも、徐々に慣れていけばいい。焦る必要は全くないと思う。

とにかく三年間は「声」「全力疾走」を極めることだ。
良いチームにお世話になっていると思う。
やはり指導者の力が、一番この年代に必要だと感じる。

試合の中でセカンドの動きについて試合後に注文をつけた。
エントモ的「当たり前基準」の浸透だ。まだまだ志なかば。
捕手から投手への送球にカバーリングに入っているが、
入り方がまだまだ基準に達していない。
捕球後に、一目散に全力で入り待ち構えるのが当たり前基準。
そして、帰りもポジションまで全力で戻る。
かなり疲れて大変だが、それが当たり前。妥協はしない。
疲れるならば、それなりの体力強化をするべきだ。

「できて当たり前」

これは通常の打球のカバーリングでも同じことがいえる。
三遊間方向の打球に対し、セカンドベース方向に反応するが
捕球した瞬間に一塁へのカバーに全力でいかないといけない。
打球に対しての「動きの目安」がまだまだ頭に入っていない。

試合に出ていないときに考え、自分の出ているときに極めること。
これが毎試合、貴重な時間の中で出来ているかが大切なことだ。
家にて、絵に書いて説明した。理解している様子だった。
理解して、その場面で瞬時に判断できるのが最終の形。
なかなか観戦できない状況なので、自分で切り拓け!

一軍の試合も観戦した。
他のチームと違うのは、やはり野球以外のこと。これが素晴らしい。
子供たちの動きを見ていると、指導者のスタイルが垣間見える。
地方のチームとかを見たが、すぐに分かった。

戦力的に劣っているチームにどれだけ「きっちり野球」が出来るか。
例えば、どんなに捕手が弱くても、走者は盗塁の時にスタンディングは
有り得ない。すべてスライディングするのが隙のない野球だ。

「○○だから」

という条件のもと、試合をすれば、相手に合わせた野球になる。
だから、どんなに強くても弱くても野球のスタイルを変えては×。
スタンドから見て「そんなにやらなくても・・」と感じる人がいる。
でも、それは間違っている。
同じグランドに立てば、全力で動くのが野球。
相手が力ないと適当になったり、傲慢になるのは「大海を知らない魚」
限られた時間の中で、うまくなるためには一生懸命にやることは大事。

「勝ったー」

で終われば進歩は薄い。
Jrの試合は10−0で相手チームが勝利したが、エントモの目では、
負けたチームより、勝ったチームの方が課題が多いとみた。

さぁ、Jr。
勝ち負け、打った打たないではなく、最優先して考えることを見つめ
日々努力する心を鍛えて欲しい。

<6日>

旭川にて野球の試合が行われた。
北海BBCチームは、同点で延長へ!
Jrはベンチだったが、試合の規定上、投手交代だったらしい。
そこで、「投げたことのあるやつ?」
Jrはエルムファイターズ時代に、ちょこっと投げてた。
投手は他にいて、谷間に投げていた感じ。
しかし、ポニーは投球イニングに規定があるので仕方がなく交代。
緊張したであろうJr。真っ直ぐだけで勝負し、
先頭にヒットを打たれる。盗塁を許し、また三盗。
そこで捕手がナイス送球でアウト。
次打者がまたヒット。盗塁、そしてまた三盗。
そこで捕手がナイス送球でアウト。素晴らしいキャッチャー。
助けられて、その裏に打線が一点取りサヨナラ。
棚からぼた餅(笑)勝利投手に。
緊張の中、投げられたことに感謝。経験は素晴らしい。

本人は、満面の笑みで試合の模様を語ってました。
(エントモは見にいけませんでした)
格上のチームに対し、互角に戦い最後にサヨナラ。
無失策だったようです。野球はこれだから面白い。