エントモJr日記2008年版
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平成20年7月20日(日)
初めての二連続野球観戦。
あまりにJrの野球が見れていないので日程をこじ開ける。
今日は野幌総合公園にて、北海ベアーズと旭川のチームとの試合。
一年生のJrは、スタンドでメガホンで応援団。

今日の視点も間違いなく細かいところ。
勝った負けたは二の次。選手の動きや心の中を読むことに集中。
ん?どうやら春に見たチームが対戦相手。

試合に入り、開いた口が塞がらなかった。
相手チームのバットが球場内に置き去りになる。
選手はギリギリできているようだが、打ったバットをベンチの選手が取りにいかない。
審判も気づかない。だから、ほったらかしにしてネクストの横にある。
バットを次打者がまずは、取りに行きベンチ方向に投げる。
そしてネクストに入ろうとする打者が、またベンチに投げる。置き去り。

チームもお粗末だが、審判も気づかないといけない。
試合をさばくのも大切だが、野球という競技のマナーを教えるのも審判の役目。
学校野球じゃなく、クラブチームの野球だが、目指すのは人間形成なはず。
頼むからバットを投げるという道具に対する冒とくは止めてほしい。
大人が子供に注意し、導くのは当たり前の話。

勝てばいいの?

指導者のモラルが問われる。
考えていること、心が、選手の行動に表れる。
残念ながら、適当にチェンジの後に球をマウンドに置く姿・・・
カバーリングは適当。何かあってから考えるアメリカ野球。
今の教育の現状が表れている。さみしい野球だ・・・

さて、北海ベアーズ。
体の飛び切り大きい選手はいないものの、全力疾走、声は素晴らしい。
カバーリングもまだまだなところはあるが、まずまずの動き。

旭川が先制。二死満塁から右打者がうまく右中間におっつけた。
二点先制。その後、両チーム守りで凌ぐ。互角の戦い。
サインミスなどがあり、北海はチャンスを逃す。
0−4で迎えた最終回。1点を取りゲームセット。
試合は、残念ながら北海は負けてしまった。
勝ち負けはどうでもいい。良くはないが、今はいい。


でもね・・・
野球をする上で、何が大切なのか

考えなくてはいけない。大人も子供も・・・

応援を観察する。
スタンドに座らないで、
フェンスに肘をかけて応援する姿はどうかと感じる。
スタンドにてきちんと立って、メガホンで応援すべきだ。大人が示唆すべき。
グランドの選手は、必死に頑張っているのだから姿勢を正して応援しなくては。

北海は、二列に並んで姿勢正しく応援していた。当たり前の姿。
小学生とは違い、中学生は集中して応援している。
応援するのはどこも一緒。その応援の「姿勢」「質」が問われる。


今日も苦言


技術の差は、時間を重ねれば何とでも追いつける。
今、ちょっとばかり目立っていてもそれは「今」。
心の差は、時間を重ねてもそう簡単には埋まらない。
残念ながら、負を重ねて気づいた時には大きな差になっている。


だから

技術を考えるより、どういった心で何を重ねていくかが問題。
勝てればいい。プロに入ればいい。それじゃ何のために野球をしてるか疑問。

「何をやるかではなくて、どうやるか」


さて、門馬球場に戻り、練習となった。
ある一年生にバッティングのイロハを少し伝えた。
前に体重がいって飛ばそうとする姿を、180度変えた。
なぜそういう打ち方になっていたのか・・・

それは「飛ばそうとしていたから」。会話の中で原因が明らかになった。

体がまだ大きくなく飛ばそうとする心は分かるが、変な癖がつくと大変。
大きくなってから直そうとして、無駄な時間を費やすことになる。
だから、今は飛ばなくても「将来の方向性のある打ち方」が大切なのだ。
彼に言った「5000万円のネタ」って(笑)
お金じゃなく、「貴重なアドバイスだぞ」ということ彼に伝えた。

軸足にテンションのかかったいい打ち方に変身した。いい感じ。

守備練習になり、Jrはセカンドを守った。
スクイズを防ぐというミッションの中、動く。
当然、動きの「質」を見る。
送球をもらう姿勢に問題。もらいかたが重要。
アクション、声、・・・覚えていくことは多い。
そして、捕手から投手へ返球する時の、カバーリング。
結構ハードワークになるが、求めるのは「そこまでやるか」
まだまだであるが、まずまず。できればできていないショートに

「動け」

の一言があればなおよし。今度周囲へのアクションも要求していく。
スクイズの防ぎ方になった。これはディフェンス側はある。
その防ぎ方をどうやらしらないようだ。Jrだけにこそっと伝授。
ネット上では明かさない。塾関係や講座でしかこういった濃いネタはNG!

今日の衝撃的なことは、他の選手への話をJrが聞いて一言・・・

「初めて聞いた!」

他のチームや、子供たちへ結構野球のイロハを教えているがJrには・・。
親として責任果たしてないね。もっと彼に伝えることがたくさんある。
時間を捻出して、彼に伝えていこうと思った。

今年最大の気づき!「Jrへ伝えてなかった」
会話を増やし、意見交換を増やし、高度な知識や結果を残すコツを伝える!