<学ぶ心>

『学ぶ』

野球を上手くなりたい一心から技術練習だけに時間を費やす選手は多い。
選手だけじゃなく、指導者も一緒である。
悲しいかな、これじゃ結果的に成長を遅らせる。

野球を通して学ぶことは多い。
逆に野球以外から、野球に通じることを学ぶことも多い。

『学ぶチャンスは誰にでもある』

どうやら、学ぶ心があるかないかといった自分の気持ちが大切らしい。
高い意識(志)を持っていれば、何事に対しても謙虚に考えられる。

『世の中に無駄なものは何ひとつない』

そんな気持ちになれれば、学ぶ機会など無数にある。
自分の固定観念や先入観を打ち破られるかが、受け入れる感性を生み出すコツである。
自分を高めたい。
誰でも思うこと。でも具体的な行動に移せる人は、そう多くない。
今までの自分に満足し、向上心がなくなって「マンネリ」になると未来は暗い。
若者の感性についていけず、柔軟性に欠けてくること必至。
今、考えてみると自分が子供ときは、何でも取り入れる柔らかさを持っていた。
誰でも子供のときはそうである。いつしか、年を重ねると忘れてしまっている。

何も難しいことをするわけでもない。
自分の「考え方」をちょっと変えるだけ。
周囲のものを受け入れる「心」を身につけるだけである。

『物の時代から心の時代へ』

物があふれている世の中であるからこそ、心が見直せる時代に突入したのだ。
人生の時間は、誰でも同じ。
一日24時間は、どんな人でも同じなのである。
その時間を有効に使っている人、そうじゃない人、差が出てくるのは歴然。
長い歴史の中で、自分が生きていることなんて塵より小さいこと。
でも、この世の中に生かされているからには、大切に生きたいものである。

『人生一度きり』

どんな立場にあっても、謙虚に学ぶ姿勢は大切である。
周囲に感謝し、たくさんの事柄から学び自分らしくしていたいものである。
「そんなの理想論だよ・・・」
そう思っているうちには、一歩前に踏み出せない。
そういう自分も、まさに現在進行形。
日々、努力し向上心を持って修行している身である。