<上甲 晃氏との衝撃的な出会い>
本日は、平成17年7月7日。七夕である。
今日ばかり「自分がちっぽけな存在」に思えたことはない。こんな感覚は初めてだ・・・。

知人の紹介で札幌駅近くの「エルプラザ」へ講演を聞きに行った。
「上甲 晃 氏」の講演だ。

上甲氏は、松下電器の松下幸之助の『松下政経塾』の塾頭であり、松下幸之助イズムを伝承している。
企業を作る前に「人作り」そして、日本を変えるために政治家を作った。
「志を育てる・鍛える」ことが現代に一番必要なこと。そう言い切る。

「知っている人」
「出来る人」

は、違う。経営を知っている人と、経営を出来る人は違う。
政治学を知っている人と政治が出来る人は違う。
出来る人を作るといったことが、最大のテーマ。

何かを求めれば出会える。自分の求めるものが出会いを作る。
求めるものが変われば、出会いが変わる。
「求めれば出会う」のである。

よく人は言う。
「自分の好きな仕事をしたい」一見、耳障りが良い言葉。
でも1歩間違えばわがままである。
「自分のする仕事を好きになる」ことが大切ではないだろうか。

人間は、人の目を見て行動する習性がある。
逆に言えば、人の見ていない所で甘い考えが浮かぶ。
誰が見ていなくても
「天が見ている」と思って行動するべきである。
そうすることによって、自分磨きが出来る。そして自然に信用を得る。
誰しもが嫌がることに対し、1歩前に出れるかどうか。真価が問われる。
目の前にあるゴミを拾えるかどうか。簡単だが難しい。
多分、拾えない・拾わない理由を並べるであろう。

「沢山ゴミがあるのに、拾ってもきりがない」
「俺じゃなくても誰かが拾うだろう」

志の1歩は
「せめて私ぐらいは」の精神。
誰もしなくても、せめて私ぐらいはする。といった考え方。
「世を救う」なんておこがましい。
「世の救いになろう」でいいのではないか。

今日は、人生でターニングポイントになる一日だった。
人の話しを聞いて感動し、そして心に誓う。誓わないと、話が右から入り左へ逃げるのと一緒。
今日の話を心に刻み、そして明日から歩んでいこう。
上甲先生の話を聞けたのも、「出会い」である。
でも、自分から欲しないと実現しない。自分が欲していたら行動し、会える。
会えた、今日に感謝し、この講演の情報をくれた人に感謝だ。

自分ってちっぽけだ。と、思った瞬間。気が楽になり、肩の力だ抜けた。
人間をダメにするのは、
「おごり」「マンネリ」である。
今日、自分の足元を見返せたことに価値がある。

『根源』

心に強く響いた言葉だ。
最後に、上甲先生に本を通して言葉を頂いた。

「志高く生きる!」

と、書かれていた。素晴らしい言葉だ。
これから勉強を重ね、松下幸之助・上甲晃に1歩でも近づけるよう献身していこうと決意した!

平成17年7月7日  遠藤 友彦