「エントモ的」野球論 その13 「エントモの考え方」
 

エントモの考え方の基本を紹介。
このような活動を始めて年数が過ぎ、自分のしっかりした
スタンスを明確にしようと思う!

これが合っているとか違うとかの問題じゃなく、エントモとしてはこのスタンスでやってる!


<指導者>

基本的に経験者じゃなくても、全く問題ないと思う。知識があり、その知識や知恵を選手に
「伝えられる人」であればいいと思う。それがしっかり
伝わるように指導できる人。伝える
だけだと誰にでもできる「これがいいよ」とか「これすれっ」って。でも悲しいかなそれじ
ゃ指導しているとはいえない。

「何回も言っているのですが・・・」
「言っても出来ないんですよね・・・」


指導者が一番多く使う言葉。申し訳ないけど、自分のダメさ加減を人に公言しているような
ものである。
出来ないということは「伝わっていないということ!」自分に問題があるので
ある。選手が悪いのではなく、自分が悪いのだ!試合で失敗するのはそこまでにそういう結
果しか導けなかった自分の責任なのである・・・。そこに気づいていない指導者。これは大
きな問題だ!

指導という言葉にも問題がある。指導というと一方的に伝えるイメージがある。こういう状
況になっていると弊害が起こってくる。
同じ目線で助力することが大切。指導者は方向性を
しっかり伝えて、あとは
子供達に考えさせることを「仕事」としなければいけない。
現在、
うまくいっていない人の大半は「教え込み型」指導である。

では、指導者たるものの理想は、
「選手たちの見本」となることである。見本を示して人間
として尊敬できる対象になり、初めて信頼関係や円滑な人間関係ができる。この人間関係を
無視してやるからおかしくなる。
まずは「自分」なのである。よって、日々勉強することの
大切さや意義を感じて行動しなければいけない。
教師でなくても、人にものを伝える立場になれば「教育者」である。そういう心構えなくし
てチームの発展や選手の人間教育は出来ない。


エントモが開催している指導者の方々への講座は、一貫して
「自分を変える」というテーマ
で実施している。自己満足型指導からの脱却を目指している。今までの自分を知り、それに
対してどう変わっていくかを理解した人は、早く新しいものを確立できるし、目覚めるのも
早い。人を変えるというのはおこがましい。
自分の責任において変えられるのは「自分だけ
」なのである。
その自分変革が出来た人は、周囲をも巻き込んでより良い空間にできること
間違いなし!

指導者に一番必要なのは、ズバリ
「我慢!!」
時間的にロスするようで、実は一番の近道になる!そのことに気づいた人は強い!!!

<選手・親>

「環境が悪いから出来ない」
「監督は怒るし、コーチも自己満足」
「思い描いたチームじゃない」

愚痴っても何も変わらない。エントモの現役時代特に幼少期は、指導者に恵まれた訳ではな
い。でも、「行き着きたい所」があったから周囲なんて関係なかった。そりゃ人間だから、
その時は落ち込んだり悩んだりもした。でもすぐに立ち直る。
目標が明確だから

ハッキリ言おう!

環境なんて関係ない。自分でうまくなろうと思う選手は、自分で考え工夫しうまくなる。平
凡な野球人生で終わる選手は、愚痴の川に流されて一生を過ごす。ネガティブな考えからは
何も生まれないし、プラスの方向にもいかない。これは断言できる。
行き着きたい所が、例えばそのチームでレギュラーを取りたいとか、なになに大会で優勝す
るといった目先のことであれば、その愚痴の川に飲み込まれながらやればいい。でもそれで
は悲しすぎる。それに気づかないで野球人生を終える選手もたくさんいる。

じゃ、どうするか・・・

選手は、
自分の行き着きたい所を明確にする!これが最初の作業。それを「決める」ってこ
と。そして決めたならば、自分で計画を立てて、何が出来るかしっかり考えること。この作
業をしないから日々のマイナスの出来事に跳ね返されてその場で立ち止まる。野球の技術向
上なんて二の次。まずは、心構え。それさえ出来ればどんな環境でも立ち向かっていけるし
工夫してできる。最後は自分。
いいチームに入って、いい指導受けたらうまくなる!?・・なりません。最後は自分次第。
人から言われて動く指示待ち人間は、大成しない!大舞台でも活躍できない!

親は、
監督がどうとか環境がって言う前に、子供への助力を心がけなければいけない。監督
の悪口を言っている場合ではない。子供が本当に自分の手で勝ち取りたいという気持ちに気
づかせることに専念すべきだ!そのためには、
自分が魅力的人間になり、自分の行動を律し
なければいけない。そして
子供には答えを言わずに「考えさせるスタイル」を一貫して貫き
通し、我慢することだ。チームの指導者よりその役割は大きい。一番近しい、一番時間を共
有する人が一番の力になるのだ。

子供に元気がなく、やる気が無い・・・

それは、親の責任でもある!あるべき環境で成長は絶対に出来る。なぜこうも断言できるの
かというと・・・エントモ自身がやってきたことだから!
本当に人より秀でたいと思えば、普通の愚痴軍団とつるんでいたらいけない!時間の浪費!
限界を決めて立ち止まった瞬間に、悪い方向に自然に流されていく・・・


今からでも軌道修正できるし、誰でも変われる!
自分が変わろうと思った瞬間に道は開ける!
やるやらないは、あなた次第!!!

By エントモ