『スポルティーバ 2月号』 平成16年12月25日発売
集英社より、600円で絶賛発売中。
A4サイズの雑誌で、表紙にヤクルトの古田捕手が写っています。
スポーツ観戦力強化マガジンということで、様々なスポーツ情報が載っています。
エントモが登場しているのは、42Pからです。駒大苫小牧全国優勝の話で、甲子園での行動を紹介。
どんなことをしていたか、読むと分かります!
埼玉県よりスポーツライターの田尻さんが、わざわざ取材に北海道までみえられました。
大雪の札幌に飛行機で来られ、エントモと数時間の取材。どこで情報をかき集めたのか良い所をつきます。
ついつい力が入り、「こんなことまで・・・」話してしまった記憶があります。熱意には勝てません!
駒大苫小牧関係の、色々な雑誌を見ましたが、一番面白い内容、そして核心をついている雑誌です。
是非、興味のある方はご一読下さい。
<以下、雑誌の記事を掲載>
前略
迷いがない。雰囲気が違う。打席に立った駒苫ナインの表情からは自身があふれていた。大会記録を更新
するチーム打率4割4分8厘。その数字もさることながら、印象的だったのが、初球から振っていく姿勢
だった。直球が来ようが、変化球が来ようが関係ない。迷わずフルスイング。まるで来る球がわかってい
るかのような振りだった。
中略
だが、この打撃の裏には陰の存在があった。NTT北海道の捕手として都市対抗でなどでも活躍した遠藤
友彦氏だ。ほぼ一日中、ホテルの部屋にこもり相手をビデオで分析。投手なら球種、球速、球種別の割合
、カウント別の傾向など。打者なら弱点、投手別の攻め方、打球方向などを一覧表にまとめた’遠藤メモ
’を作成した。そして、メモとビデオを用いてのミーティング。
「(メモは)前の日にしっかり見ました。事前準備をしたという安心感を持って試合に臨めました」(佐
々木孝介)
「間違いなく、全国レベルの投手を打ち崩す大きな要因になりました。あのアドバイスのおかげで、自信
というよりも、確信を持っていけましたね」(香田監督)
その遠藤氏の分析。例えば、涌井攻略法はこんな感じだ。
中略
また、このメモは投手陣に情報を与えるという以上の効力を発揮した。なぜこの打者にこの球が有効なの
か、なぜこのカウントでこの球種を投げるのか・・・。1球1球の意味を理解したうえで投げることがで
きたからだ。
「すべてが’訳あり’ボールになるんです。相手の弱いところがわかることによって、そこに投げれば成
果があると思って投げますから、たとえ狙ったところへ行かなくても、気持ちの入ったいいボールになる
んです。普通100球あれば、なんとなく投げるボールはたくさんありますから」(遠藤氏)
根拠があるからこその自信。メモからくる確信もまた強いチームの雰囲気をつくっていた。
後略
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