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着物の知識あれこれ
○着物の柄行○
普通着物を仕立てていただくとき、『お金がたくさんあっていくらでも作れるの』って人なら、何も悩まずに、『いいな』と思ったものを作れるんだろうけれど、私は、そういう世界にはいないので、着物を作るときにはすごく悩みます。
何を悩むかというと、まず、着物地の柄行(着物の絵柄)に。そして、袷にするのか単にするのかということ。
柄は、そりゃあ好みがあるんだから『悩んで当然でしょ』って思ったあなた、それはちょっと違うんです。もちろん、好みで選ぶこともあるんだけれど、着物は『季節感』『柄による格』をとても大切にするんです。
常に季節感を先取りし、桜の季節になる少し前に桜の絵柄を描いたものを身につけるのが、粋であり、かっこいいし素敵なんですね。
もちろん咲いている間とその前後なら全然おかしくありません。ですが、袷で作ったお着物だからっていうんで、『10月とかに桜の着物』
って、やっぱりセンスが。。。って感じなんです。それだと季節感がないんです。
まあ、例外として、真夏のとても熱い時期に、雪の結晶とか雪模様のお着物や帯をもちいて、涼しさを演出することもあるんですがね。それは、涼しさを感じられるってことで良しとされています。
だから、袷のように長い期間着れるお着物は、着る時期を限定してしまう柄行を避けることが多いです。
2002.5.10up
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