劇団四季』の部屋へようこそ
3 どこに惹かれる?
生のお芝居にね、なぜこんなに惹かれるのかって?
・・・映画だって、ビデオだって良いのはあるよ。・・・。よくそういわれます。
うん、そうだね。私も映画見るの好きだし、ビデオも手軽で良いよね。
なら、なんで、わざわざ遠くまでお芝居見るためだけに出かけてこうなんて思うの?
だって好きなんだもん。見たいんだもん。
何がいいって、やっぱり“生身の人間が、一回ごとにそれぞれの舞台に情熱を傾け全力でぶつかってくる”というのがいいんでしょうね。
映画は、最高のシーンを作るために何度も練習して、一番良いところをつなぎ合わせて『編集』ができるけど、舞台はそうはいかない。
『編集』がきかないの。
それが舞台の怖さでもあり、醍醐味でもあるんじゃないかな。おんなじ舞台でも、一回ごとに違う。まったく同じであることはありえない。たとえ、出演者が全て同じであってもね。
客が違えば反応も違う。それだけじゃなくて、いろんな要因が絡み合って、ひとつの舞台が成り立つの。毎回違っていて、だからこそ見ていて飽きないのだと思うんだ。
| 劇団四季の演目 | |||
| 美女と野獣 | ソング&ダンス | オペラ座の怪人 | 李香蘭 |
| コーラスライン | 夢から覚めた夢 | オンディーヌ | ジーザス・クライスト= スーパースター |
| エルリック・コスモスの 239時間 |
ライオンキング | アスペクツ・オブ・ラブ | 壁抜け男 |
| その他の演目 | |||
| 金閣寺 | ROMEO&JULIET | かもめ | 青空・もんしろちょう |
| ディナー・ウィズ・フレンズ | フィガロの結婚 | アイーダ | |
美女と野獣
だんだんと魔法が進んで、ものに変化していく様子が、1幕と2幕の衣装の違いに現れています。1幕では、柔らかい布で作られた動きのある衣装が中心ですが、2幕では、動きの制限される硬さのある衣装に変わっています。時間の流れとともに人間から動かない『物』への変化を表しています。
また、アンサンブルにも注目です。野獣がベルに対しての愛を切々と歌い上げるバルコニーのシーンは、この舞台で最も好きなシーンです。『愛せぬならば』機会があったらぜひ聞いてみてくださいね。
up ソング&ダンス
ミュージカルの花束〜という触れ込みで四季がこれまでに上演したミュージカルの名場面をどんどん繰り出してくる舞台です。四季マニアにはたまらない舞台であると同時に、非常に有名な曲が随所にちりばめられているので初心者さんでも入っていきやすい舞台となっていると思いました。ただ、それぞれに思い入れのある場面はちがうし、2時間という短い中でほとんどすべての演目のメインシーンを織り込むのは、かなり駆け足。出てくる場面がショートタイムなのでちょっと欲求不満になりました。でも、たとえば美女と野獣で野獣にキャスティングされてた人が、ルミエール(蜀台)のソロを歌ったり、本編のミュージカルでは絶対に聞くことのできないパートにつくひとの歌声が聴けたことはとてもよかったとおもいます。up オペラ座の怪人
このお芝居は、19世紀の人間が18世紀の舞台を振り返るという非常に作りこまれた舞台です。はじめに、オークションのシーンから始まり、次第に時代を遡っていく・・・。カーテンと幕の開き方で時の流れを表現し、観客を過去へいざなうのです。
愛されずに育ったファントム(怪人)と父の愛をファントムの中に求めるクリスティーヌ、クリスティーヌの幼馴染のラウル。この三人を軸として物語は展開していきます。
オペラ座の地下に住む怪人とその怪人に翻弄されるオペラ座を取り巻く人々の物語。1幕の終わり、怪人の怒りに触れシャンデリアが落ちるシーンが見所です。
注目すべきは、怪人の歌声でしょう。この役は、低音から高音までものすごく音域が広いそうで、非常に難しい役なのだそうです。また、最後、クリスティーヌが歌う『今見せてあげる女の心』という部分にも注目です。初演から、前回の名古屋公演まで(?)は、『私の心』だったのに。。。
この演目に出てくる歌は、私のお気に入りが多いです。ザ・ポイント・オブ・ノーリターンはかなり好き。どんな意味なの?って友達に聞かれたとき『がけっぷち』ってこたえたことがあったな〜。そういえば、、、。(日本語では、『もはやひけない』と訳されています)
2002.5.19up李香蘭
李香蘭って知ってる?日本人として生まれながら、第二次世界大戦のときに満州映画《国策映画会社)の中国人看板女優として活躍した人。激動の時代を中国への思いと母国日本への思いに引き裂かれるような思いをしながら生き抜き、激動の人生を送ってきた人。川島淑子というのが彼女の本名。彼女の歩んだ道を中心に、彼女の生きてきた第二次世界大戦を歴史的背景としてすくいとり、ミュージカルに仕立てたもの。最後、裁判官が歌う『徳をもって恨みに報いよう』というところが、いつも涙を流してしまう。一度は見たほうがいい、そんな演目です。ディズニー系の底なしの明るさ、ハッピーエンドとは違った、心に残る舞台です。わたしは、こういうのも好きだけど、ちょっと重いから、はじめての人にはなじみにくいかもしれないね。
2002.5.19upコーラスライン
コーラ・ラインって言うのはね、アンサンブルが超えてはいけないぎりぎりのラインなの。主役は、前に出て歌っても、アンサンブルはそのラインを超えてはいけないんだ。決して、主役以上に目立ってはいけない。そのラインがコーラスライン。
このお芝居は、オーデションに集う人々の人生や、お芝居に傾ける情熱をすくいとったミュージカル。バックヤードのことをミュージカルの題材としてあらわしたのは、このミュージカルがはじめてなんだって。ブロードウェイでの前評判は、とてもひどかったらしい。でもね、こんなにスタンダードになったのは、やっぱり、何か光るもの、訴えかけるものがあるんだよね。ねえ、踊れなくなったらどうする?お芝居できなくなったらどうする?・・・そんなこと考えない!だって、今、踊っていられるんだから、今に全力を尽くすさ!
衣装の綺麗さとかは、『わあ、豪華!』とは思わないけれど、舞台装置の使い方、とくにレッスンシーンの鏡の使い方がすごいなって思うよ。
2002.5.19upup 夢から覚めた夢
赤川次郎原作。ピコとマコのお話。ファミリーミュージカルって分類に入るんだったかな。
ピコって女の子がマコって幽霊に一週間体を貸してあげるの。マコはね、お母さんの前で交通事故にあって死んでしまったの。お母さんにどうしてもお別れが言いたくて、ピコの体を使って、死に別れてしまったお母さんに生んでくれ、育ててくれて『ありがとう』って言いに行くんだ。で、その間にピコは霊界に迷い込むんだ。霊界では、いろんなことを経験するの。生きるってことを考えさせてくれるミュージカルだね。小さい子がいるお父さんお母さんは、子供と一緒に一回は見たほうが良いかな。ファミリーミュージカルだから、難しくはないんだよ。子供でも、おとなしく見てる子が多かったかな。
2002.5.19upオンディーヌ
ジーザス・クライスト=
スーパースターエルリック・コスモスの
239時間up ライオンキング
私は、C席愛好家なんですけど、ライオンキングは、一階席(SまたはA席)がいいです。
どの席にも見所ってあるんだけど、他の演目と違って、これだけは、最初がね!見たことあるならわかります♪見たことなくても、これだけは、1階席でみてね。
ぬいぐるみを着た子供だましなお芝居だと思ったら大間違いです。その舞台装置のすごさ、演出のすごさに驚かされます。なぜ、人々にこんなにも愛され、ロングラン公演を続けられるのか?その理由は、見に行けばきっとご納得いただけます。きっと、食い入るように、舞台に引き込まれてしまうことでしょう。(2002.9.23)アスペクツ・オブ・ラブ 壁抜け男 up その他の演目 金閣寺 ROMEO&JULIET かもめ 青空・もんしろちょう up ディナー・ウィズ・フレンズ フィガロの結婚 アイーダ up

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