一番好きな演目

たくさんの演目があるけれど、あなたが一番好きな四季の演目はなんでしょうか?
私は、アスペクツ・オブ・ラブが一番好き。
オープニングの"Love Changes Everything"
これは、名曲です。

お時間の許す限り、私の雑文にお付き合いくださいませ。


私が一番好きな演目は、『アスペクツ・オブ・ラブ』
副題が『恋はめぐる』


5つの恋物語が複雑に絡み合い構成されるミュージカル。
見る人により、また、同じ人でも、歳を経てみるとまた違った見方ができる。

・・・・そんなミュージカルが『アスペクツ・オブ・ラブ』なのです。

おとなな恋のお話です。

おこちゃまには、ちょっと刺激が強すぎるし、彼でない男の人とも見に行くのは、ちょっと遠慮したい。

そうねぇ、友達以上、恋人未満ナ彼を連れて行くのに、こんなにいいミュージカルはないかもしれませんね。

あなたは素敵な恋したことありますか?


まずは、このお話、このミュージカルのあらすじを私の主観を交えてご紹介しましょう。

見たことある人、いっぱいいると思うけど、多分、人それぞれに違った印象をもち、違った感想がある不思議なミュージカルです。アメリカで、まったくヒットしなかったという話を聞きますが、何でなのかなって、思うのは、私だけなのかしらね。

大好きなミュージカル。なのに、なぜか、あまり見る機会が訪れないの。

早くみたい。こんなにも素敵なミュージカルを私は他に知らない。
大好きなんだもの。

大掛かりなセットで言えば、オペラ座の怪人のほうがすごい。
小さい子も楽しめるかといえば、絶対むり。
歳をとるたびに違った見方をしていける。

恋の数だけ素敵になれる。
つらい思いも多いけれど。

恋はめぐる。


登場人物は、5人。ジョージ、ローズ、アレックス、ジュリエッタ、ジェニー。

ジョージは、アレックスのおじ
ジェニーは、ローズとジョージの子供
ジュリエッタは、ジョージの愛人

物語は、アレックスが学校の休暇を使って、おじであるジョージの別荘に、女優であるローズを引っ張り込むところから始まります。

アレックスは、青年にありがちな、若い一途な恋心を抱いて。
しかし、ローズは、年下の青年との夏のアバンチュールを楽しもう、そんな気持ちでいるのです。

二人は、楽しいひと時を過ごします。そう、それは、アレックスにとっては、夢のような日々。
しかし、夢は長く続かないもの。

夏が終わっても、かえろうとしないアレックスをジョージが連れ戻しにやってくるのです。
そこで、ジョージは、ローズと出逢い、ローズとジョージは恋に落ちます。

ローズにとっては、年下の青年に対する思いはあっても、それは、恋とは違うのですもの。
成熟した大人の色香を漂わせるジョージに恋をしてしまうのです。

その頃、ジョージはジュリエッタという美術家の自立した女性と対等な大人の恋をしています。
そこに、ローズの入り込む隙間はないのです。

しかし、ローズは、あきらめない。
ジョージを好きなの!その思いをめいいっぱいぶつけるのです。

女優ローズは奔放で垢抜けていて、とっても自分の気持ちに正直
そして嘘がとっても上手な大人の女性。
すごく勝気に振舞うのだけど、内面はとっても淋しがりやで....

包容力のあるジョージじゃないとダメ。
アレックスでは、まだ役不足なんです。

そして、美しいローズにジョージも徐々に引かれていき、やがては、愛し合うようになり、結婚するのです。

ジュリエッタは、そんなジョージを追わない。
彼女は、プライドが高い、自立した大人の女性。
みっともない恋の駆け引きをしたくない。
いずれは、自分のところに戻ってくるだろう。
・・・・そう思っていたのかもしれない。

兵役から戻ったあと、次の休暇で戻ってみれば、大好きなローズは、おじのジョージと結婚しているではありませんか!!
事の成り行きをそこではじめて知ったアレックスは、驚きと、失望に打ちのめされるのです。

しかし、幸せそうなローズを見て自分の胸に秘めた熱い思いを打ち明けられず、しかし、打ち明けられないからこそ、恋心は燃え上がるのです。

そのときのアレックスの恋心は激情。
そんなアレックスをローズは受け入れません。

苦しい恋。
アレックスは、ジュリエッタに相談をします。
そこで、ジュリエッタとアレックスの友情が生まれるのです。

やがて、ジョージとローズの間には、ジェニーという娘が誕生します。
彼女はすくすくと育ち、少女から大人の女性となる日も近づいてきました。

そう、ジェニーは思春期を迎えたのです。
ジェニーの周りには、素敵なおじ、アレックスがいます。

そのころ、アレックスは、ローズへの恋を忘れられず、しかし、大人の考えや身のこなしを身につけた、それは素敵な大人の男性に成長しているのです。

ジェニーが好きになるのも無理はありませんね。

幸せは長くは続かないもの。
ジョージは、破産してしまい、お酒におぼれるようになる。
ジョージの体は、しだいにお酒に蝕まれていく。

ジョージは、思春期を迎えた娘のジェニーがアレックスに恋心を抱いていると知って、自分の命がもう余命いくばくもないと知りながら父親として、生への執着を捨てきれない。


ジェニーの幼いけれども一途な恋心をぶつけられて戸惑うアレックス。
真剣な思いだからこそ、戸惑うのです。

でも、アレックスはローズを忘れられない。
母親として、娘の心配をするローズ。

年月は、誰の上にも平等に容赦なく過ぎ、ジョージが永遠の眠りにつく。
そこに集う、この物語の主人公たち。



見所は、いっぱいある。
でも、ここには、あえて記さないけれど最後のシーンが一番の見所だといいたい。

それは、私の主観。

アスペクツ・オブ・ラブ

このミュージカルに関しては、見た人みんなが違う思いを抱き、誰に感情移入するかも違う。
そこが、面白いのかもしれない。

5人がそれぞれに、強い個性を持った役柄。

生半可なキャストでは、絶対にいい舞台は作り出せないであろうミュージカル。
そうおもうんだ。
2003.6.21