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『総務課給与係のとある一日』
私の一日。何事もない日の方が少ないのですよ。これは、フィクションではありません。ホントにその日一日のことを書いたら、なんだかとても情けなくなってきました。共感してくださる方いらっしゃいますかね??
『とある都心部の集配営業課の1日』
これは、このサイトへよくあそびに来てくれる方からいただきました。了解を得て掲載しています。投稿者:匿名さん 2002.6.24up



『総務課給与係のとある一日』
8時10分出勤。
3時のお茶とお客様への接待のための湯を沸かし、ポットに。
それ以外に冷たい麦茶を作る。
水がかび臭いので、必ず沸騰させてから作る。(先輩からの申し送り事項)かなりめんどくさい。
その間火から離れられないので、コンロの前で待機。
待ちながら、お絞りを巻く。局長用である。(もちろん勤務時間前。これは、私かもう一人の女性しかやらない)今週は会食がある・・・と思うだけでひどく憂鬱になる。

8時30分勤務時間スタート。

まずは、郵便体操から。引き続き、課の全体朝礼。
朝礼当番は3分間スピーチする。
各担当がその日の周知事項を言う。
接遇唱和をする。(各曜日によってやることは違う。ちなみに月ようから、順にskyt、接遇唱和、行動指針唱和、ミニ業研、防犯標語唱和)
全体朝礼が終わると、チームミーティング。
おのおのが、今日やる仕事を具体的に述べる。

今日の管理人の仕事は、退職処理、異動処理、現況調査

周知事項を伝達するのは必要なことだと思うが、その他のことは非常にばかばかしい。
給与の支給にかかる日などは、一分一秒が惜しいのにこれを全て終わらせると9時過ぎになる。
ああ時間がもったいないといつも思う。


今日は、月曜日。文書が多い。
文書担当ではないが人手がないので私が文書を新情報系端末から取り出す。
パソコン操作はたいしたことないが、最近入った機械にしては、動きが遅いので非常にイライラする。
文書取り出しの途中で、お客様(職員)。

用件を聞く。対応をする。
住宅財形の一部払戻の件。
中身ありありで、めったにこないし調べなきゃ対応できないから事前に調べておいた件だ。
窓口に連れて行き、一部解約手続をする。貯金課ではとても迷惑がられる。
でも、しょうがない。
これが私の仕事らしいし。
貯金課の朝の立ち上がりの一番忙しいときだ『忙しい時間帯にすみません』といいながら手続書類を預けて、早々に自分の机に戻る。

この職員さんからのお礼の言葉は一切ない

さあ、文書を片付けようとパソコンに向かおうとする。

ああ、今日は人事異動があったんだ。
出発届を書いてもらわなきゃ。

なぜか、自分が対応してたりする。
今月は、児童手当の現況調査がある。
転勤する人も、対象者。
提出書類どうすれば良いと聞かれ、説明し、その後、相手局にその旨連絡をする。
刻々と時間が過ぎていく。
気がつくと文書は別の人があげてくれていた。
やっと超勤経理にかかれる。経理簿記入終了。昨日お願いされた、組合休暇減額証明書を作成する。

労担から、郵政協力会会長名ののしがみを印刷してくれないかと頼まれる。
この前、プリンタで良いの作ってたでしょって。
はいと返事をして、見本を作る。できませんとかいってみたいけど、できない。
しょうがないから、さっさと終わらせることだけを考える。
三度ほど手直しをして、見本を見せる。
じゃあこれで12部お願いね。忙しいだろうから、今週中で良いよと。
同じものを12部ほしいのだという。後にのばせば、押せ押せの仕事でできなくなるのが目に見えてる。
今のうちに終わらせておかねばきっとできない。
しょうがない。

作る。印刷する。調度良い大きさに裁断機で切りそろえる。必要部数プラス3で、そろえて、労担のところにおく。できました、と。


そのまま何も言わずに、すっと、自分の席に戻る。
余計なことを言えばこれ以上物を頼まれてしまうから。

この段階でもう10時半は過ぎている。

販売状況一覧くれる?といわれる。
局議の資料として使うやつで、各自のイベントゆうパック販売数のグラフと一表になったものを毎回渡している。
この管理は、うちの局では給与係の仕事。
まあ、エクセルでピポットテーブルとか組んであるから印刷ボタン押すだけで綺麗なのが打ち出せるんだけど。
印刷後、労担に渡す。

電話が鳴る。対応する。急ぎだそうで、局中走り回って探す。
出てもらう。


ああそうだ、13日提出の退職関係の書類作らなきゃ。
記入書類をセット。同時に見本も作る。(これがないと、間違いなく書き間違えや記入漏れが発生する)
ほかの人に見られないよう、いつものクリアファイルを使わず、空き封筒を使う。
人事は、オープンになるまで『丸秘』。
ここまででひとまず、退職関係は保留。
後は、本人たちを捕まえて書類かいてもらわなきゃ。

今日の仕事比較的順調に進んでいるかに思える。
そうそううまくはいきっこないとは思いながら、良いペースで進んでいることを喜ぶ。
めったにないから。

そのとき、職員さんが、自分を訪ねてきた。
はいはい、何のごよう?って感じ。
職員さん自ら総務課に来ることは、よっぽどのこと。
たいていは、私(給与係)にとってろくなことがない用件がほとんど。
今日の用事は何でしょう?
『出勤簿にメモがはってあった』と。
そうそう、先週児童手当を配り歩いてたんだけど、休みの人には配れないから、ポストイットメモを出勤簿にはっといたんだっけ。
『印鑑持って総務課へお越しください』ってね。
たいてい、俺何か悪いことしたかな〜ってやってくる。
児童手当受け取ってくださいねって言うととたんに嬉しそうな顔になるんだけど。
細切れに、3人の人が取りに来た。


ある課の出勤簿休暇経理簿の担当者がやってきた。
今日所属課変更した人の、いろんなことについて。
変則勤務指定から官執方勤務指定に変わったんだけど非番と週休どうすれば良いって。
根拠規定を勤務時間の手引きから拾ってきてこうしてくださいって、説明して。。。。


これで、午前中終了。午前中で局中を走り回る回数は少なくて3回。


休憩時間中

現在員エクセル表と職員異動簿エクセル表の現行化とプリントアウトしたものを差し替え。
職員異動報告書(給与の元となる大切な調書)の作成。
所属変更した職員から、変更後の課で『祝日代休』とれなそうだからお金にしてもらえないかという相談を受ける。
いったん休みにするといったものをお金でというのはしょりとしてやったことがないし、普通はない扱い。
規定や根拠にもその場合の取り扱いは載っていない。
もう、給与の5月分の支払いの締め日はとっくに過ぎているのでどうしたら良いかわからない。
休みじゃだめなの?って聞いたら、だめそうでって本人。
とにかく調べはじめる。
休暇は私の専門分野じゃないけれど、ひとたび給与(お金)が絡んだらやらざるおえない。
給与の支給に関することは私の仕事。



午後

とりあえず、根拠となる資料を見つける前に、基の資料を手元に置かなくてはならない。
もとの課へ行って祝日代休付与簿・勤務指定表・出勤簿をコピーしてくる。
元の課の勤務時間管理員である上席課長代理にどうして当該課にいるうちに休みが取れなかったのか事情を聞く。
変更後の課へ行き、勤務時間管理員に希望日に祝日代休を取らせてもらえないか聞く。
ムリだという。

う〜む。

もう、根拠規定も調べたが、載ってないので、郵政局へ聞くしかない。
電話したくないけど、しょうがない。
電話をする。
事情といきさつを説明する。
折り返しかけるという。

その間、別の仕事を片付ける。

所属課異動に伴う処理は、いっぱいあるのだ。

折り返しの電話がきた。
ある部分で、ミスを指摘され謝る。
うー、当該課のミスなんだけど。。。。

でも、監督責任ってのがあるので、ひたすら下手に出てしまう。
指導するってことでご了承いただいて話を進める。

結論はでた。
方法は決まった。
給与の精算はない。

・・・・でも、当該課へ話しに行くのやだな。
元の課へ行く。話す。休みにしてもらえという。

受け入れ先の課へ行く。
事情を説明する。

あーだこーだといわれる。
ごもっともです、はい、そうです。ええ、そうなんです。

・・・・と聞くしかない。

10分ぐらい嫌味を言われる。
でも、これは、ほんとは、当該課同士で話し合うことであって、給与係がはいって話すものじゃないと強く思う。
でも、まあ、しょうがない。
とりあえず、聞いておく。

もう一度、元の課へ行く。
受け入れ先の課の勤務時間管理員と話し合ってくださいと言う。
そんなの、むこうで取らせりゃいいじゃんといわれる。
私もそう思うんですけどね〜、、、でも、向こうが承知してませんので、話し合いをなさってください、と申し上げる。
言ってきてよ、といわれる。
私では、埒が明きませんので、直接お願いしますと申し上げる。
勤務時間管理員は、しぶしぶ承知してくれる。

席に戻る。
電話が鳴る。
電話をとる。
また鳴る。
受ける。
繰り返し。

お客様がやってきた。
局長を読んでくるように課長から言われる。
局長は、会議室でおこなわれている職員向けの会で演説中。
内容と状況を書いたメモ紙をお客様と局長室にて接待中の総務課長へ手渡す。

お茶を出す。

熱いので、今度は冷たいのがのみたいという。
二度目は、麦茶をお出しする。

机に戻る。
電話が鳴る。
とる。応対する。


集配計画の人が総務課にやってきた。

『交通事故がおきました』

と。現状は?

事故の状況は?
怪我の度合いは?
物損?
人身?

とりあえず、事故担当が、ポラロイドカメラとメジャーを持って出動準備。
局用車でもって、出動です。

私は、お留守番。

この時点で、もう4時半。


所属課変更した人の給与の精算のための調書を作ります。
これは、給与に直結するものだけに、ものすごく細かく計算式が決まっているので、めんどくさいことこの上なし。
声を掛けられて書類から顔をあげる。

お昼の件(祝日代休)で元の課の勤務時間管理員が私に声を掛けた。


『あれ、あっちの課で代休で落としてもらうことにしたから。』

『・・・・・。』(私)

私の苦労はなんだったんでしょうか?
知識が増えたことで良しとしなければならないのでしょうね。
はじめっからそうしてくれてれば、何の苦労もせず、時間をこんなに費やすこともなかったのに。。。
とおもうと、ドット疲れが出るとともに深ーい溜息が出る。

時間はどんどん過ぎていき、キーンコーン・カーンコーン。

はい、もう5時15分でした。

で、今日の仕事の進捗状況は?
退職処理・・・もうすぐ終了。異動処理・・・途中。現況調査・・・まったく手をつけることができませんでした。(-_-;)


『とある都心部の集配営業課の1日』
7:30 出勤 午前完配必須の区画に変わってからは時間前の作業はしなくなったので食堂でコーヒータイム。
8:00 体操後、郵便物抜き出し。都心部の駅前を担当すると消費者金融の還付ばかりで、嫌になってくる。大区分後、道順に組み立てる。

8:40 書留の交付。 必ず1通は誤区分が混じってる。しっかりと仕事をしてよ、郵便課さんよぉ。しかも受取人払いの通数があってないし。特殊の人に言ったら逆ギレされるし・・・もうやるきなし。

9:40 今日は少な目で組み立て終了。さてと午前の配達に出ようと思った矢先、緊急連絡。「書留の現物と配達証(コピー)が違っているのが多数ありますので全員でもう一度書留を調べてください」・・・ふざけんな。再びやるきなし。でも一応調べる。見つかって言わなかったらこっちの負けだし。すべてはポケットリーダー効果。そしてこのころようやっと冷房が入る。おいおい、もう出発の時間だぞ。すでに汗だくだし。

10:05 出発。でも雨。濡れちゃった郵便とかもある。あまりにひどいものは直接お客さんに謝りつつ配達完了。晴れていたらもって早く帰れたのに・・・

11:45 帰局 書留の配達証の数を合わせる。自分の仕事に自信を持っていながらもちょっと緊張。やった数があった。緊張の糸がほぐれる。

〜12:25  転送・還付の処理をする。同時に短時間職員の書留を預かる。しっかりとチェックしておかないと、あとの祭りとなる。何度も本務者が泣いた経験があり。短時間職員が午前中に書留誤配、誤りに行くのは本務者。そんなことはざらにあるのがこわい。

12:25〜1:40 昼休み、昼食後屋上で同期メンバー&数人の先輩と野球タイム

午後、2度地のため。改めて郵便物を抜き出し。朝に比べれば手区分のみなので、
たいして郵便物はない。組立して書留の交付を受けて出発。

暑いよ。マジでこれが梅雨かよ〜って感じ。

15:40 帰局。書留をあわせて特殊に返納して、事故処理(転居とか還付の処理ですね)定形外とかで事故処理が多いと見た目が多くてやる気がなくなる。あとはサラ金のDMはいつのデータを使っているのかもわからないものがあるので、班の中の誰もが「そんな会社知らないよ」というものが多数出るところもある。

16:45 たまたま今日は残業なしでさようなら。ただし、隔日夜勤となっているうちの課では、夜勤担当の日には電信為替応援で必ず1人は2時間超勤となる。しかもできる人が限定されているし。もう鬱。そもそも夜勤者が一人で賄いきれないような配達区の設定自体がまちがっている。と、同じ班の先輩と愚痴をこぼすこと、ほぼ連日。

これが何もイベントのないフツーの一日でした。

投稿者:匿名さん
2002.6.24up