交通事故とか公務災害に思うこと

交通事故について思うことをまとめてみました。あまり関係のないものちらほら。。。


公務災害の認定は。。。(2004.12.10)

背負うもの。。。(2002.11.30)

交通事故対応(2002.8.3)

.車両担当から見た交通事故(2003.8.27)

公務災害の認定は。。。
配達先の犬が飛び出してきて手をかまれたから、公務災害よね。私は何も悪くない。痛かったから、(勝手に)病院行ってみた、そしたら○○だったから、公務災害になるでしょ。早く処理しろよ。何でわたしがあやまりにいかなきゃいけないの。記入用紙なんでもってこないの!

今日は、なんか、一日中、自分が尖ってて、嫌な感じでしたね。朝一発目から、ちょっと嫌な事件に遭遇しまして・・・。みなさんの周りで、もしくは、ご自身が勤務中の事故等により怪我をしたりしたって人います?

公務災害っていうのは、仕事中にケガしたからって、ぼけっとしてれば総務が全部書類を持ってきて手続きしてくれて、自分はいたいのがなおるまで、お金も出さずに病院へせっせと通えばいいし、仕事は休めるし、その間お給料ももらえちゃうんだよね、ラッキー、なんて考えてる人いませんか?

そんな考えで公務災害の認定をうけようだなんて思ってる人がいたら、殴ってやりたい。

その全てが公務災害に認められると思ったら、大間違い。当たり前のように、仕事中の事故災害に対して全てが公務災害になるんだって、簡単に思ってませんか?公務災害申請するのには、いろんなリスクも付きまとうんですよ。始末書やなんやかや。人事記録に載るものだってありますよ。

通勤途上を含む仕事中の事故っていうのは、ほぼ100%ご自身に非がないってことはごく稀。

確かに、不幸にも公務中に事故にあってしまった場合、ご自分に非が全くない場合であっても、その事後処理に対して、どれだけ多くの人間が、どれだけたくさんの時間をさいて、煩雑で複雑な事務処理や交渉処理をしていくとお思いですか?会社側に与える損害を考えたことありますか?

あなたがそういったものをおこさなければ、その処理はしなくて済むものなんですよ?当たり前だと思ってませんか?
そういうのって考えたことあります?きっと、世界は自分中心だと思ってるんでしょ?制度として、確立されたものであるのだから、権利としてその保障を申請するのは、至極当然のこととしても、だからといって、その態度はないと思いませんか?処理が滞っているわけじゃないのですよ?公務災害って言うのは、認定までにすごく時間の掛かるものなんです。そうやすやすとは、認定なんてされるわけがないのです。例え簡易のものであっても。

 いくら自分に非がないからって、公務災害の認定を受けるの当然だと思って、言いたい放題言うその人に対して、ぶちきれ。←ただし、感情的にではなく、冷ややかに、冷静に事実を言っただけですけど。私も総務課の人間ですからね、そういう人には結構馴れてますし。でも、ほんと腹立たしい。

勤務時間外に休憩室にて、そんなことを言われ、非常に不愉快。休憩中は、プライベートです。声かけたいなら、休憩時間以外の時間にしてください。ふざけんな。その人の態度ひどすぎ。

公務災害の認定却下してやりたいですね。まあ、そんなことは私にできるはずもないけど。

2004.12.10(2007.7.10一部訂正)
背負うもの。。。
交通事故が起こると、みなさんはまず何を思いますか?

先日も、ある職員さんが、配達中に交通事故を起こしました。状況は、『うちのバイクが走っているところへ、子どもが角から自転車で飛び出してきてぶつかる』というようなものだったそうです。SKYTによく出てきそうな状況ですね。

局に入ってきた第一報は、『自転車に乗った子どもが角から飛び出してきて、うちのバイクとぶつかった。子どもが自転車から放り出され、頭から大量の出血をしている。』というものでした。

さあ、この状態を聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?
私は、最悪の状態を思い浮かべました。子どもがもし死んでしまったら。。。。と。

幸いにも、バイクが減速運転していたこともあって、子どもの命に別状はなく、頭を三針ほど縫うだけの怪我で済んだそうです。職員にも怪我はなく、みな胸をなでおろしました。

総務課にいると、交通事故が起こったときには、事故の状況や怪我の状況、現場の状況を確認するため担当者が現場に急行するのですが、大概の場合私はお留守番です。私は給与係で、公務災害の担当ではないし、交通事故の担当でもないのです。現場の状況を見なくてはいけない人ではないからです。だからといって、しらんぷりではありません。

今回のケースでは、子どもさんの命に別状がなかったからいいようなものの、もし子どもさんが亡くなっていたらどうなっていたでしょうか。

交通事故の場合、過失相殺というものが存在するのですが、停車中の車に乗っていてぶつけられたとき以外で『100:0』のうち過失割合が0に認定される(こちらの過失がないとみとめられる)ことは、ほとんどないのだそうです。

バイク対自転車。両方とも動いている。では、どちらがより落ち度があるのかといえば、バイクでしょう?過失がないとはいいきれないのです。こちらの職員に落ち度がなかったとはいいきれません。ましてや、子どもさんが亡くなってしまえば、刑事処分が下るでしょう。そうなると、どうなると思いますか?起訴休職の上、・・・もちろん、失職です。退職金も出ないのです。刑が確定すれば、失職なのです。失職となれば、退職時の処理を給与係もおこなうのですが、そんなのつらすぎます。

私は、『事故がおきた』と聴いた瞬間、ぞっとすると同時に、お願いだから子どもの命に別状がありませんようにと祈ったものです。

今回事故を起こした職員さんは、とても気のいいおじちゃんで、気さくな人です。とにかくとてもいい人なのです。子どもさんも2人いて、まだ学生さんで、奥様も専業主婦で、おうちのローンも払っていて、、、この人がもし、失職したらどうなるか。。。考えてみただけでも。。。。です。

どうか二人とも無事でありますように。たいした怪我でなくすみますように。担当者から事故の状況の報告が局にあるまで、ほんとに心から願ってました。

(2002.11.30)
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交通事故対応
第一報が入ると、カメラやメジャーを持って、交通事故担当者と公務災害担当者など、少なくとも3人以上が、現場に急行します。
現場の状況を確認し、今後の対応を決めるためです。

一件の交通事故が引き起こす処理の多さ、無駄さは、本当にため息が出ます。
郵便局のバイクは、自賠責保険にしか入ってません。
いまどき、自賠責保険にしか入っていないんです。賠償額とても安いです。でも、こえてしまうと修理費用とかどこから出すかって?
それはね、自分たちで稼いだ利益の中から出すんです。

国の機関である郵便局では、民間保険会社の保険には入れないんだそうです。
たとえば、携行販売で一人が2万とか売っても、ほかの人が交通事故(加害者側)を起こせば、利益はすぐにマイナス転落です。

交通事故処理にかかる費用は膨大です。

費用以外に、被害者側との折衝や公務災害申請のための膨大な事務手続きのためにとられる時間の多さ、職員の休業による局側の損失、などなど、前に自局の事故にかかるそういった諸々をお金に換算して掲示したことがありました。

一つの事故にかかる諸費用は、300万以上でした。
また、被害者側との折衝をおこなう担当者は、うつ病になったり、精神的に参ってしまうぐらい神経を使うことになります。
ののしられたり、怒鳴られたりしながら、示談をしなければならないのです。
うちの局の交通事故担当は、ものすごく良い人だけに、見ているほうがつらいです。
事故は、一瞬の気の緩みから起きます。少なくとも、自分から起こすことがないよう十分注意してほしいものです。
(2002.8.3)


〜車両担当から見た交通事故〜
(掲示板より転載)
2003年8月23日に、匿名希望さんよりBBSにて寄せられたものです。ご本人の了解を得て転載しています。



 各課(主に集配)から「○○町の××番地あたりで△△さんが事故。」と内線があると、私も事故現場に行きます。車両担当です。
 先日も、事故がありました。そのときは、貯金課でした。車で現場に急行すると、「ピーポー・ピーポ」という救急車のサイレン・・・・。ヤッバイナーって思いました。職員は見通しの悪い交差点(優先道路)を直進、相手は一時停止不履行で交差点に進入です。職員バイクが、相手方乗用車の前輪付近に衝突です。職員は、見通しの悪い交差点なので減速していました。職員の怪我は、膝と腕の打撲1週間程度です。原付バイクは、フレーム(人間で言えば背骨部分)が斜めに折れていました。
 現場では、警察が現場検証及び双方に事情聴取。で、警察の目からみて、乗用車側の一時停止不履行(ミラーがあっても見ていなかった。ミラーの存在にすら気がついていなかった)ということで、運転していた女性に一時停止とはどのように行うかを厳しく指導していました。
 
 教習所でやりましたよね。”停止線で止まる。車の頭を少し出す。そしてじわじわと前に出ながら左右を確認する”。
 
 運転していた女性は、警察官に厳しく言われて泣き出してしまいました(でも、泣けば済むという問題ではない)。一緒に乗っていた子供さんも、泣き出してしまいました(子供さんのショックも相当なものだと思います)。

 事故現場では、だいたいこのような状態です。その後、人身事故の場合には診断書を持って再度警察に行きます。

 私も、中堅科に行く前は集配にいました。事故は、避けられる事故と避けられない事故があります。本人が、「痛い思いをしたくない」という意識で運転をしていると、いくらかでも避けられます。避けられた状態が ”ヒヤリ・ハット体験”です。事故の場合、双方が動いていれば過失割合が100:0はありません。それと、後ろから前方の車に衝突すれば、余程のことがない限り追突したほうに大きな過失がつきます。

 行き着くところは ”自分の過失割合が低いから良い”のではなく、 ”自分が痛い思いをしたくない”という意識を持つかどうかなんです。でなければ、同じ人物が何度も事故を起こす・起こされるということになります。
 
 局では、緊急の安全運転講習会を行うことになります。

 ちょっと、つぶやきました。(2003.8.27up)