人事制度について思ったことなど
ここに載せたものに関する問い合わせに関しては一切応じませんし、これは全て私の私見です。。そういうことを踏まえた上で、ご覧になってくださいませ。

総務課の給与係を担当するようになって、人事制度というものにとても敏感になったように思います。それは、点取り虫の方法がどうだとかってことではなく、給料に響いてくるから、給与に反映させる処理をするって意味で。給与係としてはものすごく気になるという感覚でね。

特定局にいたころ(いわゆる現場にいたころ)は、人事制度についてあんまり考えたことも気にとめたこともありませんでした。気にするといえば、給料の振込み額ぐらい。働けば、お給料はもらえて、保険をとれば、手当が増える。一生懸命やれば、昇級もするのかと。

ところが、普通局、しかも総務課の給与なんてものを担当するようになったら、そうでもないんだなって。人事制度により評価を決定するのは、私などよりもずっと上のほうの偉い方々なのですが、その下された評価を給与に反映させていくのは、私の仕事です。好む好まざるとに関わらず、どんな人がどのぐらいの評価を受けたのかが、支払うべき給料からなんとなく見えてくるんです。

理不尽だなって思うこともたびたび。あんなに一生懸命やっているのに、きちんと実績も上げているのに、縁の下の力持ち的な存在で、上司の方から目をかけてもらってないために、正当な評価が下されていない人々。逆に、ゴマすりが非常にうまくて、たいしたことなどしてないくせに、どんどん役職を上げていく人。

そして、たいした力量も無いくせに、上ばっかり見て仕事をしている人の下で働く私たち。

給与における定期昇給の処理や特別昇級の処理をしていると、すごく思う。理不尽。

上の人の評価が悪いために、こんなに能力のある人を正当に評価しない。
今の人事制度には、疑問がいっぱい。

総務課の仕事のいろんなことを教えてもらって、ものすごくしかられたり怒鳴られたりしたけれど、でも、すごくいろんなことを知っていて、仕事早くて、確実で、正確で、そして、私が困っていたりすると、すっと、無言で手伝ってくれたりする。そんな人が、いまだに、引き立ててもらえない人事制度。何ナノかなって思うよ。


私が採用されてからのことだけど、新昇格制度ってものができて、そして、みんなが期待した。
今度こそ、正しい評価が下されるのだと。

でも、現実には、そうではなかった。

そして、いま、新しい人事制度が考案され、最終の段階に入ってきているようだ。
一度裏切られた私には、もう、このシステムに対して、『ああ、またなんか上のほうでやってるのね』的な考えしか持てない。

たぶん、ほとんどの人がそう思ってるに違いない。
今まで何度も裏切られて、失望して。


今度の人事制度により、新しく変わるのかもしれない。けれども、期待はできない。なにせ、上ばっかり見て仕事してる人々に自分が評価されるんだったら、たいした評価が下るわけが無いもの。そう思うのは、きっと私だけじゃないはず。それが現実。
2003.3.21UP

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