総務課の仕事って限りないね。よく思います。(2003.5.18)
共通業務に携わってみて思うこと

最近特によく思うのですけれどね、特定局の局長って実は、結構大変なんじゃないかって。

私たちがしてる仕事は、総務課の仕事は、『共通業務』といって、人事・給与・共済・厚生・庶務・切手・車両・物品・事故処理・被服・歳入歳出・式典準備などなど、多岐にわたる。

『お客様とは直接かかわりが無いし、生産性を言われれば、非現業。けれど職員さん方に直接かかわりがあったり、細かくて重要』なことをやっています。

でね、最近思うのですよ。

特定局で共通業務をおこなうのは誰なのかってことをね。

分課されてない少人数の無集配特定局で、共通業務をおこなうのは、局長や局長代理。
彼らって、実は、すっごい大変なんじゃないかと思うのです。

共通業務って一口に言ってもいろんなことがあるから、ここに来てくれてる方々で、ぴんと来る人は少ないかもしれませんね。
多少の説明をしておきましょう。

まず、採用されれば、制服もいるし、胸章、職員証、教本、共済組合への加入、扶養控除申告書や給与振込依頼書、通勤届、住居届、扶養届もかかせなくてはいけない。こういうのを共通業務ととらえてもらえればいいと思う。そういったものをきちんとこなすのは、当然なんだけれど、そう簡単なものじゃない。

出勤簿の処理も休暇経理もユニフォームの更改も各種届の認定事務も勤務時間報告の取りまとめも・・・・・

全部、知らないとできないもの。

だから、それらをきちんとこなすことは誇りを持っていいことだと思う。でも、煩雑で、窓口の人間から見れば、たいしたことしてるようには見えない。

つい先日、私の出身部会の採用時の部会長とお会いしたとき、その方がおっしゃってたことがすっごく耳に残ってるの。
もう、63歳のその局長は、とってもダンディでステキな人です。連絡会の理事を歴任しておられたり、名実ともに実力のある方。その方は、30代のときにお父様の後をついで、局長になられたのね。で、その方がこうおっしゃったの。

『今になって思うのはね、何にも知らないでよく局長をやってこれたと思う。振り返るとぞっとするよ。当時の局長代理が全部、カバーしてくれてたから今までやってこれたんだなって。当時の資料を全部きちんとファイリングしててくれててね。もう、ほんとに助かったものだよ。通勤手当の認定とか児童手当とか、、、共通業務は難しいね。今回の児童手当証明書とかもわからないことが多かったし、もう送った?』

私は、この局長ほんとにできる人なんだなって、思ったものです。

共通業務をないがしろにする特定局の局長って、結構多い。知らないでいることが、どんなに恐ろしいことか、自覚してない人が多い中、この方は、やっぱりできる人なんだなって再確認♪

街の小さな特定局で働く人は、そういう部分で『局長次第』なのかもな〜。
共通業務って重要だよ。

通勤手当は、通勤費きちんと認定してくんなくちゃ、手当つけてもらえないんだから!
扶養手当も住居手当も!

結婚すれば、扶養に入れなくっても、結婚一時金もらえることや、結婚にかかわる休みをもらえたり
子供が生まれれば、共済組合からは、出産一時金だとか、弘済会や互助会に入ってれば祝い品。
いろんなものが、手続きしなきゃもらえないんだから!
児童手当だって、前の年もらえなかったけど、今年はもらえるのに知らなくて認定請求できてない人多いみたいだし

そういうのを教えてあげたり、出させたり、知っていなければ、できないから。


共通業務は、ないがしろにされやすい。でも、実は、一番重要だったりする。給与もらうためにみんな働いているのだから。そう思うんだ。みなさんはどう思う?


2003 .5 .18 UP