組合について思ったことなど
特定局にいたころは、組合同士の確執なんて気にとめたこともありませんでした。ところが、普通局、しかも総務課に来てしまったから、さあ大変。何が大変かですって?それは、総務にきてみれば嫌というほどわかると思うけど、そうでない人たちにもわかるように、かいつまんで説明をしていきたいとおもいます。ただし、私は、組合のことにそれほど詳しくないので、間違ったことを書いてしまっているかもしれません。そんなときは、できればメールで直接管理人までお知らせください。また、私がどっちの組合に入っているかとか、そういうことでの問い合わせに関しては一切応じませんし、組合関係のお話を私にしないでくださいね。そういうことを踏まえた上で、ご覧になってくださいませ。

まず、私の組合に対する考え方です。
  • その組織(郵政・郵便局)で働いている以上、いろんな指示命令がきますよね。それは当然のことです。当たり前なんです。でも、その中には、理不尽なこと、不当なことなどどうしても納得のできないことが含まれてることが結構あります。そんなとき、自分ひとりの力では、はっきり言ってなにもできません。
    泣いてわめいてものを壊したって、何の解決にもなりません。訓告とか戒告とかなどの処分を受けたり、退職に追い込まれたりするだけです。それが現実です。だからこそ、組合があるんだと思います。自分たち自身を守るためにね。>私の考え方は、古いかもしれませんが。。。
  • 一人では、何もできないちっぽけな自分でも組合を通して自分の意見を伝えられるそれが、組合なんだと思います。どこの組合だから悪いとか、この組合は良いとかそういうことを言う人もいるし私自身も考えるときもあります。でもね、その人の意思でその組合に加入してるんでしょうからその人にとっては自分の入っているとこがいいんでしょうね。ただ、組合に入るのは権利であって義務ではないってこと。この違いは、すごく大きなことだと思います。だから、入らないって人の意見も尊重するべきです。まあ、現実には、そうもいかないのですけれど。。。
郵便局の労働組合の種類
  • 郵便局に勤める人たちで構成された労働組合は、ひとつではなく、いくつかの団体があります。全逓、全郵政、郵産労、、、などが有名です。他にも労働組合の団体はいくつもあるそうですが、私の周りでは、これらの団体しかみかけません。ここでは、全逓と全郵政に絞ってかきこみます。
特定局時代の組合の話から、、、
  • 特定局時代に所属していた部会は、職員(管理者除く)の99.9%が全郵政組合員でした。
    ここにいたとき、部会内の局長自ら、組合には入っとけって言う方が大勢いました。この局長方は、組合に入ることや活動することを忌み嫌う局長方が幅をきかせている特定局においては、今考えてもすごく恵まれた(入っていてもいなくても差別しない)ところだったと思います。特定局では、組合を嫌う局長が多いため、組合に入れない人が多くいます。狭い職場環境の中、組合を嫌う局長の下で組合に入り続ける、もしくは、入ろうと思うのは、ものすごく精神的な負担になるからです。いくら自由意思だといっても、局長の胸先三寸でその方針が決まってしまう特定局では、局長の考え方によっては、組合には入りづらいのです。研修中に知り合った友人の多くは、そんな話をしていました。
  • で、組合には私も入ってました。採用時の部会のほとんどが全郵政組合員であったことが関係しています。これだけの加入率は、ほかと比べるとすごいことなんでしょうね。詳しく知らないけど・・・。ただ、ここでひとつ。私は、全郵政がいいとおもったから入ったというのではないんですね。初日に『オルグ』(要するに勧誘です)を受けて流されるように入ってしまったんですね。後悔はしてないし、自分で名前書いて印鑑押したんですから自分の意思なんですがね。。。今、どっちの組合に入ってるかは、ここでは特に書かないことにします。
  • ここでの組合活動は、平均年齢がとても若くって、サークルみたいな感じでしたね。呑み会が主で、スキーとか、バーベキュウとかボーリング、卓球、ビリヤード、、、楽しかったですよ〜。いっぱい遊びに連れて行ってもらいました。
普通局に異動してから。。。
  • 組合の確執ってあるんですね〜、、、ってはじめて思ったのがここに異動してからでした。まず、普通局に異動してきてびっくりしたこと、それは、組合事務室が局内に存在しているということ。これにかなり驚きました。
  • 組合休暇の制度もここに来て、はじめて知ったものです。今までまったく知りませんでした。
総務課にいると。。。
  • 総務課にいると、嫌でも組合とは関わらなくてはいけなくなります。どういう風にって?それは、総務課が打つ施策について、組合折衝とかいろんなことが必要になってくることが多いから。とても良い施策だと思っても、組合折衝でもってつぶされることが多いのです。また、いろんな関係のことで、組合の介入が入って苦い思いをすることが多々あります。そんなとき『煮え湯をのむ』って言葉が頭のなかを通り過ぎていきます。
  • 総務課の施策として行動を起こそうとするとまず、課長も労務担当も『組合説明』から。もう、いい加減にしてよって思うときがたびたびあります。何でこんなことに首突っ込んでくるわけ??って思ってしまうことが多いです。何のための規定なんですか?決まってることを承知で宣誓して働いてるんでしょ?そう思ってしまいます。就業規則は決まってるものなのに、それを組合がまげろというのはおかしなことではないでしょうか?それとも、私が知らなさ過ぎるだけなのでしょうか?
  • 安全衛生委員会って知ってます??はじめて総務に来たとき、その年の安全衛生委員に、なぜか、私の名前が、組合側委員として挙がっていました。本人の了解なしにね。すでに、断っていたはずなのに。総務主任から、『○○さん、名前はいってるね〜』といわれたときには、本気で組み合いやめてやるとか思いましたね。そこで発言された内容、決まったことは、全て、総務課の仕事として降りてきました。泣けました。
組合に加入していない人へ
  • 組合に入るのは権利であって義務ではないってこと。この違いは、すごく大きなことだと思います。だから、入らないって人の意見も尊重するのが当然だと思います。でも、私は組合に加入してない人へ言いたいことがあります。あなた方は、私たちが払っている組合費でもってなされたこと、その利益を享受してるんですよってことへの意識を持ってくださいってことを。定期昇給とかの賃上げに関してとか、休暇の関係、福利厚生の面、局内の待遇、休憩室内に設置されている備品たちこのほとんどが、組合からの申し入れによって実現されていることが多いのですから。今の状態が当たり前と思ってはいけないのだと思います。これらは、過去に、先輩方が勝ちとって私たちに残してくれた財産でもあるのだということを。
2002.6.30UP
2002.10.23改訂

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