窓口でやってしまった失敗 などなど
窓口は、ある意味戦場。戦いの場です。おきゃくさまと日々戦っているわけですが、常に笑顔を忘れずにいたい、、、というか、笑顔でいれたら良いですよね。管理人は、氷のサービススマイルが張り付いてしまっていました。そして、足元においてある、物品の入った段ボール箱は、けり跡でいっぱいでした。ごめんなさい。)


→  ごめんなさい、あなたがあまりにも、にこやかだったから。。。。(2000.8.12)















《更新随時》










窓口でやってしまった失敗 などなど


ごめんなさい、あなたがあまりにも、にこやかだったから。。。。

ある日、私は貯金保険の取扱窓口(受けのほう)に座っていた。
そこへ、とてもにこやかな女性のお客様(30代前半と推定)がいらっしゃって、『改印・改住所・改氏名』の手続をしたいという。
その顔があまりにも晴れやかで、嬉しそうだったから、私は、何を思ったか、通帳とか保険証書の中身をよく見もせずに、繋ぎの話のつもりで
『ご結婚ですか?(ニコッ)』
っと、言ってしまったのである。

おきゃくさまと日常会話をするのは、保険に入ってもらいやすくするためのコミュニケーションでもあり、欠かせないのだが、
普段は、そんなことは(ご結婚ですか?なんてことをね)、もちろん言わない。

でも、その人が、ほーーんとに嬉しそうだったから、口をついてでてしまった。

そしたらその人が、きっぱりと、はっきりと、

『いえ、離婚です。』と。

すみません〜。。。。。。。。。。。ひー、どうしよう。。。。。。。。。
そのまま凍ってしまう私。

流れる冷たい空気。
・・・・・・・・。(汗) 

どうするよ〜。
と、っと、とりあえず、預かって、処理をせねば。。。。。

『失礼いたしました。お預かりいたします。おかけになってお待ちください』

やっとのことで、この言葉を言うと、ひぃーーー、と思いながらも、処理を始めた。

預かったものをまず、チェックする。
学資保険の変更もあるではないか。
ああ、これを先に見てれば。。。。(爆)。。。。全ては、アフターカーニバル。後の祭りである。

とにかく処理を終わらせ最上級の丁寧さで持って、応対をし、そのおきゃくさまは帰っていかれた。
幸いにも、そのおきゃくさまは、怒っていなかった。(心底、ほっ。)

そのおきゃくさまが、帰ったことを確認し、どっと、疲れが出て、よろめいていると、、、、、
隣に座って現金支払いの窓口を受け持っている男の先輩が、ワタシの顔をじーっと見つめる。

『なっ、なんですか?!なんかついてます??』あわてるワタシ。

先輩は、げらげら笑い出した。
『お前みたいな面白いやつ、みたことねー』と。

いやー、穴があったら、ほんと入りたかったです。
(2000.8.12)