■ 特定局について思うこと

総務課にいると、いろんな電話がかかってきます。苦情だったり、問い合わせだったり。

そのなかでも、特定局からの電話ってかなり多いです。
『きっての管理換えお願いします』『胸章をつくってください』『会議室を使いたい』

などなど。ここに挙げたのはごく一部ですけど。

そのたびごとに先輩方が丁寧に受け答えして、電話を切った後、ぼろくそに言っていることを聞いて、どうしてそんなにひどいこと言うんだろうって、ずっとおもってました。

先輩方が言うには、『自分勝手、こっちの都合全然考えない。当たり前だと思ってる。威圧的。言いたいこといってそうならないと、むちゃくちゃなことを言う、めんどくさいことは普通局におしつける、そのくせ普特連携だなんてさ』

私なんかは、無集配特定局の出身ですから、特定局の事情も普通局の事情もなんとなくわかるような気がして、先輩方が口を揃えてそういうのを聞いて、なんか納得いかないな〜なんて思ったものです。

が、最近はそうは思わないんだよね。損害賠償の手続きとか特定局の分も普通局でやるようになって、うちの計画、特定局の引き受けミスの尻拭いを連日してるの。引き受けの段階で、言わなきゃいけないこと、いってなかったのが原因。3時間も、お客様のお怒りの言葉を正座して聞いたんだそうで。

うーん。
私ね、特定局に5年いたの。特定局で自分の仕事の仕方が決まったと思うし、特定局のいいところっていっぱいあると思うんだよね。もちろん、嫌なところもたくさんあるんだけど。でも、自分が所属してた部会は、他の部会の人たちに聞くと相当恵まれていたみたいなの。自分が、局長方にかわいがられていたってのもあるのだと思う。巡回職員として全部の局を回って、先輩たちとも仲良くできたしね。

特定局時代の同期とはいまだに付き合いあるし。

先日、仕事はやめてしまったけれど、仲良くしてくれてる同期の友人とご飯を食べたの。彼女は、とってもひどい局長の下で働いてたんだ。特定局って、局長の人柄によってずいぶん居心地とか違うんだけど、そこは悪いほうでスペシャル級。話をするたびに、私は驚いてばかりだったの。

彼女の退職が決まって、年休消化してたある日、局長のお気に入りの職員が入院したの。その人は、ヒラのときから局長にかわいがられていて、自局で局長代理にまでなったのね。いまって、自局昇任ってだめじゃんね。

その人が、代理になる前、入院したの。入院が支社に知れると昇進できないからって緘口令をしいて、私の友人には『電話で明日は出てこい』それだけ言って、がちゃん。彼女は39度の熱があってふっらふっらなのにもかかわらず、しょうがなくでてったら、そんな事情で。そこで初めてその事情を知ったんだけど、局長から言われた言葉は『おまえ、○○が病気で入院してるってこと誰にも言ってないだろうな。お前のせいでもし、昇進ができなかったら、どうなるかわかってるんだろうな!』訳も分からず怒鳴られた彼女は、悔しいのと熱とで、頭がくらくらしたって。。。その方にまつわる話は、ホントにいっぱいあって、これはごく一部でしかないんだけどね。

サイトを開設してから、ネット上で多くの方々と出会う機会があり、チャットや掲示板でいろんな話を聞いたのですが、特定局長の横暴で苦労してる人が意外に多いのがびっくりでした。

もちろん、人柄のいい人もいっぱいいるんですよ。でもね、世襲制の弊害、転勤しない弊害、ちょっと大きすぎないかなって思う今日この頃。

特定局って元々人数少ないでしょ。局長が、窓口にも出れる人なら戦力にも数えるけど、そうでない場合がほとんどだしねえ。。。。
(2004.9.19)

もどる