ARARA - 21-1
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どる
雲景のあららARARA
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2011年2月19日(土)
あららARARA Web劇場ー名前の検索


あっ! 危ない!
稽古のお手直しの順番が、雲景に回ってきた2月5日のことだった。

目の前の視野が、外側から徐々に狭まって、暗くなってきた。
見える範囲が、野球のボール位に縮まって、その先が丸く光っている。
ここで倒れはいけない。稽古中だ。
「気持ちが悪い」と言って、席をはなれた。

手すりにつかまりながら階段をおりた。
洗面所に行った。立っていられなかった。瞼をあけていられない。
扉の外側から、先輩のSさんの声が聞こえた。
「大丈夫ですか〜〜〜? 片付けて置きますよ〜〜!」
雲景をいつも応援してくださる大先輩だ。

暫くしてから教室に戻ると、クラスメートのMさんが、
「気持ちが悪いと言って、心筋梗塞になった人がいる」 と言った。
そうなんだ。心筋梗塞ではないかと心配されても相応しい年齢になっている。

原因は解っている。心臓はドキドキしていない。極度のストレスだ。
「ストレス梗塞?」という病名はあるのだろうか。
花は花器から抜かれて綺麗に包んであった。若い方々が帰り支度を整えてくれたそうだ。
タクシーに乗り込んで、自宅までの目的地を告げたあと、到着するまでの意識はない。

事の起こりは、松の内もあけて、そろそろホームページの更新をしなければ・・・と思って、
「塚口雲景」を久しぶりに検索した時から始まった。
知人のSS流のブログがヒットした。あらら、塚口雲景の名前が表記されている。
タイトルのアンダーラインの下は、コメントの投稿者の名前が記される所だ。身に覚えがない。
早速、電話をした。

相手方の家元は、「娘は何もしていない、と言っているのよ〜」 と言った。
「サーバーのシステムだということですか?」
「そう」 
年齢は雲景に近いけれども、少し高めの明るい澄んだ声が返ってきた。

こうして、検索のWeb劇場は始まった。

2・3件のうちは、過ちを救済してあげようと思っていた。
相手方が小学校でいけばな教室を開いたBlogの頁に「塚口雲景」で励ましのコメントを
投稿していた。ヒットする筈のない頁は、その「塚口雲景」に連携させているのだろうと推測した。

これはまずいことになる。サーバーのシステムだというのは嘘だと見抜いていた。


                                          続く(編集未完)

づく