Gallery 7-17
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花材: 昼顔 キャノモイスポーカー(アセガイ)
花器: 小鉢 (15.5 x 15.5 x 9.5 cm)
高圓(たかまと)の 野邊(のへ)の容花(かほばな) 面影に
見えつつ妹は 忘れかねつも
万葉集 第8巻 1630 大伴家持
(おおとものやかもち) 718 頃〜785 頃
万葉集の花: 容花(かほばな)
現代名: 昼顔(ひるがお)
山水にささやく
昼顔には、種ができません。地下茎で増えるつる性の多年生植物です。開花時間は朝顔より遅く、早朝5時すぎには花びらを開き始め、夕方まで咲いている一日花です。夏になれば、日中のどこにでも見られる地味な野草ですが、淡い桃色に上品な優しさがあります。
容花(かほばな)には、昼顔の他に、かきつばた、むくげ説があります。
「野辺のかきつばた」とか「野辺のむくげ」と詠い、それぞれの花が醸し出す趣を比べてみて下さい。