Gallery 7-15
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花材： 菜の花 雪柳
花器： 変形花器
春山の 開（さき）のををりに 春菜採（はるなつむ）
妹が白紐（しらひも） 見らくしよしも
万葉集 第８巻 １４２１ 尾張連（をはりのむらじ） 生没年未詳
万葉集の花： 春菜（はるな）
現代名： 菜の花（なのはな）
山水にささやく
菜の花は、地中海沿岸地方が原産のアブラナ科の植物です。
日本には弥生時代に、中国から渡来したといわれます。
積雪の冬ごもりのあとの春菜摘みは、万葉人の大切な滋養で
あったのでしょう。万葉集の「春菜」は一種の植物名として特定
するのではなく、春の息吹を伝える若い菜をいろいろに摘んで、食用にしたものと考えられます。
