2008年09月12〜15日  南アルプス三峰川源流・岩魚つり

 渡辺悟さんの計画に乗って岩魚釣りに行ってきました。メンバーは悟さん、悟さんの会社の、溝上さんと、溝上さんの義弟の塚越さん、もと会員の藤崎さんでした、12日の夜、八時過ぎに迎えに来てくれ、一路八千代市に向かい溝上義兄弟を迎え、三峰川に向かいました、車の中でもと会員の藤崎さんが来るので五人になりますと伝えられました。

 話に聞いていた、三峰川林道の走行は夜のサファリパークのようです、鹿に出会うことは数度、雄シカの大きな角を見てびっくり、車中で思わず、全員が声を出してしまいました、悟さんも思わず、車を止めて、数秒間の睨み合いの末、雄鹿は根負けをしたのか闇に消えました、私たちの車の前を子タヌキが懸命に走っています、逃げる場所がなくてよろめくような状態です、やっとのことで側溝に消えました。

悟さんの苦心の作です、三輪の荷物運搬車です、効率よく荷物を運ぶことが出来ます、向かって右側が兄の溝上さん、左が義弟の塚越さんです、軽く引けるようです。



 

 また、キツネ、いやテンかな、頭が丸く見えるのでテンかもしれません、夜の道を恐れる様子もなく悠然と消えました。三峰川林道は、帰りに見た景色よりも夜の方が数倍も楽しい道です、予想も出来ない動物に遭うことが出来るのです、林道ゲートより19kmの間が最も楽しい場所です。

 イノシシも現れました、50Kgはあったでしょうか悠然と闇に消えました、後ろの二人は写真を撮れなくて残念そうでした。


私の釣上げたイワナです、水から引き抜いたときの感触、イワナの色彩はなんともいえません、腹のパールマークは思わずチュウーをしたくなります。
 

 河原は、獣の足跡で一杯です、明らかに鹿の足跡です、メンバーは熊よけの鈴をつけて釣りに出かけます、過敏になりすぎのようです、この文章を作成している間に、天才クライマーの山野井泰史さんが奥多摩でジョッキング中にツキノワグマに襲われ大怪我をしたとのニュースが入りました、これで私も納得しました。

 北海道の岳人は四十年、五十年と山行を続けていても、まったくヒグマには遭いませんといっていました、ツキノワグマに襲われる人の方が遥かに多いようです。

巫女渕の霊泉・延命水で水を汲む悟さんです、ザックの大きさに私も負けてしまいました。百名水ではありませんが、冷たく美味しい水です。



 

 昨年と比べて河原が大きく変化していると言っています、堰堤までゴロ石で埋まっています、私から見ても魚のすむような川には見えません、昨年までベースとしていた場所も流されていると言っていました。

 ベースキャンプを張り早速釣行に向かいました、渡辺さんから、瀬のほうが今までは釣れましたと教えてくれました、二十代の頃、戸隠山周辺に出かけて以来です、竿を、倉庫から探しての釣行です、銀山湖(奥只見湖)にも出かけましたが二十数センチが最高です、四十年ぶりのイワナ釣りでしたが、三峰川でも釣れてよかったです、欲を言えば三十a後半をつりたかった。

 釣ったイワナの塩焼きも骨酒も美味しくいただけました、やはりなんといっても良き仲間との山行(釣行)は楽しいのです。酒を飲みながらの談笑も楽しい、普段あまり飲まない私も、次の朝が辛いほど飲んでしまいました、周りに灯りがまったくない河原での宴会でした、藤崎さんが持ってきてくれた、3gの美味しいワインはアットの間になくなってしまいました、フランスのワインだそうです、話し好きで、お酒も強く、嫌味もないおっさん(実は社長さんだそうです)でした、又誘ってほしいとのことでした、相変わらず悟さんの食事の用意は手際よく、そつがありません、いつもの事ですが脇から手を出すような隙がありません、話疲れ、飲み疲れ、食い疲れで就寝は二日間ともに七時(十九時)でした。

 釣果は芳しくはありませんでしたが、久しぶりに楽しく過ごさせていただきました、悟さん、その仲間、藤崎さんありがとう。

                                         2008年9月17日・山口峯雄)



TOPにもどる