浅間尾根(浅間嶺・904m) 

浅間尾根(浅間嶺・904m) 2008年03月23
 
ホリデーパスを利用して、奥多摩に出かけました、数年前から気にかかっていた浅間尾根に友人に誘われてのものです、家をゆっくり出て、新宿より、ホリデー奥多摩号を利用しました、新宿より武蔵五日市に一時間と数分です、便利な時代になったものです、奥多摩は都民の憩いの場所でもあるので、電車も私と同年輩のハイカーで満席の状態です、数馬行きで浅間尾根登山口で下車します、百メートルほど引き返し、橋を渡り、舗装道路を歩き始めます、今回のコースで一番きつい場所です、アキレス腱がギシギシ言います、民宿浅間坂を過ぎて、最後の民家を過ぎると道は細くなりますが、とても歩き易く整備されています、このコースは約四時間程です。ほとんど山頂を通らないで九合八勺から九勺を巻くように道が付けられています。
春なのに御前山(1400m)には僅かですが残雪が見られます、浅間尾根には手を伸ばせば春に手が届きます、友と寒さに震えながら一夜を明かした避難小屋のことが重い出されました。次の漢字はなんと読むのでしょうか。地名です。
@人里、A笛吹、B神戸、C事貫、D日向平

 
関東ふれあいの道だけあって、手入れが行き届いています、落ち葉をガサガサ言わせながら歩くのも楽しいものです、標高が千bに満たない山ですが初冬から初春に向けては良い山です、登山道の脇に炭焼き小屋あとがあったり、ほぼ三十分毎にベンチが設置されています。大半は杉の植林された中を歩きます、風見峠分岐まで出ると大きなアップダウンもなく、何かホットさせられます、何でホットするの、友人と二人だけで歩ける満足感なのかしら、いや、別のものかな、仕事からの解放・・・・・・・・…
アズマイチゲです、時沢集落に咲いていました、日陰に小さな塊となって、春よ来い、春よ来いと言っているようです。

  
                     
まだ新芽はふくらみはじめたばっかりです、カラマツも生えていますが、ジンの香りに酔うのはまだ二週間ほど早いようです、アブラチャンの黄色が素敵でした、日当たりのよい場所には春が訪れたように思えます、イルカさんの名残雪を何故か、思い出してしまいました、春一番のキャンデーズではありませんでした。
ブラチャンが春が来るのを待ちきれなくなって、真黄色の花を咲かせていました、落葉樹林の中で一際目立つ話です、何でアブラチャンと呼ぶのか知りたくなりました、山では春を呼ぶ一番の最初の花です。

 
峠の茶屋まで来ると、舗装された道になります、茶屋には、お客さんで混雑しています、コンニャクが売りのようです、秋川谷越に御前山、大岳山(1259m)が目立ちます、遠くに奥秩父の山々が白く輝いています、おそらく雲取山から鷹ノ巣山方面だと思います。
フクジュソウが小さな群落を作っていました、フクジュソウも春を呼ぶ花、春を告げる花のようです、花を一杯に広げて、自己主張を目一杯しています、散る寸前なのかも知れません、数十平米、数百平米と咲いていたら見事でしょうね、そんな野生の花々を見たことがありません、いつかきっと!
次のように読みます。
@へんぼり、Aうずひき、Bかのと、Cことずら、Dひなたひら  と読みます。
 この尾根道を歩いて、私たちと逆コースで出会った、ハイカー(登山者)は中年の女性三人だけでした、奥多摩でメジャーな山は、御前山、三頭山、大岳山、御岳山です静かな山域を選ぶならば、笹尾根、浅間尾根などです、ノンビリとした山行が楽しめます。
       (2008・03・24. 山口 峯雄 記)
                             
                                
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