伊豆ヶ岳・子ノ権現(奥武蔵の山) 

悠々燦歩・伊豆ヶ岳・子ノ権現(奥武蔵の山)2008.4.08
 イワウチワ・カタクリに会えたよ!
 最近出かける度に強く感じることがあります(山行と言えないと思うので)、コースタイムで八時間、それでは六時間で、八時間はキスリングタイムで休憩なしだよ、なんて言っていた時代がこの私にもあったのです、コースタイム通りに歩けなくなってきている、こんなはずではなかった、何でだ、もどかしさを強く感じます、七月の全日本大会に参加する、金沢、野口先輩達に、私がブレーキになっては申し訳ないと思い、一月から二回/月で掛けています。
 4時に目覚ましをセットして、池袋には六時半に着きました、西武秩父線は私と同様のみなりの年配の男女で混雑しています、一時間二十分程で下車駅の正丸駅に付きました、ここから伊豆ヶ岳に登り、子ノ権現間で歩くつもりです、駅では正丸駅から上り吾野駅に下山しました。
正丸駅です、田舎の駅にしては、モダンです、下車したお客は登山者(ハイカー)だけでした、空気が美味しく、桜も満開でした。


 正丸から、安産地蔵尊までは舗装道路です、正丸峠間では舗装されているらしい、左に折れて小暗い杉林に入ります、沢沿いに緩やかな登りです、名栗少年自然の家へ通じる道を右に分け、やがて右手の山腹に取り付きます、泣き坂と呼ばれる急斜面です、立ち木や木の根を頼りに登ります、きつい登りです、これを登りきれば小尾根に出ます、展望が開けます。

男坂の鎖場です。案内書によれば50メートル程あります、難しそうには思えません、立ち入り禁止の看板とロープが張ってあります、ここは登らずに右の女坂を登るように指導されています、私も女坂を登りました。
主稜線に出れば正丸峠の道と合わせられます、いよいよ伊豆ガ岳への核心部ですが、立入禁止の看板が出ていて、右側の女坂への道をとります、階段があれていて登り辛い、女坂から一気に山頂に、出ました。
 三角点と道標のある山頂は東面が開け棒ノ折山、川苔山方面の展望が良い。子ノ権現は南に向います、次から次と小ピークが現れます、急な下りに急な登りです、急な登りといっても一息で登れます。伊豆ガ岳からは滑りやすい急斜面を下ります次に登りついたピークは古御岳です雑木林に囲まれた気分の良い頂にはあずま屋も建っていて休憩には伊豆ガ岳よりお勧めです、高畑山付近はアセビの木が多いです、白い花が付いていました、雑木林と植林に囲まれた高畑山につきます、幅広い急斜面を下ると天目指峠で舗装された車道の越える新峠はすぐ先です、ここから今まで以上に急な登降が続きます、チョットつらいです、竹寺への分岐を右に送れば子ノ権現は直ぐです、本殿の前で振り返ると、超えてきた伊豆ガ岳、古御岳以外に大きく、はるか彼方です、子ノ権現から吾野駅間では5kmの下り道です、内4kmは車道の歩きになります。 行動開始9時00分、吾野着16時00分でした。 緩急を織り混ぜた山道は、私には甘くはなかった。
伊豆ヶ岳の山頂です、山頂は細長く露岩が目立ちます、多くの登山者が腰を下ろして、早昼を取っています、伊豆ヶ岳山頂は僅か八百五十一メートルです、風がなければ熱射病の可能性もあるくらい、半袖姿で登っている登山者も大勢いました。

イワウチワ
新峠からの登りに咲いていました、イワカガミよりも小さく、あれ、イワカガミがこんな所に咲いていると思ったのですがよく見たら花の形が違うのでイワウチワと気がつきました、今年出会えた花で一番うれしかった花でした。