2012・08・27
岩手山
岩木山は今回を含めて三回目です、一回目は残雪の頃、網張からリフトの下を登りました途中一泊して不動平の避難小屋に入りました、二回目は初夏の頃、馬返しからコマドリ清水経由で不動平の避難小屋に入りました、初夏の時には高山植物が結構目に付きました、不動平から上部の砂礫地には、コマクサの群落に驚いたものでした。
今回のコースはまた初めてのコースである焼走りコースを選びました、キャンプ場もあるし、温泉もあるので選んだようです、コースタイムも馬返しより一時間程短いのです。
キャンプ場は空いていてよかったのですが、設備がいま一つでした、子供向けの設備で腰が痛くなりました、都合このキャンプ場には二泊したのですが、温泉は入浴料金も安いし最高でした。
オオバタケシマラン
林床を何か無いかなと観察しながら歩くと赤い実がついているのを見つけましたゴゼンタチバナかなと一瞬思いましたが、茎が高いユリの親戚である、オオバタケシマランでした、赤い実〔種子〕は口にしていません、本当は口に入れてみたいのですが、怖いのです、従ってどんな味がするのか私にはわかりません。
ハリブキ
林床にハリブキが赤い実をつけていました、ハリブキの特徴は、小型の落葉低木で一b足らずの幹や葉柄、葉面まで見るからに痛そうな棘だらけである。
登山中に触ると大変です、若々しき頃ノーグローブでこれを触りひどい目にあいました、手から血が吹き出ました、それ以来できるだけグローブを付けるようにしています。
登山手続き
登山手続きの渡邊〈悟〉さんです、カードに記入して箱に入れるのです、下山時刻は十五時と記入したようです、朝起きたときには霧がどんよりとしていましたが段々と上がってきて視界も良好といったところです。
ツバメオモト
初夏のツバメオモトの白い花は清潔で大好きなのですが、青紫色の種子〔実〕を観てはてなんだろうと考えてしまいましたが、葉を見て、なーんだ、ツバメオモトじゃないのになりました、種子はネックレスにしたいほどの美しさです。
第一噴出口からの溶岩
渡邊〈悟〉、野口組と分かれて,私達、金澤,山口は行ける所までゆっくりと登ことにしました、その途中の、第一噴出口からの溶岩流に立つ金澤先輩です、吹き上げる風がほてった体に心地良いです、展望も好いです。
眼下には私達の登山ベースのキャンプ基地が小さく見えます、朝から積乱雲がモクモクとしているので午後の雨が心配です。
ウメバチソウ
初秋から晩秋にかけての代表的な花は誰が何と言ってもウメバチソウです、登山道の両脇には、大げさに言えばビッシリと花をつけていました、まだ蕾も多くこれからさらに花をつけることでしょう。
花がウメの花のように花弁が五枚なのですが、惜しいかな梅の香りが全く無いことです。
ツリガネニンジン ?
花がツリガネニンジン族のような形態をしているので参考書を調べたのですが、本当のところはまだわかりません、ツリガネニンジンは山菜として利用されているのですが、葉が少し違うようです?
正直な所、三峰川に似たような花があったようなのですが、わかりません、茎から上がシカに食べられていました、この花は東北の山に多いようです。
オヤマソバ
オヤマソバでしょう、花がソバに非常に似ているからだそうです、高山帯の砂礫地や岩場に多くみられます、火山灰土が好みのようです、一面に咲いていると興味を引きます。
ホタルブクロ
ホタルブクロが小さな塊を作って咲いていました、花はもう終わりに近いようです、他の塊は種子〔タネ〕になっていました。
エゾシオガマ
林床に白い花が咲いていたので目を移すと、シオガマのようです、白花で花も巻いていないのですからエゾシオガマのようです、他のシオガマ(ヨツバシオガマ)は花が終わり立ち枯れに近い状態になっていました。
シロバナトウチソウ
登山道脇に咲くシロバナトウチソウです、白い花は好きです、花の少ない時期なのでより目立つのです。
ミヤマアキノキリンソウ
林床に一面にミヤマアキノキリンソウが咲いていました、林床が黄色く染まっていました、二十u程です、こんな規模で咲いているのは初めてです。
コマクサ
焼走りはコマクサと天然記念物の熔岩流で有名です、コマクサの花は終わっているとばかりに思っていたのですが、しぶとく咲いて、私達の目を楽しませてくれました、花は淡い白に近いピンク色でした、本来はもっと赤が濃いのですが、花が終わりなのでしょう、淡い色彩に変わっていました。
コマクサはこの色が好きになりました、真赤なコマクサを、草津の本白根山で見たことがありましたが、表現が上手くないのですが,いやらしい赤でした。
オヤマソバとコマクサ
オヤマソバとコマクサが一緒に咲いています、コマクサもやがてはオヤマソバに飲み込まれ、見られなくなるかも知れません、オヤマソバも小さな潅木に変わることでしょう、後20日早ければコマクサの満開に出会えたかも知れません。
ヤマハハコとウメバチソウとオヤマソバ
珍しい組み合わせで咲いていたので撮影をしました、この中で一番強いのがオヤマソバであると思います、やがて一面がオヤマソバに変わることでしょう、一番強いのがオヤマソバのようです
溶岩流のアカマツ
溶岩流の中にアカマツが生えていました、天然記念物の溶岩流だそうです、監視人が溶岩の持ち出しを厳しく監視しています、思わず何をしているのですかと聞く所でした、アカマツは太くないので生えて五十年位だと思います。